1917話 それぞれのやること49
元気
「イラッシャイマセネ大♪」
「やぁ華ちゃん。相変わらず元気だね」
「元気ヨ元気ヨ!私ガ元気ジャナカッタラ皆心配スルネ。ダカラ私ハ毎日元気ヨ!」
腕を曲げて筋肉を見せてくれる華ちゃんを見て笑顔になる。本当に華ちゃんと話していると元気がもらえる。
常連さんも華ちゃんに元気をもらうために来ているんじゃないかと思う。
「イツモヨリ注文ガ少ナイケド本当ニ大丈夫カ大?」
「気にしてくれてありがとう華ちゃん。でも本当に大丈夫だから心配しないで」
「本当カ?ナンダカ前ヨリ痩セタヨウナ気ガスルネ。ヤッパリナンダカ心配ネ」
そういえば鈴君にも痩せたって言われたよな。
訓練してるとはいえ食べる量は変化してない。むしろ前よりも食べて、太ったんじゃないかなと心配になるぐらいだ。
「本当に大丈夫だよ華ちゃん」
シャツを捲りあげて腕を曲げて華ちゃんがしてくれたように筋肉を見せる。
「ワァ凄イ筋肉ネ!叔父サンとイイ勝負ネ!」
華ちゃんが俺の筋肉を楽しそうに触っていると背筋が震えるような殺意の視線を感じる。
視線の犯人を探すように厨房に目を向けると、中華包丁を持ちながら丸太のような腕を見せている華ちゃんの叔父さんに睨まれていた。
いや、睨まれているのか分からないがよくは思ってないような気がする。
このお店は基本は華ちゃんと叔父さんの二人で経営している。一人で料理を作る叔父さんも凄いがそれ以外のことを一人でしてしまう華ちゃんも凄い。
昼間はたまにアルバイトの子が、夜はたまに華ちゃんより少し上ぐらいの男性がいるが基本は二人で営業を回しているから凄いと思う。
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