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第五十五話 罠

「消えてくだされ…この世界から」

「ニシ…」

不適な笑みと共に現れた金髪ポニーテールの男は、カポネが背後を向くのと同時に、下がった頭を上げ…その月光の目を開く

(パリン!)

しかし、開いた瞳孔と共に、彼女を見つめるその目の前に現れたのは誰かの足。

「ヒュ〜、クイーン…」

「ロッハ〜」

現れたのはベシル。挨拶と共に、食らわせた空中からの一撃。その一撃で、男の眼が宿す力を砕き割り。

「それで、今回はどう言う用件でぇ〜」

「用件?んなもんねーよ、ただ…」

「ただ?」

ベシルは、カポネの前に立たずみ、月光照らすその男に対して告げた言葉…

「ただ…大事な弟子と、友達を助けに来ただけ…だぜ…」

「ベシルちゃん…」

「だから悪りぃ〜な、虚。テメェーはここで…」

先に仕掛けたのはベシル。

「死ね…」

「イー!」

男は、奇声を上げながらその攻撃を避ける。

(なに…何が起きたの…)

見えない、そう、先程まで超光速の世界で戦っていた彼れらですら見切ることの出来ない。まさに…

((神速!!!))

「くっ!」

(ビリビリ…)

その姿に、何かを覚えたのか、加勢する様にベシルに向かって超光速の居合で近づくアグリオス。

「あ"」

しかし、その行動はベシルの放った殺気に押される様にして止まり。

(バキン!)

ベシルは、足に鎖を纏ってそれを上から振り下ろす様にして蹴り砕く。

「なぁ…」

「良い子は黙って…」

「ぐっ!」

ベシルは、アグリオスの首を強く掴み。

「ねんねしな」

(グキ)

首をあらぬ方向に曲げた。

「あ…」

アグリオスはその場に倒れた。

「あんたの剣がどんなに凄い素材で出来ていよーが、それにどんな細工がされてようが関係ねぇ〜伝説の剣も神の神器も…等しく俺の前じゃ無力だ…」

ベシルはそう言い切って

「ヤッホォーーー!!!」

後退する彼を追ってこの場をさる。

「なん…だったの…」

カポネは、まるで通り雨の様に吹き荒れ去る時は虹を残してその場から消えるかの様に救うだけ救って消えていった彼女の方を見つめていた。

「あら!そうだわ、色男くんを…」

気絶したそれを目的の場所に連れ帰ろうとしたが、既に彼の姿はそこに無い。


ーーー戦艦・スキーズブラズニル 船内ーーーー

「よっと!」

山吹色の空が広がる空間に、大地の如く聳え立つ。神々しく輝き続けるその戦艦の中…

「お〜い、起きてくださいよ。アグリオスお兄様。」

そう言って呼びかけ、ここまでアグリオスをら運んできたのは、般若の仮面を被った女。

「その呼び方はやめてもらおうか…ツギハギ殿」

「お!起きた。てか〜なんで嫌なんすか?良いじゃ無いっすか、アグリオスに・い・たま♡」

(ダン!)

そう返すツギハギのこめかみを掠めるように飛んできた全長5mはくだらない両手剣。それはまるで、アグリオスの怒りをそのまま体現したようで…

「怖いすねぇ〜」

「すまぬな、しかしこの空間は今の通り、拙者の感情に応えて武器が勝手に出てしまうでござんすから…あまりふざけた発言は控えていただこう…」

「はいはい、ところでこの剣も…」

ツギハギは背後の壁突き刺さった剣を取り。

「"お父様"のお造りになられた剣すか?」

「そうでござんす。その剣の名は"巨人殺しの(ギガント・バスター)"刻まれしルーンは破壊。その剣に使用されている鉱石は我が国が誇る…」

「"凍れる女神の涙"でしゃーせ、アグリオス兄様。」

そこに現れたのは笛男こと…

「フラウトか、帰っていたのだな。」


フラウト・O・クーストス

年齢:2千歳・弱

種族:不明

器:音

愛用魔法:崩壊の角笛(ギャラルホルン)

    崩壊の角笛・序曲

    (ギャラルホルン・ピリンキピウム)

    崩壊の角笛・終曲

    (ギャラルホルン・フィーニス)


「アグリオス兄様も元気そう…では無いですね。」

「さよう…」

先程までの戦いで疲弊し切って、傷だらけの二人は予想外の強さだったのか、先程までの戦いを思い返しながら落ち込んでいる。

「シャッシャッシャ!どうしやした旦那方、そんな暗い顔しちゃって…」

そこに現れたのは、無傷かつ脱皮によってさらに完成された肉体へと昇華したガルズガンドは二人を煽るかの様にそう言った。

「ん…」

またも飛んでくる武器、次はモーニングスターの登場だ。

「ふ!」

しかし、飛んできたモーニングスターごと一瞬で凍らせる冷気。

「どうでやす?」

「…消えろ…」

「シャー!シャッシャッ、了解だぜぇ〜旦那。」

ガルズガンドはその場を後にして、船内のどこかに消えていった。

「で、計画の動きだしは…」

「はい、現在虚が狐を惹きつけてるっす。あのまま目標地点で手筈どおり別空間に送り彼らと分離させ、それが済んだらフェーズIIIを始めるっす。な・の・で皆様は、それまでしばし負った傷でも…」

ツギハギを襲う無数の刃。

「お休めくださいっす…」

「承知した…」

「了解でしゃーせ。」

ツギハギは鼻歌を歌いながらその場を後にし、フラウトとアグリオスはその場に座り込み、傷を休めた。


ーーーーーー裏路地 バスケコートーーーーーー

「は!」

キッドは目覚めたその場所は、見覚えのあるバスケコート。

「よ!赤眼の坊や、目覚めたかい?」

「はい!」

キッドが目覚めると、そこはリップの膝の上。

「え〜と、確かあなたは…」

「紹介遅れたな、坊や。あたいの名はリップ、ここらじゃ名の知れたギャングチーム、路上の天使達(ストリートエンジェルズ)(ヘッド)にして、かのストリートクイーンを超える女だ。本名は聞くなよ、聞いたら"ぶっ殺す"からな、ってことでしくよろ。」

なぜか本名をの部分だけな・ぜ・か、こわばったがそれ以外は至って普通の自己紹介だった。よっぽど自身の名前が嫌いなことが窺える。ここまで来ると少し気になるが、キッドはあえて聞かない。

「それで、戦いはどうなったんですか?皆さんは無事…」

「じゃ、無いわよ。」

背後から聞こえた見知った声。

「おはよう、キッドちゃん。早朝からごめんなさいね。」

背後に立つのは、頭から足先まで、全身包帯が巻かれたカポネの姿。その鉄臭い匂いからは、大量の血が流れたことが見て取れる。

「いえ…それより、じゃない…とは?」

「…あたしも含めてだけど、特にスターちゃんが…重症よ…」

「…」

その言葉は、キッドの顔に影を落とさせた。


(ピー…ピー…)

クラブの医務室で…弱々しい姿を見せながら、ベッドで寝たきりの彼に…


「僕も…彼の元に!」

「ダメよ!」

「なぜですか!」

カポネはその傷痛む剛腕で、今にも命付きそうな仲間の元へ向かおうとするキッドを止める。

「あなたの見るべき現実はそっちじゃ無いでしょう!」

「え…」

「目の前に…いつ推し推せるかもわからない敵がいるのに!」

徐に、キッドの胸ぐらを掴み。

「あなたは医者じゃない…戦士でしょ!目の前の強大な敵から目を背けている時間なんて1秒だって無いはずよ!」

それは、カポネが出した結論。仲間は確かに大事だ、しかし、だからと言ってキッドが今スターの元に言ったって結果は何も変わらない。ならば、ならばまだ変えられる可能性のある次の戦闘に備えて準備する方が得策だ。自身を兄弟と呼んでくれた親友を失いそうで冷静さを失っているキッドに、確かな現実をカポネは突きつけ否が応でも理解させた。

「…」

しかし、彼も少年。頭で理解していても、気持ちはそうはいかない。何より、さきの戦いで完敗したキッドに、再度それらに挑もうと言う気概は無い。だからこそ、顔を俯けた。自身の不甲斐なさと同時に、きっと"彼女が"来てくれると言う期待を胸に…

「言っておくけど、ベシルちゃんなら来ないわよ。」

(!)

キッドの全身に痺れが走る。

「なんで…なんでベシルさんが来ないんですか!」

「敵を追って一人でね。少なくともこの場にはいない。」

キッドの目から完全に光が消える。それは、彼の中に芽生えた絶対の希望であるベシルの消失による…"絶望の表情"。

「彼女が来れば、なんて思って無いでしょうね。そんな"他力本願"が許されると思っていたの。全力で戦った仲間を思っているにしては、あまりに無責任じゃない…」

図星だった、キッドは全力で戦い続けてきた"つもり"だった。しかし、なぜキッドが学都でも、そして今までの戦いでも諦めずに戦い続けることができたのか…それは、二つの安心からだった。一つは、自身の身体能力が誰よりも勝っていると言う安心。そして二つ目が、ベスル・ラブ・アンベシル、彼女の存在だった。そもそも、ベシルが登場するまでの彼の戦いのレベルと、最近の戦いのレベルは、"異常"と言っていいほど上がった。それを一番体現したのは、帝都での団長との戦いだった。肉体も、魔法も、経験も、技術も、そして今まで彼の根幹、原動力ともいえる正義に賭ける心すらも、完全に断たれたあの戦い。無意識だった、キッドはすでにあの時から…


"自分の強さへの自信を無くしていた。"


そんなキッドに、カポネは目線を合わせる様に膝を曲げ、肩にポンと手をかけて問いかける。

「キッドちゃん、どうしてスターちゃんがあんなにボロボロになってまで戦い続けていたか…わかる?」

「…僕と違って、スターくんには立ち向かうだけの勇気があるから…」

「違うわ。」


これは、スターが気絶する間際に言った。たった一言…

「スターちゃん!なんでこんなになるまで…」

大きな手で、スターの弱々しく震える手を握るカポネ。

「兄弟…と…約束…した…から…」


時は現在へ…

「約束…」

「そうよ、キッドちゃんに"セイラさんを頼む"って言われたから、全力で守った。そのためにスターちゃんはあんなにボロボロになったのよ。」

「そんな…僕のせいで…」

キッドは、自信を責めた。親友を…兄弟と呼んでくれた彼を自分自身の軽い気持ち一つで傷つけてしまったことを…そして震えた。また…また…


"「おばぁちゃん!!!」"


目の前で、自分のせいで人が亡くなってしまうかも知れない現実を…

「…」

無言で泣きじゃくる彼にカポネは、肩に乗せた手を離し、再び立ち上がって言った。

「這い上がってみなさい…」

「え?」

「地の底から!絶望の淵から這い上がってみなさい!!!。そして打ち破ってみなさい…目の前の高く聳え立つ、実力の壁を!魔力の壁を打ち破ってみなさい!!!。」

カポネが次に発した言葉が、消えかかったキッドの闘志に火を灯す。

「"英雄"なら!何度だって立ち上がって、全てを凌駕して見せない!!!」

「英雄…」


そう…キッドにはあったんだ、たった一つ…今だ誰にも歪められない、否定されないしさせない…原点(オリジン)が…


"「僕ね、いつか魔法騎士になって、そのご本の英雄よりも強くなって。世界一の"大英雄"になるんだ」"


絶対の柱、燃え尽きた炎に大量の油を注ぐかのようにその言葉は、さっきとは違う意味でキッドの心と体を震えさせる。

「お願いします…」

「何かしら?」

「僕を!強くしてください!」

キッドは、カポネとリップの前で深く頭を下げて願った。

「いいわよ。リップちゃんも付き合ってもらえるかしら?」

「なんであたいが!それになんの利益もなくタダ働きなんて…」

「リップさん…」

嫌がるリップにキッドは真っ直ぐ瞳を見つめ一言。

「なによ…」

「リップさんが…僕には必要なんです(キラン!)」

キッドは、普段は絶対に使わない渾身のイケメンオーラでリップの両手を自身の手で覆うようにして握り、頭をややクイットっとさせ、目をうるうるさせながら頼んだ。

(いや、流石のリップちゃんでもこんな見え見えの手には…)

「まっまぁーそんなに言うなら仕方ないよな。」

リップは、見つめてくるキッドから視線を逸らし、顔を赤ながらそう言った。

(ダメだわこの子、顔に騙されて引っかかるタイプだわ。)

カポネは、少々呆れつつ。

「まっまぁ〜いいわ、話も済んだことだし早速特訓に入りましょうか。みんな!準備はいいわね!!!」

「「おう!」」

そこに立つのは、ハート盗賊団、路上の天使達(ストリートエンジェルズ)裏社会労働者組合(バック)燃卑鑑(モヒカン)その他、ありとあらゆる商国中の強者達がその場に集った。

「皆さん…」


そして、始まった。突貫工事もいいとこの、一夜漬け特訓。

「最初は、俺様だぜ。白王子。」

「その名前、まだ諦めて無かったんですね。」

二人は、剣を構える。

「俺様が担当するのは、見ての通り剣だ。仮にも特訓だからアローぺクス様々からいただいた騎士団練習用のこのちゃちなおもちゃを使わせてもらうぜ。あと時間もねぇ〜しな、光術含め。俺様の剣術を一から教えるのはどう考えても無謀だ。だから…」

その瞬間、BADは目の前に踏み出す。

(早い!!!)

それは、小細工なしの純粋な…


"剣!"


(ダン!)


ただの刃のない練習ようのゴムの剣。そんな、斬れもしない剣が、鍛え上げられたキッドの肉体を貫通して…

「がはぁ…」

血反吐を吐かせた。

「は!」

キッドは、投げ出された空中で意識を戻して、クルクルと回転しながら体勢を立て直した。

「剣速…だ。」

「剣速…」

「剣ってのは、術と速度、そして姿勢の三つが合わさって完成する。」

「三つが合わさる…」

BADが、わかりやすいように指で三を作りキッドに説明する。

「そのうちの一つ、剣速を鍛える。理由は一つ、まず術はお前本来が流派を習う時すでに得たものだ。だからわざわざ覚え直さなくていい。あんなもんはやり方さえ解りゃぁ〜いいしな。」

「そうですね。でも、BADさんの術も手に入れたら、一石二鳥に…」

「そんな時間がどこにあんだよ」

「あ〜そうでした。」

BADは冷静だった。冷静に時間とキッドの実力を正確に計算し、最短で効率良く、必要な技術を身につける方法を模索し、そしてその回答をキッドが目覚めるまでの丸々8時間30。常に考え続けていた。

「そんでだ、姿勢についてだが…こいつは、他の二つに関わってくるんでな。一応確認しておくぜ。」

「はい!」

「まず、基本は三つ。俺は左手しかねぇ〜けど両手で縦に持つ竹刀持ち。こいつは、両手で持つのと、振りやすいから威力が高い。だが、隙もデカイ。次に、腰に剣をやって姿勢を下げ、間合いの中に入った対象を斬る抜刀持ち。こいつは初手が早い分次の移動にしにくい。その次が逆手に持つダガー持ち。こいつは振りが少ない分相手に挙動を読まれにくいがリーチが狭く、振りがない分威力が落ちる。つーように…」

BADが懇切丁寧に説明している間、キッドはふと気づいた。

(そうか、いつもの飄々とした雰囲気で忘れていたけど、BADさんは帝国三大貴族ゾンネ系の長男で、元騎士団の副団長で、トップマフィア裏社会労働者組合(バック)の右腕で、億超えの賞金首をまとめる盗賊団の頭。よく考えたら、凄い人なんだ。そもそも、副団長と最低ランクの第五級の僕じゃ、知識も経験も実力も、遥かに格上。)

「ん?どうした、キッド。」

「いっいえ!」

BADは、何やらぼ〜としているキッドに問いかけ

「まさか、今さら俺様の凄さに気づいたなんて言わないよな。」

(ギクリ!)

「図星かよ、まぁ〜無理もねぇーよ。だって、お宅の周りにいるフェラ姉〜や博士公に比べたら、俺様なんて下の下の下ってなもんだい。」

「そんなことは…」

「あるさ…」

BADは、深々とため息をついたあと、キッドの目を睨むようにみてこう言った。

「俺達ハート盗賊は確かに、億超え賞金首の集まりで半数が混血児の集団だ。でもな、そんなの比べものに何ねぇ〜のがテメェーの刻んだ…その"十三の刻印が刻まれた"世界最悪の犯罪者集団十三騎士団って言う連中だ。」

その言葉、キッドは驚いた。なぜなら、十三騎士団と言う名は200年前、団長ベスル・ラブ・アンベシルの処刑失敗と刑務所からの脱走それらの歴史は五大国のあらゆる文献から抹消され、本の虫と呼べるほど歴史に詳しいキッドが、その名を一度も聞いたことのない闇の伝説。だからこそBADが彼らの名を知ることに驚いた。

「なぜ…その名を…」

「俺様は200年前から生きてんだ、それに奴らの名が御伽話にされる前の150年前には俺は騎士団の副団長だぜ。聞いてたさ…奴らのは全員が50億超えの賞金首。」

「50億!」

それは耳を疑う数字。

「かつ、一人一人が一国の全勢力を相手取ってそれを殲滅せしめるほどの実力者の集まり。」

「一国を…殲滅…」

「そして、テメェーが今から挑もうとしてる敵も、これから挑むナンバーズやそれに連なるやつらは、それだけの実力を猛者達が口を揃えてヤベェーって言う連中だぞ。」

キッドは目を見開いて、一切の動きを止めた。その事実はそれだけ衝撃的だった。彼が今まで歩んできた人生で見たことない強者達。最強の名を欲しいままにする彼らに、キッドは挑まなければならない。それがどれだけ遠い道でも、それがどれだけ高い壁でも階段でも。彼はそれにこれから挑まなければならない。

「自覚しろ!テメェーが額に刻んだその数字の意味と、これから待ち受ける高すぎる壁の数々を。そして心しろ、立ち止まっている暇なんてねぇー!千重だろうが億重だろうがそれ以上だろうが、どんなに高くて厚い壁が立ち塞がろうとその全て…」

キッドの目の前に、提示された最大の課題。それを、突きつけるのはBADの言葉。

「"全てぶっ壊しちまえ!"」

キッドは再び、その目を動かし、拳を握って

「はい!」

と返した。

「そうか…それじゃ…俺様も全力で教えるぜ。この無理ゲー、必ず果たすぞ。そんで…一旗あげて夢叶えろ。」


それは数時間前、ホワイトテラスの屋根でのベシルとの最後の会話。

「僕を…弟子にしてください!」


そして、提示された条件。

「キッドちゃん、ベシルちゃんからの伝言よ。この戦いで一人でも敵を討伐できたら…弟子の件は考えてやる…ですって。」


(一度は断られたけど…)


「ごめんね〜お姉さんそう言うのがらじゃ無いんだわ。」


(今度こそ掴んでみせる。)


BADの頭を下げて

「どうか…これからよろしくお願いします!」


(未来を!)

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