1906話 それぞれのやること38
一人で
「いやぁ〜凄い勢いだったよ大兄♪大兄が見たら驚くんじゃないかなって勢いで食べてたよ」
「それは葉君の作る料理が美味しいからだよ。夜勤明けで疲れててお腹が空いてたのもあったんじゃないかな?」
そもそも奏はカレーが大好きだからな。昔も俺と奪い合うように食べていた。
また昔みたいにこうやって食卓を囲えるようになったのは本当に葉君のおかげだよな。
「ふふふっ、それだけじゃないと思うよ。見ていた僕がそう思うんだからきっとそうだよ!」
自信満々に言う葉君に押されるようにして頷く。
俺が手作うことで美味しくなるなんてことはないと思うけどな・・・・・・
「そういえば今日は山田さんに会って資格の話をしようと思ってる」
「そっか。僕も取りにいかないとだよね」
「ねぇ葉君、やっぱり俺が二つとも取ろうか?俺の方が時間があるわけだし」
「二人で経営していくんだよね大兄?」
「それは、そうだよ葉君」
「だったら大変なことは二人でやっていかないとだめだと僕は思う」
葉君が俺の膝に乗って顔を近づけてくる。
葉君に膝に乗られたのは久しぶりな気がする。
毎日のように乗られていた頃には気が付かなかったけど、久しぶりに乗られて顔を近づけられるとかなりまずい。
「ねぇ大兄、しっかり聞いてる?目を逸らすのはよくないと思うんだけど?」
目を合わせず顔を逸していた事で機嫌を悪くさせてしまったようだ。
「ごめんごめん、葉君の言う通りにするよ。二人でやっていこう」
葉君と目を合わせてそう言うとなんとか納得してくれたようで笑顔に変わる。
この状態が続くのは本当によくないから納得してくれたようでよかったと安心する。
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