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対空戦闘

ゲリラ投稿ですが、海戦パート③です。

再び陣形を組み直すべく、駆逐艦や巡洋艦が配置を整えていると今度は巡洋戦艦のレーダーがいくつもの識別不能な飛行物体を捉えた。それらはこちらに向かって170ktで接近中だった。陣形を組み直していたため、防空体制が整っていなかった。そのため、迎撃は航空機に頼るしかなかつた。戦闘空中哨戒を行なっている戦闘機を向かわせて確認すると、大型のドラゴンの背中に大砲や魔導士を乗せた鈍重な爆撃隊四十騎とそれらを護衛する小型で速度と機動性の高い小型のドラゴン六十騎、合わせて100騎の部隊であった。上空待機を行なっていた機体は迎撃を始めていた。さらに空母では知らせを聞いてスクランブル警報が鳴った。パイロットと機体が大急ぎで甲板に集められ次々と発艦を行った。先に上がっていた部隊は艦隊への攻撃を防ぐべく、大型のものを撃ち落とそうとしたが、護衛に阻まれて苛烈なドックファイトを繰り広げていた。敵からの攻撃は炎のブレスだった。多くの機体は翼に装備された12.7mm機銃で容易に叩き落とせた。しかし多くはないものの敵に背後を取られた味方機は炎を浴びたことによって翼が炎上して墜落していった。航空隊は護衛の引き剥がしには成功したが、攻撃隊には手を出せていなかった。ドラゴンに乗った彼らはどんどん艦隊に近づいていった。次に彼らを迎撃しようとしたのは側面の護衛についていた駆逐艦だった。5インチ両用砲から放たれた近接信管を持った砲弾が攻撃隊を襲った。その攻撃によって飛空部隊はどんどん撃墜されていった。それでも艦隊に近づいた彼らにはさらに40㎜高角砲による弾幕が待っていた。それはドラゴンの翼に穴をあけ、飛行能力を喪失させていった。最後の数騎になっても攻撃の意思は挫けなかったが、大型艦に近づく余裕は残っていなかった。そのため最後の悪あがきとして、一番近くの船に突撃するよう部下に伝えた。海面スレスレを飛び、尚且つ愛騎を右へ旋回させながら尻尾を左に向けることで信管の爆破位置を狂わせて明後日の方向で爆破させると駆逐艦や巡洋艦に向けて体当たりを敢行した。その攻撃を受けて、駆逐艦一隻が轟沈し、軽巡も二隻が中破した。そのうち一隻は6インチ連装砲四基のうち、二つが使用不能となっていた。もう一隻は喫水線を狙われたため、浸水を起こしていた。区画を閉鎖したことによって沈没は免れたものの、大幅な速力低下を余儀なくされた。外周の防御はかなり薄くなったが、まだ艦隊としては機能していた。戦闘配置を正常に戻すと、提督は損耗状態を考慮した上で作戦の続行を決断した。

対空・対潜警戒を厳にしつつ、攻撃から丸一日経った頃には敵の首都の沖合12海里まで進んだ。その船で近づくとそこからは潜入部隊からの報告を待った。その間にカーブル提督はどうやって城を落とすか思案していた。質の優位はこちらが高かったが、数の暴力で対処されると負けるのは分かりきっていた。勝利を掴むためには増援の接近を遅らせる必要があったのだ。工作部隊に持たせていた爆薬は少数で、追加の物資を渡す必要があった。しかし通信が制限されていてどこにいるのか見当もつかない状態で闇雲に航空機を飛ばすわけにはいかなかった。


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次回の投稿は予定通り4月20日です。

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