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あまりにもひどい罵詈雑言の数々にさすがの生徒会長も引き気味。
「あ~あ、いやだいやだ。私はこんなやつらにはなりたくないな~・・・」
と、コメント欄に突然こんな書き込みがありました。
「おい、みんな、金目ひなたが生放送に出てるぞ!」
それを見た生徒会長はびっくり。
「金目ひなた? ええ? え~!?・・・」
コメント欄は、
「おい、みんな、そっちに行こうぜ!」
「こんなへったくそなギターなんか聴いてたら、耳の毒だ!」
こんな書き込みだらけになりました。
生徒会長もマウスを操作。慌ててそちらに移動しました。
タカハマチャンネルの生放送は3万人以上が視聴してましたが、これをきっかけにものすごい勢いで実況民が減っていき、カウンター数はあっという間に5千以下になってしまいました。
ちなみに、この数、いつものタカハマチャンネルの生放送の視聴者の数です。つまり本来のタカハマチャンネルの視聴者だけとなったのです。
今真土灯里が弾いてる曲ですが、真夜中のノックのundercover。オリジナルの音源からギターの音だけを抜いたものに、真土灯里が生でギターを入れてたものです。
なお、オリジナル音源は真土灯里の父、真土勝之がギターを弾いてます。
今まで罵詈雑言だらけだったコメント欄は、真土灯里を大絶賛する書き込みだけとなりました。
「ブラボー!」
「すごい! こんなすごいギター、他じゃ聴けないよ!」
「さすが真土勝之さんの娘だ!」
真土灯里のギターは、ふつーの人がふつーの感覚で聴けば、人間離れしたとてもすばらしいギターなのです。
高浜さんも起立して拍手。
「すごいよ。ほんとにすごい! お父さん以上じゃないか!」
真土灯里ははにかみました。
「あは・・・」
高浜さんはカウチに座り直し、自分の隣りのスペースを見て、
「ちょっとここに座ってくれないか?」
「あ、はい・・・」
真土灯里はほんのちょっと間隔を開けて高浜さんの隣りに座りました。高浜さん。
「君に逢って欲しい人がいるんだ」
高浜さんは目の前のテーブルに置いたノートパソコンを軽く操作。するとノートパソコンに3人の男性が映りました。
3人は長いカウチに並んで座ってます。3人とも30代か? 真土灯里はそれを見て、高浜さんに質問。
「え? この人たちは?」
すると画像の中の1人が応えます。
「あは、そっか、わからないか・・・」
別の1人。
「ボクたちはよく知ってるけどね、君のこと」
さらにもう1人が、
「もう10年以上も逢ってなかったからなあ・・・」
高浜さん。
「この人たちは真夜中のノックの元メンバーだよ」
思わぬ回答に真土灯里は腰を抜かすほどのびっくり。
「ええーっ!?」
再び生徒会長の部屋。生徒会長が見てるインターネットの画面は、別の部屋を映してました。胡桃なるの部屋です。
と、日向隊員の顔のアップが映りました。それを見て生徒会長の顔がキッときつくなります。
「日向!・・・」
生徒会長は自身がこんなに惨めになってしまったのは、ずべて日向隊員のせいだと思ってます。恨み骨髄なのです。困ったものです。
あらためて胡桃なるの部屋。今は即席のスタジオとなってます。1人がけソファに胡桃なるが座り、3人がけソファには日向隊員が1人で座ってます。日向隊員は普段着に着替えてます。
2人の間にあるテーブルの上にはノートパソコンが背中合わせに2つあり、それぞれ胡桃なると日向隊員に向いてます。そのパソコンには2人を映した映像が。そう、今生放送中なのです。
映像はそれぞれのノートパソコンに内蔵してるカメラが映してるようです。




