1923話 それぞれのやること55
熱
「爺さんにとって鈴君は孫みたいなものですか?」
「孫かぁ・・・・・・うーん、可愛い弟子とは思っていたが孫か・・・・・・うーん、どうなんじゃろうなぁ・・・・・・普通にエッチなことしたいと思ってるし孫とは違うんじゃないかの?」
「俺に聞かれても困りますよ。大体いい歳なのに鈴君にどうこうしようとしないでください・・・・・・」
「そんなの関係ないじゃろ?わしのこの熱い気持ちは鈴には伝えてるんじゃよ。ただ鈴には好きなやつがいるみたいでの・・・・・・そいつがいる限りはわしの気持ちは届かんじゃろうな・・・・・・」
爺さんが俺のことを見ながら大きな溜息をつく。
鈴君はセクハラ爺さんって冗談のつもりで言ってたみたいだけど本当みたいだな。爺さんの話している熱が伝わってきたので本当だと分かった。
「それで鈴君の目的ってなんなんですか?」
「さぁの・・・・・・まぁわしを倒すことだと思うんじゃが簡単にやられるつもりはないからの。ただお前さんはわしより強いかもしれんの・・・・・・」
「俺がですか?俺は爺さんに勝ってないですよ?足の爪だってまだ痛いぐらいですよ。前はたまたま耐えられましたが今は耐えられませんよ」
足の指先に痛みが走る感覚は今でも覚えている。爪が剥がれたんじゃないかと思う衝撃は本当に凄かった。
「一度できたら二度目もできるもんじゃ。それにお前さんは前よりも更に強くなっとるよ。体つきを見ていれば分かる。試しでもやりたくない・・・・・・」
紙コップに残っているお酒を一気に飲み干して爺さんが少し寂しそうな顔をした。
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