1911話 それぞれのやること43
先の楽しみ
「大兄本当にいいの?」
「大丈夫だよ葉君。準備ができたら声をかけてね」
今日の予定は特に無いので葉君を送迎することにした。
しばらくは乗らないと思っていた車も以前のように乗ることが増えてきたので今度洗車しに行こうと思う。
昔から乗っている車だから愛着がある。
大事に乗っていても壊れることはあると思うが乗れる所までは乗ろうと思っている。
リビングで新聞を読みながら自分でいれた珈琲を飲む。葉君が準備ができるまでのんびりと待つことにしよう。
「大兄、おまたせ」
「気にしないで大丈夫だよ葉君。行こうか」
準備が終わった葉君に声をかけられて椅子から立ち上がり葉君の荷物を受け取る。
「うぅ、最近少し暖かくなって気がしてたけど風が強いとやっぱりまだ寒いね」
外に出た瞬間に体に当たる強風に寒気を一気に感じる。
「そうだね。でも暖かく感じる日も増えてきたし春が近いかもね」
後ろの席に荷物を乗せてから運転席に乗り込む。シートベルトを締めて葉君に出発していいか確認をとってから発進させる。
帰宅のピークにはなっていないので渋滞もなく目的地へと向かう。
「ねぇ大兄、桜が咲いたら花見に行かない?沢山お弁当作るから♪」
「俺も奏も喜んで行くよ。周囲の目もあるし喧嘩することもないと思うから安心して」
葉君の作ってくれた料理を取り合うように食べる姿が容易に想像がつく。
「もしよければ鈴さんと太さんも誘おうかなと思ってるんだけどどうかな?」
「二人にはお世話になったし俺から今度声をかけてみるよ」
三人でするのも楽しそうだけどやっぱり大勢の方が楽しそうだなと思う。
先の楽しみもできたし気合いを入れて頑張っていけそうだ。
ゆっくりのんびり更新します




