特殊部隊からの入電
エピソード72に繋がります。
洋上待機を初めて三日目の夜に巡洋戦艦の空中架線が無線封止を無視した、緊急入電を受信した。内容はVIPの後送のために上陸を早められないかというものだった。彼らは未だに沿岸砲台は破壊できていなかったため、その要求は却下された。カーブル提督はその代わり、対潜装備を外したオートジャイロを向かわせることを決断した。それによって甲板では航空要員が忙しなく動き回ることになった。そんな中、特殊な任務を帯びたパイロットが、飛び立とうとしていた。浩也は発艦しようとしているパイロットを呼び止め、潜入しているチームに渡して欲しいものがあると告げた。それはダイナマイトだった。彼は続けて言った。「部隊に伝えて欲しいことがある。これを使って街道を寸断すること。そして、敵の増援が帝都に到着するのを遅らせるように。伝言は以上だ。よろしく頼んだ。」そういうと、彼は去っていった。報告では一刻を争う事態だとされていたため、大急ぎで哨戒装備を外し終えると現場へ急行した。機体は飛び立つと最短距離で目的地に向かった。降下地点では、赤い発煙筒を焚いて着陸位置を示していた。接地した後、短く地上を進んで停止した。受け取った荷物を機外に出すと、ちょうど地上部隊が駆け寄って一人の男を担架に縛りつけた。それを確認したパイロットは再び短距離の滑走をしてその場所を離陸した。
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次回の投稿予定は4月24日です。




