ただの『固い何か』だ!
キャラソンはテキトーに書いてます。
……苦情?知るかそんなモン!
晩飯か……
こっちの世界の喰い物ってどの程度のレベルなんだろうな。
「ほら」
ベテランレッドから渡された物を頬張ってみる。
「……固い。何だこれ」
「え?パンだけど」
「……パンだと?」
俺は思わず立ち上がる。
「断じてパンじゃねぇ!これは断じてパンなんかじゃねぇ!」
「じゃあ……何だよ?」
「ただの『固い何か』だ!」
「『固い何か』って……」
ベテランレッドの言葉に同意するように全員が頷く。
「こういうモンだろ?パンって」
チャラ男の発言にイラッときたので取り寄せスキルを使う。
ホテルの朝飯でよくある小さいパン、所謂バターロールを取り寄せて連中に渡す。
「喰ってみろ」
「……」
袋を開けて1つ手に取る。
「うわ、柔らかい!」
リオネルの言葉に全員が驚くと、パンを手に取ってまた驚く。
「スゲー……どうなってんだ?」
「フワフワだな……」
男性陣の反応は上々だな。
「香りも良いですし、これなら子供やお年寄りも食べやすいですね」
「本当だ……ねぇ、食べて良い?」
「どうぞ」
「いただきます……美味しい」
女剣士が食べ始めると、全員がそれに倣ってパンをかじっていく。
「……何だろう?小麦の質が違うのかな?」
リオネルは分析している。
「見た目は貴族の喰ってる白パンに似てるけど全然違うな」
チャラ男はかなり気に入ったみたいだな。
「確かに……このパンを知ってると、今まで俺達が喰ってたパンはただの『固い何か』だな」
バターロールは好評のようだな。
でもこの『固い何か』も有効利用出来ないかな?
「有効利用ですか?」
サラの質問に答える。
「バラしてトンカツの衣にするとか」
「トンカツ……って何ですか?」
あぁ、そっからか……
「肉料理だ」
「是非ともレシピが知りたいですね!」
リオネルの鼻息が荒い……
「レシピってトンカツの?バターロールの?」
「バターロール?」
「袋に書いてるだろ?このパンの名前だ」
「いや……読めないんだけど」
女剣士の指摘で日本語の自動翻訳みたいなのは無いって事が判った。




