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俺とアイツの恋愛殺人  作者: 恋☆々
俺と彼女の出逢い編
19/28

case5俺とアイツの出逢い・1

姉清香とその恋人秀爾さんとの出会いから数日

俺はいつも通りに零係で仕事をしていた


勿論今日も珊瑚と翡翠&琥珀と一緒に出勤したわけだが・・・・

可愛い猫耳付きパーカーと短パンを履いた性別不明の子供と手を繋ぎ出勤する俺(笑

既に恒例になっているので最近では婦人警官のお姉さんが珊瑚の事が気に入っている様で

署内ではちょっとしたアイドルになっているのだ


「おはよう森くん、珊瑚ちゃん!今日も珊瑚ちゃん可愛いわ!はい、これあげる♪」

”おはよう、かおるお姉さん!それとお菓子ありがとう!”


今日はチョコやクッキーの詰め合わせを貰ったみたいだ


「よかったな。珊瑚」と言って俺は珊瑚の頭を撫でる

「うふふふ、いいのよ♪珊瑚ちゃんに会うのが最近の楽しみ何だもの」

”そうなの?お姉さん、お仕事頑張ってね”

「薫さん、ありがとうございました。失礼します」


俺と珊瑚は挨拶をして零係の部屋に向かった

そしてここにも珊瑚フィバーよろしく甘やかすおっさんが一人


「珊瑚ちゃん、おはよ♪いやー今日も可愛い~」とか言って抱きつこうとする

それを珊瑚はひょいっ☆と避けて俺の後ろに隠れる

じー・・・と御門さんを見ながら警戒中


”おはよう・・お兄さん”

「御門さん。相変わらずですね~。珊瑚ビックリしてるのでお手柔らかに」

「う・・・森くんだけずるいです!さぁ・・こっちにおいで~」


プイッと横を向いて知らんぷりをしている

それもそのはずである。この御門さん・・・隙あらば珊瑚の髪の毛や唾液等を採取しようとするのだ


”嫌っ。お兄さん、僕の髪の毛とか持っていこうとするもん!”

そうですよね~俺も笑顔で”髪の毛ちょうだい”とか言う御門さんにドン引きしたもんな


「御門さん・・・・」

「え~・・・・」


いやいや・・・・え~じゃねぇよ!


”お兄さん。僕ね、お姉さんから貰ったお菓子食べたいな”

「そうだね。じゃあこっちで一緒に食べようか」


俺は珊瑚を庇いつつそ~・・・っと皆がいるソファーの方に移動した


「靖明くん。珊瑚ちゃんと森さん来たよ」

「おはよう~。あのアホな兄さんは放っておいていいよ」


”おはようございます”


「おはよう、珊瑚ちゃん。あれ?今日もお菓子、貰ったのかな?」


”うん”


「そうか、飲み物は何にする?」


”う~んとね・・ミルクティーがいい!!”


「おはようございます」

「おはよう、森くん。朝から災難でしたね」

「本当に懲りないよね~」


コクンと珊瑚は頷いて、ミルクティーを美味しそうに飲んでいる

まぁこれも毎朝の日課見たいになってるんだよな

そんな朝の出来事を振り返りながら俺はコーヒーを啜る


雷斗や風斗と大神は実家の用事とかで午後出勤の予定だ

何でも風斗と大神は奥さんが兄弟らしく一緒に実家に呼ばれたそうだ

奥さんが兄弟っておかしくないか?と思うだろうが間違いではない


俺も最初はちょっと驚いたのだが・・日夜摩訶不思議な出来事に合っている身としては

”奥さんが男ってのも有るか・・・”と納得してしまうのだ


実際に写真見せて貰ったけど・・・めちゃくちゃ美人なんだよな~

あれだったら俺も有りって思うわ

そんな事を考えてしまうほど今日は暇なのである


横では珊瑚がすぅすぅと寝息をたててぬいぐるみを抱えて寝ている

・・・・・・・・もしもし、御門さん。あんたなにしようとしてるんですか!?

珊瑚の背後にハサミを持っている御門さん

あ・・・靖明に見つかってドナドナされて行く


”このアホは回収しておく”と口パクで言うので”ご苦労様ですっ”と敬礼しながら返した

その時テーブルの上のスマホがブブブブ・・・と動いた


「はい。森です」


”森か?俺、林”


「ああ・・林か。どうした?」


”いやね、今殺人現場に来てるんですけど・・変なんですよ”


「変って何が?」


”それがですね、凶器も無いのに死因が心臓に釘刺されて死んだって。


それにリビングに遺体があるのに全身ずぶ濡れなんですよ!

それと大きな声じゃ言えないんですけど・・遺体のそばに気味の悪い藁人形があるんです

これって森の所の案件か?”


ああ・・・そうかも知れない

藁人形って時点で”呪殺”案件かもな


「そうかもしれないな

 今から同僚二名連れて現場に向かうわ

 場所は?」


俺は林から場所を聞いて、それからいくつかの注意事項を伝えて電話を切った

それから珊瑚に事情を説明するために可哀想だが起こす事にした


「珊瑚、事件が起きた。起きてくれるか?」

”ん・・・ふぁぁ・・おはよう”


「起きたか?」

”うん。事件なの?”


「ああ多分な」


俺は白金さんと靖明に声を掛ける


「白金さん、靖明。事件です

 今捜査一課の林から連絡貰ったんですけど、聞く限り呪殺の線が濃厚ですね

 なんでも側に藁人形が合ったのと死因が心臓に釘が刺さった事による刺殺だそうです

 なので今から現場いきましょう」

「久しぶりに聞いたな、藁人形」

「そうだね。最近にしちゃ随分古典的な呪法だよね?」

「そうかも知れませんね

  とりあえず現場に行きましょう

 珊瑚も一緒に行こう」


”僕も行ってもいいの?”


「勿論。その代わり俺達の側を離れないようにね」と言うと


”うん!僕、お兄ちゃんの事守る!”と心強い返事を貰った


それから地面に延びていた御門さんに事件が起きたこ事と捜査一課に話を通して貰うように伝えた

準備をすると助手席に珊瑚を乗せて現場に向かった


現場に到着すると何とも言えない空気が渦巻いている

この禍々しい空気・・・たぶん障気だ


「これ、決定ですね」

「そうですね~これは間違いなさそうです」

「ですね」


”うわ~・・・嫌な空気だね”


俺達は車を降りて現場に向かう

因みに俺は勿論お守りやお札をポケットに仕舞い、珊瑚と手を繋いで歩く

今回の現場はとあるマンションの一室だ

現場の部屋の前には林がいた

林は俺達を見つけると軽く会釈をして声を掛けてきた


「森!来てくれたんだな」

「ああ、話聞く限りうちのヤマっぽかったからな

 来てみて確信した

 この殺人事件はうちのヤマだ

 電話で先に注意しておいたが、人形には誰も触ってないな?」


「それが・・・すみません

 新しくうちに来た上司が触っちゃって・・・俺は何度も止めたんだけどな」


はぁ・・・・最悪だ

まぁある程度は予想していた事だけども・・人の忠告は素直に聞けって

折角忠告したのに意味ないじゃないか


「そうか。ちょっと待ってろ

 靖明、お祓い頼めるか?」

「いいよ。しておいて損は無いだろうしね」

「え?お祓いですか?」と林が驚く

「そうだよ。その上司とやらにお祓いしとかねぇと危ないだろ?

 お前らからしたら馬鹿げてるとか思うだろうけどさ

 俺からの忠告だ。呪いを馬鹿にしない方がいい

 その上司とやら呼んでこい」

「わかった」


林は上司を呼ぶために部屋の中に入ったのだが・・・数秒後


”ちょっと!その藁人形に触っちゃダメっていったじゃないですか!?”


”はぁ?呪い?何馬鹿な事いってんだよ!そんなもんあるわけないだろう!”


”いやいや!ダメですって!

ああああ!鑑識さんも触ったんですか!?

もう・・・・・どうして皆馬鹿にして聞かないんですか!信じらんないです!”


おいおい・・・最悪だな

確かに呪いとかそんなものって馬鹿にする気持ちもわからなくは無い

俺が前もってわざわざ忠告したのが台無しになったな

お祓い準備をして戻って来た靖明に手間かけさせちゃうが仕方ない


「すまんが人数追加だ

 林の忠告無視して数人が触ったらしい

 正確な人数は中に入ってからだな」

「ええー・・・増えたの?

 人数によってはここじゃ難しいかもよ」

「わかってる

 とりあえず中を確認してみるか」


”藁人形に触っちゃったの?”


「そうみたいだな」


”その人間馬鹿だね・・まだ呪いが消えてるか分からないのにね”


「そうだな」


”お兄ちゃんが折角教えてあげたのにね~お馬鹿さん”とクスクス笑っている


時々出るこういう所が異質で人とは違うなとふと思う

とりあえず中に入ってみなければわからない事が多い

俺は入り口にいた警官に手帳を見せて四人で中に入る

入る際に”なんで子供が?”と言われたが俺はそのままスルーして中に入った

中に入ると


「なんだお前達は!」と叫ばれたので


「俺達ですか?同じ警視庁の刑事ですよ?

 今回の殺人事件はうちの管轄なので来たんです」


「は?ここは私達の管轄です!大体何処の部署ですか!」


「何処のって・・零係ですけど

 それよりも藁人形触ったんですか?」


「人形?触ったが?」


「そうですか。他に触った人は?」というと数人が手をあげた


目の前の人入れて四人か・・

「靖明、四人みたいだけど大丈夫そうか?」

「四人?うん、大丈夫。

 それよりも先ずは藁人形だね~そっちは白金に任せよう」

「了解。そっちは私が封印して回収しておく」


”お兄ちゃん、この部屋に他にも危ないのあるよ”と珊瑚が言う


「本当?何処にあるかわかる?」


”あそこ”と寝室の方を指差す


「わかった」


俺は特殊な手袋を嵌めて珊瑚と一緒に寝室の方へ向かう


「お前!勝手に「そこ、動かないでくださいね。藁人形触っちゃった人は俺の前に来てね!」」と靖明が回収した


それから寝室の扉を開けるともわっとした気が中から溢れだす

俺は自分の感覚に従って寝室のクローゼットを開けた・・・

中には一人の女性と男性の無数の写真とその中心に2体の藁人形が釘で刺さっていた

しかもその2体は少し崩れている


他にも無いか探してみると1つのお守りが妙に気になるのだ

そのお守りを手にし術が施された袋の中にしまう


”そのお守り、水の気配がする”と珊瑚が言う


水の気配と言うことは水気ということだろう


と言うことは水に関係している妖か神様と言うことか

「教えてくれてありがとうな」


”ううん。後ね、あの藁人形は危ないからお兄ちゃんは触んないでね”


「わかった」

その言葉を聞いて俺は白金さんに任せることにした

その時丁度タイミングよく林が来た


「あ・・こんなところに居たんですね

 何かあったんですか?」

「ああ。

 林、俺と一緒に居た白金さん呼んで来てもらえるか?」

「わかりました」


数分後・・・白金さんと林が来た


「呼んできましたよ」

「どうかしたんですか?」

「ああ・・これ見てくれ」


俺はクローゼットの扉を開けた


「これは・・・詳しく調べないとわかりませんが、この家の住人の物でしょうね

 この様子だと呪詛返しによる呪殺の可能性が出てきました」

「え?なんですって?」


林は言葉が理解できないらしく戸惑っている


「やっぱりですか・・それとこれ、このお守りですが多分関係有りますよね?

 珊瑚が言うには水に関係あるらしいです」

「どれどれ・・・確かにこれは水気ですね

 と言うことは水に関係のある呪いと言うこと見たいですね

 何処の神社の物か調べれば何かわかるかも知れませんね」

「ですね」


「あの~・・さっきから呪いとかいってますけど・・」


「林、知りたきゃ後で説明してやる

 今は先に仕事を済ませるぞ」

「そうですね」


それから現場の写真を撮ってから白金さんに藁人形を外して貰う

俺はその人形を仕舞う袋を用意して渡した


”僕もお手伝いするね”と言って髪の毛を一本抜くとそれを太く赤い紐に変えて袋の口に結ぶ

”これで呪いも漏れないよ”


「ありがとう。珊瑚は凄いね」


俺は手袋を外して珊瑚の頭を優しく撫でる


「え?い・・・今・・・」


「この部屋にはもう何も無いみたいです

 他の部屋も見てみましょうか」


俺達は他の部屋も一通り見て回るとリビングに戻った

リビングに行くと藁人形を触った男どもが床に正座させられて

靖明が祝詞を唱えながら大弊おおぬさを振って穢れを祓っていた

座らされている事とされていることが理解出来ないのかえらく不服そうな顔だ

そして終わったのかふぅ・・とため息をついていた


「お疲れさま」

「ああ、とりあえず無事に終わったよ

 それにしても・・・あんまりいい気じゃないな」

「そうですね

 それと寝室にも藁人形があったので白金さんと珊瑚と一緒に回収しておきました」

「了解

 あとはご遺体を見てみないとね

 多分まだ痕跡はあるだろうから」

「ですね」


「おい!お前達、ここは捜査一課の管轄だ」


「いえ、うちの管轄ですよ

 それよりも勝手にそこら辺の物触ったりしないでくださいよ

 また穢れ貰っても困りますから」

「あ!そろそろ風斗さん達出勤してませんかね?」

「そうだね。時間的にそうかも知れない」


俺は署に連絡を入れると三人とも丁度出勤してきたらしいので現場に来るように伝えた


「とりあえず三人来てくれるみたいなので

 それまでご遺体を確認しておきましょうか」

「そうだね」

「じゃあ見てみましょうか」


”僕もいい?”


「見て大丈夫か?」


”うん。お兄ちゃんの側にいる”


独り暮らしにしては広いリビングのソファーの前に遺体はあった

確かに全身びしょ濡れなのだが・・見ただけで異常だとわかる

それと林の話では心臓に釘のようなもので刺された後があるらしい

連絡を貰ってから既に一時間たっているのに未だにびしょ濡れなのだ

それに林が連絡入れる前から捜査してたと言うことは少なく見積もっても二時間~三時間は経過している

やはりおかしい


「このご遺体おかしいですよね」

「そうだね

 この様子だと森のいった通り水気が関係してるのは間違い」

「水気か~」


”うわ・・・これ多分”丑の刻参り”じゃないかな?”


「お百度参りか・・・って事は私怨か男女関係の縺れが原因かもしれないな

 それにあのクローゼットの様子からしてほぼ確定だろうな

 あの藁人形は写真に打たれてた訳だし・・・」

「藁人形と水気の組み合わせだとある程度の予想はしていたけど」


「そうですね。珊瑚の言う通りなんでしょうね

 問題はあのクローゼットの藁人形とこの女性の藁人形は別の人間が使った物なのかどうかですね

 三つとも呪具として使われてはいましたが、直接の死因と関係しているかどうかは別の話ですし」

「そうなんですよね

 もしかしたらここにあるもの以外で呪われた可能性もあるわけだしな」

「ですね。むしろこの部屋にあるものは被害者本人が使用した可能性の方が高い」


そうなのだ

実はクローゼットの中には無数の写真があり

その中の数枚が顔を黒く塗りつぶされていたり

それから顔の部分に画鋲が刺さっていたりと不気味なものもあったのだ

そう考えると被害者本人が藁人形を使用して何らかの呪いを行って居た可能性が非常に高い

だとすると問題はそれの出所と彼女を殺した呪具の発見とその使用者つまり犯人の特定が重要だな


「さっきから呪いだの藁人形だの・・オカルトか?」と男が馬鹿にする

「三井さん!うちの署に来てまだ日が浅いのでわからないと思いますがあ、その言い方は失礼ですよ!」

「何を言う、こんな馬鹿馬鹿しい捜査の仕方がありますか!」

「三井さん!いい加減にしてください!」

「お前どっちの味方なんだ!」

「はぁ・・・どっちの味方とかそう言う事じゃありませんよ 

 俺達は俺達の仕事をして、彼らは彼らの仕事をするだけです!」


なぜ林が俺達を信用しているのかと言うとだ

実はこの林・・俺が過去に出会った犬上事件の後にちょっとした事件に巻き込まれた事があり

その時に俺らと散々関わったお陰で今は立派な協力者の一人である


「林!被害者の人間関係とクローゼットの写真の男女の情報よろしくな!

 後は・・・・宗教とかオカルトにはまってたかどうかわかると助かる」

「わかりました!三井さんも皆さんも行きますよ!」


林は三井の背中を押して部屋を後にする

その後を鑑識さんなどぞろぞろと外に出ていった

彼らと入れ換えに風斗と大神さんがやって来た


「二人とも来てくれて助かったよ。雷斗は?」

「雷斗は下で色々手続き中だよ

 聞いた感じだと運ぶのも大変そうなご遺体だからね

 それに今回は水気だろ?相性が良くない」

「なるほど、了解

 このご遺体の検死頼むな」

「わかった。ここは俺達二人で大丈夫だ」

「よろしく頼む」


俺達四人は下に降りていきそのまま一度署に戻る事になった

帰りにコンビニと弁当屋により昼御飯を買って帰る

既に昼は過ぎているが腹が減っては戦は出来ぬと言うし先ずは腹ごしらえだ

署に戻ると早速昼御飯にする


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