第78話 スコルピオとの決戦 (前編)
前回のあらすじ
『針』の恐ろしい特性に苦戦するベラトリクス。
そんな彼女の前に火の玉が横切り、頼れる人物の声がした。
ベラトリクスが後ろを振り向くと、駆け付けてきていたのはアンドロメダだった。
「メダ!ああ。大丈夫だ!」
ベラトリクスは、アンドロメダにそう返す。
それを聞いて、アンドロメダは、彼女に質問をする。
「それで、スコルピオはどこですか?」
「多分、まだ近くにいると思う。」
ベラトリクスの返しに、アンドロメダは不敵に笑って、告げる。
「なら、この辺りを燃やせば、いい訳ですね?」
「も、燃やす!? な、何故だ?」
困惑するベラトリクスに、アンドロメダは答える。
「彼女はこの森の中に隠れている。そして、下手に動いて探せば、毒の餌食になる。なら、森を燃やせば、隠れることもできない。上から毒が滴り落ちてくることもない。あわよくば、毒も蒸発してくれればいいですが。」
アンドロメダの言葉に、「お前、そんな無茶するやつだったか?」と困惑するベラトリクス。
それに対して、アンドロメダは「こんな状況なんです。手段なんて選んでいられませんよ。」と返して、火の魔法を貯める。
「そう。この森を燃やす…、ね。」
突然、背後から声がして、アンドロメダとベラトリクスは急いで振り向く。
するとそこには枝の上に乗っているスコルピオがいた。
スコルピオが『針』を2人に向けて放つ。
2人はそれぞれ別方向にそれを避けるが、スコルピオがアンドロメダを追いかける。
そして、彼女は大木を切り倒した。
「ああ!」
アンドロメダは、倒れた大木によって潰されてしまう。
「メダ!」
ベラトリクスが急いで、アンドロメダを助けようとするが、スコルピオが『針』を放ってそれを阻止する。
ベラトリクスが、苦戦をしていると、ケフェウスが駆け付けた。
「メダ!急に走っていかないでよ…。って、なんだこの状況は!?」
驚いて足を止めているケフェウスに向かって、『針』を放つスコルピオ。
ケフェウスは一か八かそれを避けることに成功するが、その避けた先の後ろの木に、スコルピオはすでに移動していた。
「終わりね。彼女の愛しの人。」
スコルピオはそう告げると、木を『鋏』で斬り倒す。
木は、ケフェウスに向かって落ちていき、彼を下敷きにしてしまった。
次回予告
木の下敷きになってしまったケフェウス。彼らはここで終わってしまうのか?それとも、解決策を見つけ、スコルピオの心臓を貫くのか?
次回 第78話 スコルピオとの決戦(後編)




