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DESTRUCTIVE-MONSTER  作者: REY-REY
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脱落者

神、参上!

上咲龍斗(カミサキ・リュウト)33歳。

職業?死んだ人間に対してそんなもん野暮だろ?

俺は今、何もない真っ白い空間のド真ん中に胡座をかいている。

今ここに居るのは、俺を含めて5人の男女。


「ここどこだよ!出せよ!」


DQNっぽい男が騒いでいる。


「もしやこれは……異世界転生?だとすれば……ふひ、ふひひひ……」


瓶の底みたいな眼鏡の女が笑っている。


「私達、どうなっちゃうの……?」


大人しそうな少女が微かに震えている。


「一体これは……」


サラリーマンっぽい男が何やら考え込んでいる。


「皆さん、初めまして」


光の玉が現れた!


「な、何だテメェ!」


DQNが吠える。


「あぁ、自己紹介がまだでしたね。私は神です」


「あ?神?」


「はい、神です」


「ここどこだよ!俺等をどうする気だよ!」


「……そうですね。まずはそれについて説明させていただきますね」


光の玉は丁寧に応対する。


「気が付いていらっしゃる方も居られるかと思いますが、皆さんは亡くなっています」


だろうな。

口々に混乱しているような旨を語り合っているようだが、俺は冷静だった。

因みに、俺はここまで一言も喋らずに周りを見ている。


「俺等、死んでるってのか?」


DQNは今気付いたのか。


「はい。なので、ここで私の管轄する世界に転生して頂こうかと思いm」


「やったぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


瓶底眼鏡が飛び上がる。


「異世界転生キターーーーーーー!!!」


「うるせぇぞブス!話が進まねぇだろうが!」


あ、DQNに怒られてる。


「あ、続けてください」


「はい、では……」


サラリーマンに促されて光の玉が話し出す。


「皆さんには私の管轄する世界に転生して頂こうかと思いましたが、転生させられるのは1人だけなんですよ」


「「「……は?」」」


(俺以外の)全員がハモる。


「ちょっと待てよ!1人って、選ばれなかったヤツはどうなるんだよ!?」


「その時は残念ながら……」


「何だよそれ……意味判んねぇよ!」


「あの、神様?」


俺は手を上げる。


「はい、何ですか?」


「転生でも消滅でも何でも良いからさぁ、早くしてくんない?」


「「「……へ?」」」


全員が俺をポカンとした顔で見ている。


「お前、何でそんなに冷静で居られるんだよ!?」


「俺達は死んでるんだ。それについてはどうしようもない」


「だったら……!」


「それに……」


俺は続ける。


「俺は死後の世界に夢も希望も持ってないからだ」


「「「……」」」


全員が押し黙る。

っていうか、神?

何でお前も黙るんだ?


「転生の枠だっけ?俺は除外で良いからさぁ、早く決めてよ。っていうかさぁ、もうそこの瓶底眼鏡で良くね?」


「え?私?」


「行きたかったんだろ?」


「それは……まぁ……」


「じゃあ、決定で良いよな?神様」


「そうですね。では……」


光の玉が一瞬カッと強く光る。


「最初の脱落者の発表です!」


どこからともなく聞こえるドラムロールが鬱陶しい。


「最初の脱落者は……カミサキ・リュウトさんです!」


だろうな。

*登場人物*


上咲龍斗

→主役


DQN

→ガンダムのフォン・スパークみたいな見た目だと思ってください


瓶底眼鏡

→沙織・バジーナ的なヤツだと思ってください


サラリーマン

→RE LIFEの海崎さんみたいな見た目だと思ってください


少女

→クラス転移モノによく居る大人しそうなヤツだと思ってください

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