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姉さん

ノアは光る人と向き合う。

「ノア、レベルアップだ。レベル7,HPは70、スキルとして『色メガネ』が追加される。」

「『色メガネ』ってどういう効果があるんですか?」

「相手の目を見ても相手に引き込まれないフィルターだ、それにより目があってもダメージは受けなくなる。そして、フィルターを通すことで相手の次の言葉と行動を逆転する。」

「なるほど、ダメージが減らないのは嬉しいです。」

「スキルに頼らずもっと励めよ。」


HP1回復(残り1)

ノアが目をパッチリ開ける。

外ではメッセージのやり取りとする紗也とその後ろに立つ美咲がいる。

「イテッ、あれ…紗也さん来てくれたんだ。」

肩に貼られた湿布薬に気づく。

「布団と枕まで、やっぱり紗也さんは優しい人だなぁ、ありがとうございます。」

ノアはそこに紗也が座っているイメージで頭を下げる。

グゥー。お腹が鳴り、手でお腹を擦る。

ノアはスマホを持ち宅配サービスで適当に注文する。

「このぐらいでいいかな!?もうちょっとかな!?」

外には紗也と美咲もいなくなっていた。

しばらくして宅配サービスが届く、荷物を受け取りドアを閉め、振り向いた瞬間、呼び鈴が鳴る。

ドアを開けると、さらに3人の男性が次々と荷物を置いていく。

2個ずつ2往復してテーブルに運び終わった時、また呼び鈴がなる。

またドアを開けると男性が荷物を持っていた、後ろには女性が立っている。

「佐藤ノアさんで間違いありませんか?」

「はい。」

返事をすると荷物を渡され男性は帰っていき、後ろの女性と入れ替わる。

表情から何か怒っているのはわかった。

「私は隣の部屋に住んでいる小森真帆って言うもんだけど、洗濯機の音、止めてくれない?ピーピーうるさいの!」

「えっ!?それはごめんなさい。」

HP1回復(残り2)

真帆の目を見て謝ると、真帆が家の中に入ってきて洗濯機へ一直線に向かい、洗濯機から洗い終わった洗濯物を手際よく干していく。色メガネ発動

ノアは玄関に袋を置いて追いかける。

「…。」

真帆は自分の意思とは違う行動が理解できない。

「何で私が干してるのー!?」

「何でかわかりませんが、ありがとうございます。」

干し終わった真帆が玄関に戻ると置いていた袋に足が引っかかりそうになる。

真帆は振り返り、また怒った顔をしている。

「何かいっぱい注文してるみたいだけど、パーティーでもする気?壁は薄いから静かにしてよね。」

ノアは玄関まで追いかける。

「いえ、適当に注文しただけで、一人なんです。」

「はぁ!?あんたそんなに食べるの?」

ノアは感謝の気持ちを目を見て伝える。

「食べれないです、よかったら一緒に食べませんか?洗濯物干してもらっちゃったし…。」色メガネ発動

「食べれないなら、食べていくわ。そんなこと気にしなくていいわよ。」

「はい、是非、…真帆さんて優しい方ですね。」

ノアは玄関に置いていた袋を持って部屋に向かう、真帆は後ろをついて部屋に入る。

「…?何で?…帰れない!?」

ノアは袋から料理を取り出し、テーブルに並べる。

「そこに座ってください。」

真帆は自分の行動が理解できないが、ご飯を作る手間が省けることと、自分で言ってしまったので受け入れる。

「ありがとう、あんたノアって言うの?」

「はい、佐藤ノアって言います。」

真帆はノアを上から下までなめるように見る。

「骨折してたんだ。」

「はい、自転車にぶつかっちゃいました。」

真帆が座るのを見て、ノアもテーブルを挟んで座る。

「そんな怪我してるのに言葉が軽いねぇ。」

「ちょっと動きづらいけど友達が優しいので…。」

ノアは袋の中から割り箸を出し、真帆に渡す。

「助けてもらえる人がいるならいいよね。」

「真帆さんはいないんですか?」

HP1回復(残り3)

真帆は少し考える。

「…うーん、…友達いないからなぁ。」

ノアは料理の蓋を全て開ける。

「…そうなんですか!?じゃぁ、俺が友達になって助けますよ。」

「あんたが…、なんか友達って言うより弟みたいだな。」

「…!お姉さん…、なんか良い響きです。」

「…ほんとに軽いな。弟だったらいいぞ!」

「…え!?やったー。」

真帆は料理を見渡す。

「ノア、どれ食べていい?」

「真帆さん、どれでも食べてください。」

「ノア、口にミートソースがべったりだぞ。」

ノアは袋からナプキンを出し口を拭く。

真帆にもナプキンを渡す。

二人は料理の味を会話にまぜ楽しく話す。

HP1回復(残り4)

HP1回復(残り5)

「旨かったなぁ、ごちそうさん。」

「全部食べれて良かったです。」

真帆はテーブルの入れ物を台所にもっていき濯いで袋に入れる。

台所まわりに食器すらないのに気づく。

「ノアー、ここで料理つくってないのかー?」

「はーい、俺は料理できないのでそこはほとんど使ってませーん。」

真帆は部屋に戻ってくる。

「片付けまでしてもらってすいません。」

「食ったんだから片付けぐらいはするだろ。それよりノアちゃんと栄養ある物食べろよ。」

「はい。」

「じゃぁー帰るわ。」

真帆は手を上げて家を出ていく。

HP1回復(残り6)


〈超勘違い〉

そういえば美咲さんこなかったなぁ、紗也さんも気を失ってる間に帰ったみたいだし、みんな忙しんだ。


………超妄想いらず。

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