↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ありさは新人プログラマー  作者: AIでライブ配信する人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
20/26

第20話「トラブルバスター」

# 第20話「トラブルバスター」


午後二時。


ありさのところに、課長がやってきた。


「ありさ、ちょっといいか?」


「はい」


「昨日の取引先なんだけど、また連絡が来た」


「何かありました?」


「納品した機能が動かないって」


ありさが画面を見る。


「どの機能ですか?」


「ここ」


課長がメールを見せる。


「『昨日までは動いていたのに、今日になったら使えなくなった』って」


「分かりました」


ありさはすぐに確認を始める。


ログを見る。


設定を見る。


直近の変更履歴を見る。


「……これです」


「分かった?」


「はい」


「原因は?」


「こちらのシステムではありません」


「え?」


ありさが画面を指差す。


「昨日の夜に、取引先側で設定が変更されています」


悠斗も画面を覗き込む。


「ほんとだ……」


「この設定が変わったことで、こちらに送られてくるデータの形式が変わっています」


課長が驚く。


「じゃあ、向こうの設定が原因?」


「はい。ただ……」


ありさが続ける。


「こちらでも、こういう変更があった場合にエラーとして分かるようにしたほうがいいと思います」


「そこまでやるの?」


「はい。そのほうが次に同じことが起きても、原因をすぐ確認できます」


悠斗が笑う。


「原因を見つけて終わりじゃないんだな」


「はい」


ありさは少し考えて、


「また困るの、嫌なので」


その日の夕方。


ありさは原因と対応方法をまとめた資料を作った。


さらに、再発時に確認する項目まで整理してある。


課長が資料を見る。


「……これ、そのまま先方に送れるな」


「よかったです」


悠斗がありさを見る。


「ありさ」


「はい?」


「最近、トラブル起きると最初に呼ばれるな」


「そうなんですか?」


「うん」


ありさは少し嬉しそうに笑った。


「じゃあ、トラブルがあったら呼んでください」


悠斗が苦笑する。


「いや、できればトラブル自体は呼びたくないんだけどな」


「それはそうですね」


二人で笑う。


ありさは再びパソコンに向かった。


今日も、問題はひとつ片付いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。