1918話 それぞれのやること50(鈴side)
バレンタインに向けて
「ねぇねぇ鈴君鈴君、甘い物って大丈夫?」
着替えが終わって朝礼前に同期の女性警察官に声をかけられる。太ちゃん同様に優しくて頼りにしている一人でもある。
「大丈夫っすよ。大好きってわけじゃないっすけど好きっすよ」
「それじゃあバレンタインに友チョコあげるね♪他にも鈴君に渡したいって子達もいるしもらってあげてね」
「もらってばかりじゃ悪いっすから自分も渡すっすよ」
「えっ、もしかして鈴君の手作り?それはめっちゃレアだからプレミア価格がつくやつじゃん♪」
「はぁ・・・・・・手作りなんてできないっすよ。自分は料理とか下手くそっすからね」
「下手くそとか関係なく作ってみたらいいじゃん鈴君。簡単な作り方とか動画でめっちゃあるよ。気になるなら携帯に送ろうか?」
もし自分が手作りチョコを大さんに渡したら受け取ってくれるっすかね?
受け取って食べる大さんは容易に想像できた
「そうですね、苦手でもやってみた方がいいっすよね・・・・・・」
「いいじゃんいいじゃん鈴君♪今年の友チョコ交換会は盛り上がりそうじゃん♪じゃあ携帯に動画送っておくから確認しておいてね鈴君」
そう言って笑顔を見せる同期に笑顔を返す。
「鈴君、どうかしたんだよ?」
「あぁ太ちゃん、ごめんねぼーっとしてて・・・・・・」
昼休憩中に携帯の動画を見ながらぼーっとしていたようで太ちゃんに声をかけられた。
「なにかあったんだよ?悩みがあるなら相談に乗るんだよ」
「ありがとう太ちゃん。ちょっとチョコのことで考えてだけだから大丈夫だよ」
太ちゃんを安心させるために笑顔を見せる。
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