1916話 それぞれのやること48(鈴side)
大差
「おい鈴、朝から俺にだけ冷たくないか?俺達は同期ってだけじゃなくて友達だろ?」
「別に冷たくしてるつもりはないっすよ。朝から暑苦しいなぁと思っただけっすから」
轟と同期なのはそうだけど友達だというのはなんともピンとこない。確かに轟も含めて三人でご飯に行ったりしたことはあるけど二人で行こうとは思わない。
嫌いじゃないけどあまり触れたくないという表現の方が正しいかもしれない。
「やっぱり俺だけに冷たいだろ?太と扱い方が全然違うじゃないか!?それに暑苦しいで言ったら太の体型の方が暑苦しいだろ?」
「轟、今の言葉は太ちゃんに対して失礼っすよ!」
「いいんだよ葉君。轟君は悪気があって言ってるわけじゃないんだよ。勢いで言ってしまっただけなんだよ。自分が怒ってないんだから鈴君は怒る必要なんてないんだよ」
「太ちゃん・・・・・・」
「太、お前・・・・・・」
太ちゃんの優しさに心が締め付けられる感じがする。
直後に無意識に太ちゃんに抱きついていた。
『なっ!!?』
「太ちゃんは暑苦しくなんてないっすよ。プニプニでゆるキャラみたいで可愛いんっすから♪」
「ちょ、ちょちょちょ、おいおいおい、その流れは変DARO!?おかしいDARO!?」
「モテ期来たんだよ!!」
「ぁっ、ごめんね太ちゃん。ゆるキャラとか可愛いとか言って!」
すぐに抱きついていた太ちゃんから離れて自分の失礼な発言にたいして頭を下げて謝る。
「気にしないでいいんだよ鈴君。歌って踊れるゆるキャラでもあるんだよ。近所の幼稚園や小学生にもゆるキャラって言われることあるんだよ」
なんだか混乱している轟は気にしないことにする。
それにしてもやっぱり太ちゃんは優しいよねと実感する。
ゆっくりのんびり更新します




