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俺とアイツの恋愛殺人  作者: 恋☆々
俺と彼女の出逢い編
21/28

case5俺とアイツの運命の出逢い(笑)

目の前に突如現れた謎の美女・・・・・・誰だ?

何処からともなく現れたということは・・・人間じゃないな

俺はそう思いながら口を開いた


「こんにちは?」

”ふふふふ・・・こんにちは”


まずは挨拶からだよな


「あの、貴女は?」

”私?

私ね、この子がしてた呪いの出所が知りたいのよ

ちょっと迷惑しててね”


「そうなんですか?」


”ええ。そうなのよ

それよりも貴方面白いわね!

私にこんにちはだなんて・・それに”


「それに?」


”貴方・・・たいした力は無いみたいだけど視えるし、そのもの応じない感じがいいわね!”


彼女は俺の側まで来ると顔を近づけて俺をまじまじと見つめてくる

ちょっ・・・近い!


”うふふふ・・顔が真っ赤よ!やだ!可愛い!”と言いながら抱きついてきた


胸!胸ッ!?

俺の顔を豊満な胸に埋めて抱き締めてくるのだ


「あ・・・あの・・・胸・・・胸当たってます・・・」


”あら?ごめんなさいね。

それにしても、いいわね・・・貴方”


美女と俺の謎のやり取りに場が静まり返る・・・・

周りの視線が刺さる


「おや?橋姫じゃないか」


”あら?御門じゃない・・・なんでアンタがここにいるのよ!”


「なんでって・・・ここ、俺の職場」


”え?何?それどういう事?”


それから御門さんが彼女に事情を説明すると


”へぇ~!面白いじゃない!


ねぇ・・取引しない?”


「取引?君とかい?」


”そう!

・・・・・ね・・・・で・・・・・・・・・・のよ

だから・・・・・かわりに・・・・・・い!

いいでしょ?”


「そうだね・・・・いいよ」


何がだ!

声が小さすぎて聞き取れなかった


”本当!?取引成立ね☆

ふふふふ・・・じゃあ今日から貴方は私のって事で!”


は?????

俺はじー・・・・・・と御門さんを見ると口笛を吹きながら視線を泳がせている


”アンタ何したんだよ!”と口パクで言うと

”え?何”としらばっくれられました


因みに目の前の美女はやけに嬉しそうにして相変わらず俺を抱き締めたまんまです


「あのー・・そろそろ話してくれませんか?」


”嫌よ~

今日から貴方は私のものなんだからねッ!”


今なんとおっしゃいました?


”御門ちゃんがいいって言ったのよ”


おい!御門さん!何アンタ勝手に俺を売ってるんですか!?

その時俺の腰をガシッと掴まれた感覚が・・・・・珊瑚か


”お兄ちゃんは僕の!”

”あら?あなた・・・・もしかして”


「橋姫さんでしたっけ?その先は言わないでくださいね。内緒です」

俺が口の前でペケマークを作ると


”可愛いっ!”と言われました

”お兄ちゃんは僕のだよね?”と瞳をうるうるさせて見つめる珊瑚


「大丈夫だよ。俺は珊瑚と一緒にいるから」


”うん!”

”ずるいわ!私も!私も!”


「あー・・ソウデスネ」

”うふふふ、約束よ♪”


なんでこうなった

さっきまで殺伐としててかなりシリアスな雰囲気だったが一気に毒気が抜かれた


「で?橋姫さんはあの橋姫さんでいいんですかね?」


”あら!私の事知ってるの?

そうよ。あのというのが呪いの伝承の事なら・・だけどね”


やはりそうか

この女性こと橋姫さんは神部さんが行った呪いをはじめてやった張本人と言うことだ


「話から察するに、神部さんに呪いを教えたのは貴女ではなく別の女性で

 それからその事で何か迷惑していると」


”そうなのよ!最近私を祀ってる神社のご神木に呪いをした子がいてね

それで迷惑してるのよ!

神社の木でいいのにご神木にだなんて!いい迷惑だわ!”


・・・・・・・そうですか

でも、その呪いを始めたの貴女ですよね・・とは言えない


「そうなんですか」


”そうなの~

まぁ・・あの時の私はちょっとおかしかったから、あんな事しちゃったけど

でもね、それでも間違って呪いの仕方も伝わっちゃってるし・・・

それから・・あれ、私の黒歴史なのよね”


ぷ・・・・黒歴史って・・・・


「そう・・なんですか?」


俺はちょっと笑いをこらえながら言うと周りのみんなも同じようだった


”ちょっと!笑わないでよね!

 もう・・・本当に恥ずかしい過去なのッ!

あの時の私ったら、お肌も荒れててちょっとブスだったのよ・・・

今思うとなんであんな男好きだったかのかしら?

顔もイマイチだったし・・・・・・・性格?・・・無いわね”


と何やらぶつくさ言いはじめた

もしもーし・・戻ってきてくれ

そして俺も今の状態がちょっとキツい・・・・


「珊瑚もそれから橋姫さんも抱きついててもいいから

 抱きつくなら腕にして貰えませんかね・・いい加減ちょっとこの体制は辛い」


俺の今の状態はというと

現在橋姫さんの胸の位置に頭があり中腰状態でしかも腹の所には珊瑚が引っ付いているので

こう・・・スクワットしてる体制に近いのだ

腰ッ・・・膝が生まれたての小鹿見たいに膝がプルプルしてるッ!

明日は筋肉痛か?


「ぷ・・・大丈夫かい?」

「白金・・・ぷ・・笑っちゃ失礼・・だよ・・・」


御門さん!お前が一番失礼だわ!


”大丈夫?生まれたての小鹿ちゃん見たいよ?”

そういうとなんとか俺の腕に抱きついてくれた

ふぅ・・・これでなんとか


”ちょっと・・・・私の目の前でイチャイチャしてんじゃないわよッ!”

と神部さんがお怒りだ


”あら?嫉妬??

それよりも貴女にその藁人形の呪い教えたヤツは誰なのよ

あの呪い結構強力なのよ

噂程度ならいいけど、ちゃんとしたやり方は広めてはダメなの

人間が制御仕切れない”


「それはどういう」


”考えてもみなさいよ

あの呪いをした私はそもそも人間じゃないのよ?

だからね・・下手をすると掛けた方も掛けられた方も両方とも死ぬわ

鬼になるのなんてほんの一握りよ

この女の場合は多分血筋ね・・

親類に巫女の類いがいるのよ、きっと”


「それは確かに不味い

 もしその呪いが原因で死ねば、穢れが残るか・・」


”そうよ!私のお仕事が増えるし・・・それに良くないわ”


なるほど・・・


「って・・そもそも貴女が作った呪いですよね・・・」


”うっ・・・それはそうなんだけど・・・

それにね、この呪法を知ってる人間はそうそう居ないはずなのよね

人に教える事も禁じてるし、文章に残してはいけないとも伝えてあるわ

何処で漏れたのかしら・・・”


そうだよな

その手の話ってのは大概信憑性にかけるものが多いはずだ

だけど今回に限っては本当の事だった

それにこんな事に詳しいと言うことはだ

橋姫さんの神社関係者、もしくは御門さんのご同業か呪い師くらいだろう


「となると・・教えた犯人の素性は限られて来ますね

 ならそっちに関しては後々話を詰めましょう

 それより彼女ですね

 とりあえず死神さん達に引き渡すまで見張ってないと」


”死神・・・・?”


「「死神?」」


「そうですよ。えっと赤霊社せきれいしゃの方が迎えに来るんですよ」


”死神ですってッ!嫌よッ!私はあいつらを殺してやるんだからッ!”


「そうもいかないんですよ

 貴女は”呪術”を使ってますし、既に人あらざる身です

 人間やそれ以外もですが害を与える可能性があるので貴女は既に指名手配ですよ」


”嫌よッ!私はいかないわッ!離せッ!!”


「それに貴女に他に聞けそうな事も無くなりましたしね

 あなたに呪いを教えた人間の名前は知らないというし・・」


”なッ!”


「寧ろ貴女をいつまでもここに置いておく方が危ないというか迷惑ですしね

 他の人間に説明するのが面倒だ」


”っ!!!貴方・・・・・人間じゃ・・・ない?”


「ああ・・・今ごろお気づきですか?

 俺は”大蛇おろち”蛇の妖しですよ」


白金さんの黒かった瞳が赤く濁っていき鈍く光っていく

「さてさて・・もうそろそろですかね」


「よう!迎えに来たぜ」

「いつもご利用ありがとうございます」

今日は八兎やと四乃しのさんがお迎えのようだ

二人ともスーツを来て黒い手袋に大きな鎌を抱えて黒い地獄の門からお出ましだ

しかし四乃さんは出来る会社員よろしく眼がねにスーツで相変わらず格好いい

八兎は少し小柄でやんちゃな感じでスーツは来ているが・・・着崩している



「「鎌・・・・」」

「お?見ないかおじゃねぇか」

「そうですね・・・只の人間のようですが」

「人間?お前達も人間じゃないか」

「は?俺達が人間?」

「いえいえ、私たちは人ではありません”ヤタガラス”です」

そう言うと二人の背中から黒い大きな羽がバサッと生えて来たのだ


「羽?俺は幻覚でも見てるのか?」

「おお!羽っ!?」

相変わらず良いリアクションの林


”おおっ!死神じゃない!

本当にアンタ達って面白いわね~”


「おやおや、お珍しいお客様ですね」

「あ?ああ・・そうだな」

「とりあえず、そこの彼女が例の罪人だよ

 いつも通り書類を預かるの出して貰えるかい?」

「はい。書類はこちらです」

「お預かりします」

「それにしてもいい拷問器具ですね、白金さん」

「そうですか?四乃さんの鎌も禍々しくてとても素敵ですよ」


・・・・・・・SとS・・・混ぜるな危険

アンタらなんちゅう会話してるんだよっ


”あら本当ね。両方ともいいわね”


お前もか!!


「とりあえず、連行よろしく」

「わかった」

”ちょっと・・・アンタ達なんなのよッ!私は嫌よッ!”


いまだに悪あがきをしている彼女


「うるせぇよ!ぎゃあぎゃあ喚くなっての!?」

「フフフフ・・・君は自分の立場がわかってないようだね?

 君は”罪人”なんだよ

 この通り、君は地獄で裁判にかけられるのさ」


ピラピラと地獄の裁判所への召喚状を彼女の前でちらつかせる

””地獄・・・・・””


「そうそう。さてと」

四乃が鎌を振り上げて鎖を切ると今度は赤黒い鎖が扉から伸びてきて彼女を捕らえてしまう

”くっ!いやぁぁぁ・・熱いっ・・・熱いわッ!”

ジュウジュウ・・と肉が焼けつ不快な臭いが部屋に漂う

「フフフフ・・・良い声ですね」とうっとりと四乃が呟いた

「やべー・・・臭い嗅いだらお腹空いてきたわ」と八兎


目の前で繰り広げられていく光景は本物なのか?

そして火で赤く熱くなっているであろう鎖に神部という女の身が焼かれて行く

火事の現場で嗅いだ覚えのある人間の肉が焼けた不快な臭い

その光景を何とも思わないという異様な光景


「・・・・・・これは現実か?林」

「現実ですよ、三井さん

 ここの部署は”人あらざるもの”の事件を取り扱う部署なんです

 零係は本当は”霊係”なんだそうです

 ただあからさまな名前はつけられないので”零係”になったらしいですよ」


どうやら林はこの課に前から協力していたからか慣れているようだ

信じられないが本当に起きている事だということか・・・・・・

とにかく今俺に出来ることは事のなりゆきを見守る事だけだろう


「そんじゃ、お腹も空いて来たし帰るか」

「そうですね。お腹はともかく、そろそろ帰りましょうか

 私達が現世に長く居続けるのもよくありません」

四乃がパンパンッ!と手を叩くとギィィィ・・・と扉が開きカシャカシャと音を立てながら鎖が引きずられていく

”嫌ッ・・・・・嫌ぁぁぁぁぁ・・・・・・・・ッ!”と悲痛な叫びを最後に彼女は扉の向こうへ消えた


「では皆さん、またのご利用お待ちしております」

「じゃあな!」

そう言うと二人も扉の向こうに消えて行った

そして黒く禍々しい扉も跡形も無く消えていったのである



「はぁ・・・お前達の部署はいったいなんなんだ!?」と三井さんは荒ぶっている

「三井さんはこの部署初体験ですもんね」


なんだその初体験って・・・・


”ねぇねぇ・・・お仕事はおわったのかしら?”


「一応彼女の事については一先ず終わったが男の浮気相手の女にも話を聞かなくちゃな

 多分同じ呪いをやってるか呪返しをしているはず」


”なにそれ!じゃあ彼女の死因って自身の呪いの代償で死んだんじゃないって事?”


「そうだな。それは間違いない」


”へぇ・・・じゃあその女なら何か知ってるかも知れないわね~”


「俺もそう思う」


「なぁ・・その女の人は誰なんだ?人間?」

「橋姫さん?それ・・・それに載ってる張本人」


俺は林と三井さんの前に置かれている本の開かれているページを指差す


「「はぁ!?」」

「え?イメージと違う・・・・」


”どれどれ・・・やだっ!これ・・・・私が一番酷い時に似てるわね・・・”


「まぁ、人間のかってなイメージと、それから彼女が荒れてた時の絵だからじゃないのか?

 橋姫さんは瀬織津姫せおりつひめっていう水の女神様だからな」


”そうなの

荒ぶってた私をそこの靖明ちゃんのお父さんが鎮めてくれてね~

あの時はお互いに死闘を繰り広げたのよ!”

死闘って・・・・怖っ


「そういえば父さんが言ってたな

 ”浮気した男が呪い殺されるって泣きついてきたから仕方無く戦った”って

 後どう考えても”尻拭い”で”貧乏くじ”引かされたって愚痴ってたな」


晴明さん・・・・

まぁ、確かに元はと言えば浮気した男が悪いんだよな


「なんか・・・晴明さんが言うと当人なだけに説得力があるうえ身も蓋も無いな」


”・・・・・そうね

 確かにあの時晴明が”なんで俺があんな男の尻拭いしなくちゃいけないのかっ!”とか

 ”源氏に頼まれたから仕方無くやってるだけだっ!”とか叫んでたわね”


「「「・・・・・・・・・。」」」

「ああ・・なんか想像出来る

 実は気分屋な上、仕事を選り好みしてるんだよな・・・あの人」

「え?今なんて・・・・?」

「父親?誰が誰の?」


「靖明と御門さんの父親があの有名な安倍晴明だよ」


「いやいや・・・おかしいだろ!あれは平安時代の人間だろ?」


「「ああ・・・その事」」


「ウチ、つまり安部家の本家の人間は全員もれなく百年ごとに転生するんだよ」

「前世の知識を継承したまま同じ人間に生まれ変わるんだ」


なんでも無いことのようにしれっと言うんだよな~

俺も始め聞いたとき衝撃だったもんな

彼らはこの世界の見守り役として十二神将に転生術をかけられているらしく死んだらもれなく生まれ変わる


「安部家は一応人間と妖の仲介役だからね~居ないと困るんだよ。神様がね」

「だから俺たちは神様の加護の元で転生するんだ」


とりあえず座るか・・・と言って皆でソファーに座るが・・・

俺はというと珊瑚と橋姫さんに挟まれる形で着席した

お茶いれてくるねと靖明が部屋奥の給湯室に消えていく


「安部晴明は生きている・・・?」


「生きているよ

 今はのんびり隠居しながら俺達兄弟や弟子に術やら妖の事やら教えてる」

「君はいったい・・・」


「俺もこう見えても今年で70のジジイなんだよね~」

「は?どう見ても30歳くらいにしか・・・」

「ある程度の年齢になると成長が止まるんだよ

 俺達は体力勝負見たいなところがあるからね、これ以上は老けない

 ちなみに私の父は見た目が俺よりも若くて20歳後半くらいかな

 弟の靖明は60歳くらいだし」


「なに?俺の歳の話?今年で62歳かな

 そんな事言ったら白金なんて何歳なんだかって感じだろ?」

「そうですね~私は既に100歳はゆうに越えてますからね~」

「因みに俺と風斗は今年で32歳だな」

「そうだね。確か森さんも同い年だよね?」

「そうだな」

「「俺達の場合は人間じゃないけどな」」


「ん?それはどういう意味だ?」

「ああ・・それはですね

 まずこの課で人間なのは俺と小暮さんとそれから後輩の田中だな

 で・・後はその他ですね」

「その他って・・・」

「ええー・・・と

 御門さんと靖明さんの兄弟は人間だけどほぼ不老不死

 雷斗と風斗の兄弟は両方とも鬼

 大神さんは白狼で白金さんは蛇です」

「その子供は?」

「珊瑚の事についてはノーコメントです

 存在が知られると危ないのでシークレットです!」


そう、珊瑚の場合は知られると危ないのだ

何せ最悪誘拐や拉致監禁されるおそれがある


”僕の事は内緒っ♪”

”確かにそうよね・・・誘拐とかされそうだもの”


「凄い気になる・・・・・んだが」

「俺もです」

「あー・・ダメです」

”ダメー”と珊瑚がバツマークを作る

ヤバイ・・・可愛い

俺は珊瑚をぎゅっと抱き締めると後ろから引っ張られる

”ちょっと!浮気!”

浮気って・・・・・ってなんすか??

「浮気ってなんですか・・・・???」

俺は後ろを振り返ると彼女はいい笑顔で

”だって私、貴方の事気に入っちゃったんだもの

そ・れ・に御門さんからは交際オッケー貰ってるの♪”

なんだそれ!もしかして・・・・さっきの!


「御門さん・・・?」

「ん?どうした?」

「何がどうした?だよ・・・」


”ウフフフフ・・・ねぇ?私と付き合って♪”

「付き合ってって・・・・・言われてもな」


”だって~貴方って好物件なんだもの~

私好みの人間で、しかも妖が見えるなんて最高よ☆

ね~ぇ私とするわよね?お・付・き・合・い”

ワガママボディを存分に駆使して俺を誘惑してくるんだが・・・正直悪い気がしない

くそう・・・男の性か・・・


「う・・・・・・・あの胸・・・」


”ウフフフ・・わざとよ♪

使えるものは何でも使うわよ!貴方を落とすためなら♪”

あはははは・・・・・・マジか


「本気?」

”本・気・よ!

そう聞くってことは・・・オッケーって事?”

美女が瞳をキラキラさせてるんだが、破壊力が半端ない

う・・・

「いや・・・いきなりはちょっと・・・

 お友だちからでお願いします」

”あらやだ!可愛い♪


お友だちからなの~?ちょっと残念”

「お友だちからで・・・」


”いいわよ。じゃあお友だちから始めましょ♪

(絶対におとしてあ・げ・る)”

なんか今聞こえたような・・・・・

俺はちょっと寒気が来た


(なんかあいつらイチャイチャしてません?)

(でもあれだろ?あの女って・・・人外だろ?)

(そうですね)

とこそこそ目の前で話をしている林と三井さん

「そこ・・何か言いたげだな・・・」

でも三井さんも少しはこの空気に慣れたようだ

それはそれで良いことだしな


「で?結局のところどうなったんだ?

 色々ありすぎて、もう何を言われても大丈夫な気がしてきたな」

「そうですね。三井さんと林には例の二人の身辺を調べて欲しいですね

 俺達は俺達で呪いの大元を探してなんとかしないといけないんで」

「ああ・・・例の藁人形か?」

「そうですね・・多分ヤバイ代物だと思うので」


”多分じゃないと思うよ

ねぇ・・僕の事もそれからこの子達の事も忘れたらめっ!だよ?”

く・・・珊瑚、あざとい

くっそ・・・可愛い・・・・・癒し


「それは大丈夫だ!珊瑚もこいつらも俺の大事な家族だからな」

”うん!!”

””キュイ♪キュイ♪””


「なんかこう・・・これが妖とか言われてもなんか可愛いペットにしか見えないな」


「ですね・・・」

””キュイ?””


「・・・・・・・・案外可愛いな」

”キュイ?キュイ?”

「・・・・・・おう」

「ぷ・・・三井さん。以外と可愛いもの好きなんですね」

「・・・・・・・そうかもな」

うわー・・・めっちゃ照れてる・・・


”ちょっと~浮気はダメよっ!”

「浮気って・・・相手は男だぞ?」


”それでも~”

「っというか・・・まだ付き合ってもねぇけどな」


”ええ~・・・・そんなこと言わないで☆”

「何が言わないでだ・・・・ったく」


カオスな空間だな・・・


「さっきの話の続きだけどいいか?

 俺達は呪いの方で三井さん達は人間相手の方よろしくお願いします」


”呪いのことなら私に任せてっ!”

”僕もっ”


「そうだね。適材適所ですね・・・(撫で撫で・・)」話ながら翡翠と琥珀を撫で回す

「こっちには呪いに関するプロがいるんで大丈夫ですよ」

「ぷ・・・プロって(笑)

 それに最初は驚きっぱなしだったが・・慣れてしまえば以外と大丈夫だな」

「そうでしょ?

 ウチの署でも零係の事悪くいう人も多いけど俺はここの雰囲気が好きだけどな

 それにこの広い世界に俺達の知らない世界もあるさ」


「そう・・・だな」

「でしょ?俺も未知の存在に出会って最初は驚いたけど今は違う」

「そうか」


林と三井さんはそんな会話をしていた

俺はそんな会話を聞いて少し聞いて安心した

それに最初に比べて穏やかでいい雰囲気だとも思う


「三井さんも林もだけど気を付けてくださいね

 こっちの世界は人間の常識なんて通用しませんよ

 だからもし怪異に出会った場合はまずは俺かこの部署に連絡してください」

「そうそう、森くんのいう通りに、もし何か変だと思ったら連絡してくださいね

 それとこれお守り。ウチの実家でお清めしたお守りですよ」

「このお守りは特別製ですよ。良く効きますよ」


そういって二人にお守りを手渡した


「いいんですか?」

「勿論。必ず持ち歩いてくださいね

 今度の聞き込みの時も持っていくといいですよ」


「「ありがとうございます」」


「そのお守り本当にいいものなので大切にしてくださいね

 俺もそのお守り愛用してますから」


他にも色々な道具はあるけどこのお守りは特別だ

何せあの安部晴明さんが直接祈祷してくれているのだ

ご利益も抜群だ

ここからは別々の捜査になるのでこれからは別行動

明日また決まった時間にここでまた会うことになったのである

ということで今日は時間も既に遅い為解散となった


因みに俺達の場合は夜が本番である

呪いを行うにしても丁度いい時間

そして俺達が待っているのは”丑三つ時”

この事件の中心っとなる”魔の時間”


さて何が待っているのだろうか?

俺達の夜は更けていった・・・・・


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