1919話 それぞれのやること51
調子
「大ドウカネ?美味シイカネ?」
「あぁ、いつも通り美味しいよ華ちゃん。それより俺のことは心配しなくても大丈夫だから仕事に戻りなよ」
華ちゃんは俺のことを心配してくれているようで声をかけてくれる。お客様も増えて忙しくなってきたので気持ちは嬉しいが大丈夫と伝える。
こうやって一人一人のお客様の状態を見て声をかけられるのって凄いなと思う。
華ちゃんみたいに可愛い子に声をかけられるのも嬉しいからな・・・・・・
ってそんな不謹慎な考えでいるなんてだめだなと苦笑する。
「ふぅ・・・・・・」
いつもより少ない量だったので後から追加で注文するつもりだったが、満腹感の方が強くなってきてお茶を飲みながら少し休憩している。
悩みや考えることがある時というのは空腹感というものが薄れるのかもしれない。
「ごちそうさま華ちゃん」
「アレッ、モウ大丈夫カ?イツモヨリ少ナイ」
「ごめんね華ちゃん。調子が悪いわけじゃないんだけど今日はなんだかそんなにお腹が空いてないみたいで。次に来る時はいつも通り食べられると思うから」
「本当二体調ハ大丈夫カ?心配ネ」
「ははっ、本当に大丈夫だよ華ちゃん。心配してくれてありがとう」
心配してくれる華ちゃんにお礼を言ってから代金を支払ってから店を出る。
店内との気温差に少し体を震わせながら目的地へと向かって歩く。
葉君との待ち合わせまではまだ1時間程ある。
あまり顔を出し過ぎるのもなと思いながらも酒屋に入ってお酒を購入した。
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