↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
DESTRUCTIVE-MONSTER  作者: REY-REY
9/12

バネとかねぇのかよ!

LIKE A STAR

LIKE A SHOOTING STAR


歩き続けたその先に

何もなくて立ち尽くす

満たせない渇きがいつか

癒せるなんて思いもしない


出口の無い回廊

手を伸ばしても無駄さ


LIKE A STAR

奇跡のような

カタチ無い物当てにするな

LIKE A STAR

LIKE A SHOOTING STAR

墜ちて燃え尽きる

ただそれだけ


……オリジンのキャラソン(笑)

取り敢えずまとまった金が手に入ったから取り寄せスキルを使ってみるか……

ステータス画面の《取り寄せ》を選択すると《検索》という項目が現れる。

何買おうかな?


「あの、ところで……」


商人の男が言う。


「これからのご予定を伺っても宜しいでしょうか?」


「あ?俺?予定だと……最寄りの教会とか神殿とかに行けってさ」


「成る程……なら目的地も同じですし、一緒に行きませんか?」


「まぁ、良いけど」


そして俺達は馬車に乗り込む。


「……馬車とか初めて乗ったわ」


「アンタの国にはないのか?」


チャラ男が言う。


「あるにはあるけど……式典用かな?もっと良い乗り物あるし」


「へぇ……どんな乗り物?」


「自動車だな。馬を使わずに走る」


「馬を使わずにどうやって走るんだ?」


「俺も詳しい訳じゃないから細かい事までは判らないが……車輪を自力で回すシステムが付いてる」


「魔法みたいだな」


魔法か……ある意味そうかもな。


「んじゃあ、行くぞ」


御者台からベテランの声がすると、馬車はゆっくりと進み始める。

それじゃあ、ステータス画面を……


ガタン!


「!?」


「お、石踏んだか?」


みんな平然としてやがる……


「オリジン、どうしました?」


平然としてるサラがムカつく……


ガタン!


「痛って!」


「大丈夫?先は長いよ?」


女剣士が言う。

それからガタンガタンってのが2〜3回続く。

もう我慢ならん……

俺は御者台に居るヤツに声を掛ける。


「……オイ、ベテランレッド」


「ベテランレッド?俺の事か?」


「1回止まれ」


「あ?解った」


ステータス画面を開くと、取り寄せを選択する。

商品検索……あった。


「……《取り寄せ》」


クッション召喚!

全員が目を真ん丸にしている。


「オリジン……それは?」


サラがおずおずと質問する。


「クッションぐらいウインディアにもあるだろ?」


「あるにはありますが……」


「かなり質が良さそうですね」


リオネルが喰い付いてる。

まぁ良いや。

ケツに敷いて座ろっと。


「っていうかよぉ、馬車揺れ過ぎだろ」


「馬車はこういう物でしょ」


「そうは言うがな、女剣士」


「お、女剣士?」


「こういうのは大体、車輪のある所にバネがあって……石とか踏んでも衝撃を吸収するようになってんだよ」


「ふむ……」


リオネルが考え込む。


「……なぁ」


チャラ男が挙手する。


「バネって何だ?」


「……あ?」


「いや、だから……バネって何?」


「本気で言ってんの?」


「当たり前だろ」


「マジかぁ……千年嘗めてたわぁ……」


「オリジン?」


「……まぁ、俺も専門家じゃねぇから詳しくは説明出来ねぇけど……」


ザックリとバネについて説明すると、リオネルがかなり興奮する。


「それは凄い!それがあれば馬車改革になりますよ!新たな産業の予感です!あぁ、早く街に帰って父に知らせたい!」


「父に?」


「我がグレゴリオ商会は私の祖父が設立したので……」


「つまり、今のボスが父親か」


「はい」


「成る程な……店は街にあるのか?」


「えぇ」


「じゃあ行ってみるか」


「もう走って良いか?」


ベテランレッドの問いに良いぞと答えると、馬車が再び走り出す。

そして問題無く野営地に到着する。


「そう言えば……」


「どうした?」


チャラ男が答える。


「お前等って、魔法使える?」


「あぁ……素質が全く無いヤツなら無理だけど、大体みんな簡単なのならイケるぞ。因みに俺等3人は全員使えるぞ」


「何?魔法の話?」


「女剣士はどんな魔法が出来るんだ?」


「身体強化とか飲み水を作り出したりとかね……っていうか、何で女剣士って呼ぶの?」


「お前、女だろ?」


「えぇ、まぁ」


「そんで剣士だろ?」


「そうね」


「なら合ってるな」


「それはそうだけど……」


「そう言やぁ……」


チャラ男が言う。


「ジョージの事はベテランレッドって呼んでたな」


「そうだったわね」


「因みに俺の事は何て呼ぶんだ?」


「チャラ男」


「ぶふっ!」


女剣士が吹き出す。


「チャラ男!チャラ男て!あはははははは!!!」


腹を抱えてのたうち回ってる。


「笑うんじゃねぇよ!」


「だって事実だし!ぷぷっ!」


「あんだとコラァ!」


「何サボッてんだ?チャラ男」


「ジョージまで!?」


「おや、あだ名の話ですか?」


リオネルとサラが来る。


「違うっての!」


「確かにオリジンの名付けは独特ですね」


「因みにオリジン、私のあだ名はどうなりますか?」


「父ちゃん坊や」


言った瞬間、驚いた顔をする。


「私をそう呼んだのは貴方が2人目です」


「因みに1人目は?」


「ベテランレッドです」


「その名で呼ぶなよ!」


「リオネルさんに父ちゃん坊やって言ったのかよジョージ!」


「昔の話だよ」


「あぁ、幼馴染みでしたっけ」


「っていうか、ここまで来たらサラさんのあだ名も気になるな」


「こらウィル!」


「良いですね。オリジン、是非お願いします」


コイツ等一体何を期待してるんだ?


「女僧侶で良いだろ」


「おぉ、ありがとうございます!」


何で喜んでんだ?

っていうかそもそもあだ名の話なんてどうでも良いんだよ……


「俺は魔法の話がしたいんだよ!」

次回辺り街に着くと良いな……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。