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そこかいっ!

ノアに寄る真帆。

「凛ちゃん、これはなんて曲?」

「これは『TSUKI』って曲です。」

「私っぽいかと思ったんですけどどうですか?」

「…いいと思うよ。」

「なんか今、間がありましたよ。」

「そんなことないよ。とっても良い歌詞じゃない。」

「だったら真帆さんのも聴かせてくださいよ。」

「私!?…私は…。」

真帆がスマホを操作しだす。

「なら私が先にかけますね。」

澪がテーブルに真ん中にスマホを置く。

「『ずっと』って曲なんですけど。凛ちゃん知ってる?」

凛がノアから少し離れる。

「知ってますよ、そのサビの部分良いですよね。」

美咲が頷く。

…曲が終わるまで5人は静かに聞く。

「次は真帆さんですよ。」

「私は『虹』かな。」

「真帆さん…探すのあきらめた?」

「…そんなことないよ。ノア『虹』は知ってるか?」

ノアは首を横に振る。

「知らないです。」

「じゃぁ丁度いいじゃん、いい歌だぞ。」

澪がテーブルに置いた自分のスマホで『虹』をかける。」

…曲が終わるまで5人は静かに聞く。

「みんなそれぞれに好きな曲があるんですね。」

真帆がテーブルのスマホを澪に渡す。

「…好きな曲ではあるけど、お前に私たちのイメージしやすいようにだよ。」

「なるほど、美咲さんはすごくイメージ通りですよね。」

美咲がはにかみ笑いになる。

「凛さんは話す感じとギャップがあるけどそれが凛さんらしいのかな!?」

「…私の場合は…こうありたいなぁって…。」

凛がモジモジしだす。

「曲って目標みたいな感じ方なんですね。」

澪がスマホをしまう。

「私はどうでした?」

「澪さんは歌っている人の声のせいか少しギャップを感じました。」

「…私の場合は…心の内面みたいにとってもらえると…。」

澪がモジモジしだす。

「はい、そう思うと曲や歌い手の力ってすごいですね。」

「ノア、私はどうなんだよ…。」

紗也と玲奈がテーブルに近づいてくる。

「ノアさん、今日の診察の件で玲奈さんが話したいって…。」

「はい、そっちに移りますか?」

真帆が口を開けて固まる。

「真帆さん、『虹』は胸を打たれるような良い曲でしたよ。」

「そこかいっ!」

前の回復から40分経過HP4回復(残り39)

美咲と澪が立ち上がる。

「私達が移動するからいいよ。」

美咲が玲奈に席を譲る。

「ごめんなさいね。」

美咲はカウンターの晶の横に座る。

澪は彩香用に用意していた椅子にずれる。

「佐藤ノアさん、今日の診察では私の不手際で転倒させたこと心からお詫びします。ごめんなさい。」

「ノアさん、あの時『色メガネ』が効いてたみたいですよ。」

「…どういうことですか?」

「医療や介護において転倒リスクは最大限配慮すべきことなんです。」

「はい。」

「なのでそうならないように手を広げていたんです。」

「はい。」

「ただ、『色メガネ』…ってスキル!?が私の行動を阻んだみたいで…。」

「確かに何度か目が合いました。」

「目を見るのも診察では欠かせないので…。」

「あっ、もしかして…あの口を開いてたのも…。」

「…はい…大口を開けてました。あれはあなたに開けてもらうつもりで…。」

凛がノアの足元を気にしてテーブルとの間に頭を入れようとする。

ノアには凛の服の隙間からブラジャーがチラッと見える。HP-300(悪あがき発動!残り1)

凛が顔をあげる。

「ノアさん、私が売ったサンダルのせい?」

「あ…あっ、違いますよ。躓いただけです。」

「ノア今何か見えたか?」

「えっ、あっ、…ブラ…。」誤爆HP-200(残り0)

……プツン。

ノアの体が凛の方へ倒れる。

紗也が慌てて立ち上がる。

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