↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者より軍隊の方が使えることに気づいてしまった件  作者: 亜和鵶吾明
第1章:平和的交渉
58/76

平和的交渉50

 外に出た俺は、戦闘力に秀でた古島隊を基本として、そこに罠探知、解除能力の高い望月等を組み込んだ洞窟探索部隊を編成した。彼等なら問題無く内部の全貌を明らかにし、戦闘になったとしても犠牲を最小限に留めることができるだろう。

 しかし、いざ彼等を送り出そうとしたところで、加藤から待ったがかかった。

 一体何事かと思えば、斉藤勇が気になることを言っているのでそれを俺の耳に入れたいとのことだった。


「何か気づいたことがあるのか?」

「気づいたというか……気になっただけなんだけど……」

「言ってみろ」

「本当にアークデーモンがこの中にいるのかな、って」


 俺は困惑した。状況的には、アークデーモンがこの洞窟内にいないはずがなかった。


「捕虜にとったアークデーモンが拷問の結果吐いた情報で、この場所がわかった。実際に入口には罠が仕掛けられていたし、ここにいないと思える根拠は無いと思うのだが?」

「うん。でも、あんな狭い洞窟を巨体のアークデーモンが通れるかな?」

「アークデーモンは魔法で見た目を自在に変えられる。その能力で小さくなって奥に進んだのではないか?」

「でも、村人達から奪った物資はどうしているのかな?」

「空間魔法で容量を拡張したバッグなどを持っていると考えるのが妥当じゃないか? 彼等はそもそも『星霜』のクドリャフカ配下の補給部隊だ」

「じゃあ、変化限界はどう回避しているんだろう?」


 変化限界とは、アークデーモンのように肉体の構造を作り替える魔法の制限時間のようなものである。魔法の種類や術者の技量、被術者の体質にも依るが、術の発動から一定の時間が経過するとこの手の魔法は効力を失い、元の姿に戻ってしまう。それ以外にも、睡眠等によって術者が意識を失った場合にも術は解除される。この限界を迎えると、被術者には一定時間耐性ができ、この耐性が消えるまで同系統の術で姿を変えることはできなくなる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。