↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
DESTRUCTIVE-MONSTER  作者: REY-REY
3/12

美と愛と豊穣と刺激

転生手続き!

「それでは皆さん、後ろをご覧ください」


全員が光の玉の言葉に従うと、そこに門が現れる。


「スゲェ……何だこりゃ」


DQNは口を閉じるのを忘れて見上げる。


「ギリシャの神殿みたいだな……」


サラリーマンは目を見開いている。


「流石は神!マジ神!神ってるのですよ!」


瓶底眼鏡はうるさい。


「……」


少女はただただ言葉を失っている。


「カミサキ・リュウトさん以外の方はこの門の先にお進みください」


4人は俺と光の玉をチラチラ見ながら門を潜っていく。


「……2人っきりですね、カミサキ・リュウトさん」


「そうだな」


「では……早速始めましょうか」


そう言うと、光の玉がパーッと弾ける。


「……!?」


そこに居たのは、神々しいという言葉がピッタリの女だった。


「改めまして、カミサキ・リュウトさん。私がウインディアを統べる神ディアーナと申します」


「……まぁ、良いか。早いとこやっちゃってくれよ」


「いや、あの」


「何だよ」


「もうちょっとリアクションありませんか?ほら、変身したんですよ?」


「どうでも良い」


「……ゑ?」


「どうせすぐに消滅させるんだろ?なら、アンタの姿なんて別に」


「な、何故ですか!?」


女神ディアーナは信じられないとばかりに詰め寄る。


「ほら、よく見てください!美と愛と豊穣の女神が姿を表したんですよ?もうちょっとこう……あるでしょ!?」


光の玉だった時のお姉さん的なノリから一転、残念美人臭が漂う。


「ざざざ残念美人とは何ですか!?失礼ですね!」


「ん?心読めんの?」


「一応『神』ですし」


「へぇ……」


興味ないな……


「どうでも良いわ」


「ヒドイ!私、神なんですよ?」


「だから?」


「くっ……まぁ良いです。話を進めましょう」


「何を話すんだよ?俺は消滅するんだろ?」


「消滅は……しません♪」


「……あ?」


「ですから消滅しません」

「……あ゛ぁ゛?」


「何でキレてんの!?転生ですよ?チート能力とかあげますよ?」


「……はぁ」


「いや、何でため息……」


「チート与えれば何でもやるとか思ってんの?え?思ってんだろ?クソ女神よぉ」


「口悪い!ヤカラ?ヤカラですか?」


「で?何くれんの?どんなタスクやらせんの?」


「今説明しますから落ち着いてくださいよ!」


それもそうだな。


「よし、語れ」


「何この上から目線!?理不尽です!」


「説明!」


「痛い!脛を蹴らないで!判った!判りましたから!」


おほん、と咳払いをする。


「え〜、カミサキ・リュウトさん。アナタには私の世界ウインディアに転生し、文明に刺激を与えて頂きます!」


「……あ?」


「いや、だから」


「刺激って何だよ」


「今説明します……えっと、ウインディアは人間だけではなくエルフやドワーフなど様々な種族が住んでいます」


「ほう……で?」


「当然、蛮族や魔物なども居る訳でして……」


「だから何だよ」


「つまり……蛮族や魔物の脅威に常に晒されている訳なので、1000年ほど文明が進んでないんですよ」


「それで何で俺なんだ?」


「それはですね……」


豊かな胸を張って答える。


「日本人はあらゆる種族の中で最もクリエイティブな民族だと神業界で話題だったんですよ!なのでウチも採用しようかなぁ……と思いまして」


「テヘペロすんなクソ女神」


「痛い!脛を蹴らないでくださいよぉ!」


「じゃあケツは?」


「もっとダメです!」


「しょうがねぇなぁ……じゃあこめかみで我慢してやるよ」


「妥協点おかしくない!?神だよ?私神なんだけど?」


「だから何だよ?神なら何しても良いってか?あ?あ?」


「そうは言ってませんけど……話を進めて良いですか?」


「さっさと喋れ駄肉」


「流石にヒドイ!」


拳を構えると、慌てて話し始める。


「つまり、文明の止まったウインディアに良い刺激をもたらしてもらうに相応しいのですよ」


「へぇ……」


「他に質問は?」


「じゃあ、ウインディアに俺が転生するのが決まったとして……文明に刺激ってどうやれば良いの?」


「そこはもう、お好きなように生きてくださって結構ですよ」


「じゃあ、街という街に攻撃魔法を……」


「限度があるわ!」


「んだよ、全然自由じゃねぇじゃんよ」


「文明を発展させようとしてるのに何で滅ぼそうとしてるんですか!?」


「はぁ……じゃあ次の質問」


「どうぞ」


「他の連中はどうなるんだ?」


「ああ、それでしたらご安心を……彼等はそれぞれ違う世界に転生者として引き取られます」


「そうなのか……じゃあ、あの中から何で俺を?」


「それはですね……」


ふぅ、と息を吐く。


「アナタが転生の枠を譲ろうとしたからです」


「……は?」


「いや、普通ああいう時って自分が転生したいじゃないですか。そこを見ず知らずの方に躊躇なく渡そうとする姿にこう……ビビッと来ちゃいまして」


ニッコリと微笑む。


「神も耄碌してんだな」


「えぇ、全くです。選んでから後悔してますよ」


「じゃあ消滅させろ」


「それはダメです!」


今までで一番強い口調で語り掛ける。


「それでも私は、アナタにこそ来て欲しいです」


「……まぁ、良いや。それで?チートって何くれんの?」


待ってましたとばかりに表情が明るくなる。


「ある程度ご希望に沿わせて頂きますよ!」


微笑む女神を鼻で笑う。


「な、何ですか?」


「どうせ『運+2』とかだろ?お前の神格じゃ仕方ないだろうが」


「バカにしないでください!」


「じゃあ何が出来るんだよ?」


「ぐぬぬ……」


ヘラヘラと笑っていると、女神が椅子と机を出現させる。


「この紙に好きな能力何でも書けば良いじゃないですか!」


ニヤッと笑うと、女神が若干後悔した顔をする。


「……書けば良いのか?」


「は、はい!おとなしく書けば良いんです!」


そして俺は……

思い付く限りのありとあらゆる二次元の技やスキル、能力を書いてやった。

ディアーナ

→コードギアスの生徒会長っぽい見た目だと思ってください

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。