1898話 それぞれのやること24と26の合間3(リミside)
「リミちゃんどうしたのぉ?凄く汗をかいてるじゃない?姉さん心配よ♪」
寒気がした瞬間に体を反転させると直後に私を捕らえようとして伸びた木の枝が空中を掴んでいた。
「言葉と行動が合ってないわよ姉さん。そんなに急がないでたまには私と遊んでくれてもいいでしょ?」
「もぉ、甘えん坊さんねリミちゃんは♪後でたっぷり遊んであげるから今は邪魔しないでね♪」
姉さんのこんなに満面の笑顔を見たのはいつぶりだろう。この顔をしている時は大抵いいことは起こらない。
なにをしようと分かっているからこそ止めなければならない。
ただ、私と姉さんの得意な魔法だと相性がよくない。
森の外だったらいくらでも火の魔法を使って対処すればいいけど、本気で魔法をぶっ放したら森が無くなりそうだもんね・・・・・・
森の生物達にはなんの恨みもないし、やっと警戒心を解いてのんびり生活できるようになったのに私がそれを破壊するわけにはいかない。
姉さんはそれを知っていて植物で攻撃している感じがするからたちが悪い・・・・・・
森で戦う分には無限に近い魔力を使って攻撃してくる姉さんに条件付きで勝つなんて無理よね。
あぁ・・・・・・
もぅ、なんだかイライラしてきた・・・・・・
めんどくさいから姉さんにはしばらく眠ってもらおう
うん、私は悪くないわよ
誰かを守るためには犠牲はつきものだからね。
植物の拘束しようとする動きを避けながら詠唱する。
体全体に魔力が充満していくのが分かる。
そういえば全開で魔力を放つのっていつぶりだろう?
まぁ、姉さんなら死なないから大丈夫よね♪
両手の前にボール程の火の玉が完成する。見た目は可愛らしいが威力は可愛らしいものではない。
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