1910話 それぞれのやること42(鈴side)
無自覚
「湯加減はどうだった鈴?」
「凄くよかったよ音兄。トレーニングの後だと更に気持ちよく感じるよ」
トレーニングで汗を流すのもいいけど、トレーニングの後のシャワーは格別に感じる。
大さんと一緒に走るのはもちろん楽しいけど、トレーニングの後のシャワーを浴びるのも楽しみにしている。
「それはよかったわ。それじゃあ朝ご飯食べちゃいなさい。鈴の口に合うといいんだけど♪」
「音兄が作ってくれるご飯で美味しくないって感じたものなんて殆どないよ」
冗談ではなく本当に音兄が作ってくれる料理はなんでも美味しい。
たまに変な思いつき料理を作って美味しくないものを作ることもあるけどね・・・・・・
今日の朝ご飯はトーストにハムエッグにグリーンサラダにコーンスープが並べられている。
仕事で疲れてるはずなのに朝からこんなに豪華な朝食を作ってくれる音兄に感謝して手を合わせる。
『いただきます』
音兄と一緒に会話をしながらご飯を食べ始める。
音兄は修行時代に自炊をして上手くなったらしく色々な種類の料理を作ってくれる。
「音兄は今の仕事辞めたら料理の店を出してもいけるかも」
「料理をするのは嫌いじゃないだけだから仕事としては難しいかしらね。土地代や諸経費とか諸々かかるだろうし好きじゃないと無理よ。私は鈴が美味しいって言ってくれたらそれで幸せよ」
目を細めて微笑む音兄は、家族の私でもドキドキするぐらいのイケメンだ。無自覚でそう言うのは心臓に悪いからやめてほしい。
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