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突入

勇者の拘束が終わるといよいよ王の間へと突入した。扉の鍵をM3ショットガンで破壊すると、海兵たちがそれを蹴破った。その隊員たちはすぐさまその場に伏せた。それは車椅子連隊が放つ弾幕に当たらないようにするためだった。開け放つと機関銃手の弾幕が敵の警備兵を撃ち倒していていった。そうして、抵抗勢力を排除すると海兵が立ち上がり、大声で言い放った。「共和国軍だ!全員手を頭の後ろに組んでその場に伏せろ!」室内にいた文民たちはその言葉に驚いた様子で指示に従った。しかし、一人だけは異なった。それは室内の一番奥にある玉座に座っていたユーコス皇帝だった。いつこちらから攻撃を仕掛けられるかわからない状態のも関わらず、落ち着き放っていた。歴戦の猛者だった風貌も残っており、威厳を放っていた。彼はその目は覚悟を決めたかのように静かに話し出した。「ここにはすでに文民しかいない。其方たちが軍人であるならば、我らと同位のものを呼ぶのが筋では無かろうか?」それを聞いた俺はその通りだと思い、無線のPTTスイッチを押して前進基地にこう伝えた。「こちらウイスキー1、全部隊に告げる。王の間への道は開けた。任務成功だ。繰り返す、任務は成功した。文民に来るよう伝えろ!」と。無線の向こうでは歓声が上がっていたが、疲労はピークに達していた。「こちらHQ、了解だ。よくやった。ウイスキー1。そちらに交渉役を送る。到着は20分後だ。すまないがもう少しの辛抱だ。それと、脅威はいまだに残っているため、到着した外交官を護衛してほしい。疲れているだろうがよろしく頼む。それまで待機せよ。」そう指示を出してきた。「了解した。ウイスキーアウト」通信が終わると部下に対して休憩するように伝えた。随伴していた海兵たちは緊張の糸がほぐれたかのように、その場にしゃがみ込んだ。別働隊から次々と戦闘報告が上がっていたが、いちいち耳を傾けられる状態ではなかった。ぼんやりと聞いていただけだったものの城内の掃討は進んでいる様子だった。


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次回の投稿予定は6月1日です。

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