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コード・オブ・レヴァリエ  作者: 伊瀬 未兎
第四章 『誰が為に』
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第四章 『誰が為に』 3-1

今作品初めての遅刻投稿申し訳ありません。




3-1段落、どうぞ!

 大地が揺らぐ。



 地面の所々がひび割れ、そのひびは校舎の壁を伝って屋上まで伝わってくる。



 空が赤い。



 いや、厳密に言うと赤いのは空ではない。



 『MAB』の敷地全体を囲うように設置された魔方陣が赤く輝いているのだ。



 次々に下の方から様々な色をした魔力が浮き上がってくる。


同時に、校舎全体から悲鳴が響き渡る。



 上空に集まった魔力はしばらく空中に留まった後、ある一点に集まっていく。



 魔方陣の中心、つまり、美夏の元に。





「アッハハハハハハハハハハハ!!」





 美夏は雄介に向かって盛大に高笑いをして見せた。





「ついに、ついにこの時が来た!



奴らに復習をするこの時が!」





 魔力が一気に美夏の体の中に吸収されていく。





「が、あッ!」





 雄介は今まで味わったことの無い苦しみに悶える。





「や……めろ、美夏……ッ!!」





 雄介がそう叫んだとき、美夏の体のあちこちから血が流れだした。





「やめるんだ美夏!



そんなことをしたら、お前の体が……ッ!」





 本来一人分の魔力しか持ち合わせない体にそれ以上の魔力を入れ込む時点で異常であるのに、


一人二人どころか一気に大人数の魔力が流れ込めば、


当然体自体の魔力容量を大幅に越えて死に至る可能性がある。



今美夏はそういった状態にある。



これ以上魔力を吸収し続けると、本当にとんでもないことになりかねない。





「美夏!この、わからずやが……ッ!!」





 雄介は体中を駆け巡る言いようのない激痛に耐え、ふらふらと立ち上がる。





「!?」





 そんな雄介の行動を見て、美夏は困惑の表情を見せた。





「お前と家族との間に何があったのか俺は確かに知らないけどさ、


お前が昔どんな目に会ってきたのか知らないけどさ、


今のお前を見て、胸が苦しくならない奴なんていねぇよ!」





 雄介は哀れむような目で美夏を見つめた。



美夏の体からは未だ血が流れ出していた。



美夏の口元から一筋の血が伝う。





「な、にを……ッ!



私はお母さんの復讐の為にこうやって……」





「じゃあ一つ聞くが、お前の親は復讐してくれって頼んだのかよ!!」





「!!」





「復讐してくれって、奴らを殺してくれって。



美夏、お前にそう言ったのかよ!」





「そ、それは……」





「それともなんだ、


お前の親は平気で自分の娘を人殺しにさせるような卑劣な奴なのか?



それなら俺は、お前の親の頭はおかしいんじゃないかと思うね」





「……ッ!お前!私のお母さんを侮辱するなぁ!!」





「侮辱してんのはお前だろうがぁ!!!」





 今までに無いくらい、雄介は美夏に向かって大声で怒鳴った。



大気がびりびりと振るえる。



美夏も突然の雄介の声に体をびくつかせた。





「どんな理由にせよ、


お前を生かしてくれた親が今、


天国でお前の姿を見てどんな気持ちになってると思う!



自分の娘が復讐に燃えて、


自らの体をぼろぼろに傷つけている様子を見てどんな気持ちになってると思う!



自分の娘が、見るも無残な姿に変わり果てていく様子を見て、


一体どんな気持ちになるのか分かってるのかお前は!!」





 怒鳴り散らす中、雄介の目から涙がこぼれ始めた。



それを見た美夏が身じろぐ。





「わ、私はもう……私はもう後戻りなんて出来やしないのよ!!」





「だから俺は、お前を助ける!



そして、天国できっと見守ってくれているお前の親の為にも!



俺は!」





 そう叫ぶと、雄介は美夏に向かって走り出した。

第四章3-1段落、いかがでしたでしょうか?





前書きでも申し上げた通り、


今作品初めての遅刻投稿となっていまい申し訳ありませんでした。



以後気をつけますので、


今後もこの小説を読んで楽しんでいただけると嬉しいです。



さて、今回は雄介が行動に出ました。




美夏やその他大勢の命を救うために、雄介は今後どうしていくのか!?





次回、


ついに、捕食者(美夏)と雄介との間に終止符が打たれる!




では、お楽しみに!

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