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女友達

銀行に行った翌日、仕事をやめた。

街中を歩いていると中に小さな機械が並ぶお店があった。

自動ドアが開く。

「あっこれがスマホか。1個もってみようかな。」

入口の整理券トラップ……よくわからん。

男性店員さんが寄ってくる。

「今日はどのようなご用件でしょうか?」

「スマホってのを使いたくて。」

「新規のお申込みですね。こちらの番号札をお持ちください。」

店員さんが画面のボタンを押して券をくれた。

「係の者がくるまでしばらくおかけになってお待ちください。」

ノアは椅子に座って待つ、……10分……20分……30分……、寝てしまう。


「……さま、…お客さま、…お客さま。大変お待たせして申し訳ありません。」

女性が中腰で腕にトントンと触れていた。

「のぁー、ビックリした。」

「お待たせして申し訳ありません。」

「あっ、いえ、突然来ちゃった俺が悪いです。」

「今回は新規のお申込みでよろしかったでしょうか?」

話しながら女性が絨毯に膝をつく。

「綺麗な足が汚れますよ、こちらに座ってもらえませんか?」

「いえ、こちらで大丈夫です。」

膝をつく女性の足を直視してしまう。HP-2(残り28)

体の正面で抱きしめるように白い板をもっている。HP-2(残り26)

上を見上げる眼差し。HP-2(残り24)

3コンボHP-1(残り23)

ノアは女性を全く見ることができない。

「希望の機種はお決まりですか?」

「…キシュ!?…希望のキス?」誤爆HP-3(残り20)

「…メーカーなど機械の特性など選ぶ目安などはありますか?」

「どんなのでも希望です。」誤爆HP-1(残り19)

女性は話しが嚙み合ってないのを察し、立ち上がる。

「まずはどれか希望の機械を選びましょうか。」

立ち上がりついていく。

メーカー毎に並んだ機械を細かく説明してくれるが理解できない。

「お姉さんのお勧めとかありますか?」

「私としては、これと、これと、私も使ってるんですけどこれですね。」

「この3つぐらいがお勧めですね。」

「私も使ってる…!?」

「こちらですね、画像撮影も綺麗にとれるし使いやすいんですよ。」

「綺麗にとれる…!?」

女性が私物のスマホの写真を見せてくれる。

「白い服でも綺麗に写ってるでしょ。」

「これお姉さんが綺麗だから景色に映えるんですよ。」誤爆HP-1(残り18)

少し顔を赤らめ私物のスマホを引っ込める。

「それください。」

ノアはスマホと写真はセットだと思った、女性店員は機械だと思い込んでいる。

「カラーは白と黒と赤がありますが、どれがいいですか?」

「白が綺麗で似合ってます。」誤爆HP-1(残り17)

「ん!?そうですね、私も白使ってます。ではこちらにお座りください。在庫確認してきます。」

窓口の椅子に座って待つ。


女性の思考

背も高くてイケメン、どこの国の人かわからないけどカッコいい。

綺麗とか使ってたけど、日本語の理解は難しいのかなぁ!?


女性が箱を手に戻ってくる。

「白ありました。こちらでいいですか?」

「はい、それでお願いします。」

「では、新規のお申込み手続きをさせてもらいますね。」

女性が向かいに座りパンフレットを広げる。

「プランですが、お話しをいっぱいするならこっちで、通信をいっぱいするならここかここのプランです。」

「私はアプリで会話するのでこっちの通信プランを使ってます。」

「俺も一緒でいいです。」

「はい、ではこちらのプランで登録しますね。」

「こちらのお申込み用紙の太枠内を記入してもらえますか?」

太枠内を順番に記入する。

女性が名前を見ながらパソコンに入力する。

「佐藤…ノア様…住所は…この近くですね、職業は…?」

「ノア様ご職業は…書きたくなければ…家事手伝いにしておきましょうか。」

「あぅ!?」

「代金のお支払い方法ですが銀行口座はわかりますか?」

「覚えてません。」

「通帳やカードはお持ちでしょうか?」

机に通帳を出す。

「では、口座番号と支店番号のこれとこれをここに記入してください。」

申込み用紙の記入ができる。


HP1回復(残り18)


女性はそれを見ながら入力を続ける。

「手元を見ないで打てるって、すごい能力ですね。画面を見る真剣な眼差しが素敵です。」

「えっ、あぁー確認はしっかり出来ていますよ。」

「これで申請は完了です。後はスマホの操作ですが…わかります?」

「何とか覚えます。」

「とりあえず会話アプリとかのダウンロードですが…わかります?」

「うーん、助けてください。」

女性が会話アプリをダウンロードする。

ログインIDとパスワードをもらった用紙に記入し、女性が入力してくれる。

女性が小声で話そうとするので耳を近づける。

「私の友達登録しておくので、困ったら私にかけてください。これはルール違反だから秘密ですよ。」HP-2(残り16)

「使い方はこことここ、この画面でここを押すと繋がります。後は耳にあてて話してください。」

「わかりました。あなたのさっきの写真の見方は?」

「えっ?」

女性が小声で話す。耳にふわっと風がくる。HP-1(残り15)

「後で転送しておきますね。」

「ありがとう。」

「ここまでで登録は終わりですが、質問はありますか?」

「んーと、困ったらいつでも助けてくれる?」

女性は顔を赤らめて話す。

「火曜日と水曜日以外は仕事しているので無理ですが、時間外ならいいですよ。」

「助かります。」

袋に散らかった箱や申請書を丁寧に入れてくれる。

「では、出口までお持ちします。」

立ち上がり、出口まで誘導される。

袋をもちやすく手元を向けてくれている。

手元を掴むと女性が手を離す。

「ありがとう。」

「こちらこそありがとうございました。」

女性が笑顔で送り出してくれる。

新婚夫婦の朝の行ってらっしゃいのような感じをうける。HP-1(残り14)


女性の思考

友達登録しちゃった。少しは私のPRできたかな。

あの人ならなんでも聞いちゃう、希望のキスってどんなキスだろう。

うふっ。


歩いて家に帰る、壁の鏡で頭の上のHPを見る。

「14か、スマホゲットだ。」


〈超勘違い〉

友達もゲット。

スマホ難しいからまた教えてもらおう。

仕事は家事手伝いって言ってたけど店員さんと両立かな。

忙しいのに俺のこと助けてくれるって言ってくれた。


〈超妄想〉

希望のキス…、どんなキスって言われても。

よくわからん、でも、キスっていいのかなぁ。

……妄想不発。


……女友達(なぜ名前を見ない)

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