↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/31

19 無事出産!

季節が巡り年を越え、扇風機の回路の設計をともくんが進めている頃、陣痛が始まった。

私にはレオポルド様が手配してくださった産婆さん

が来てくれた。

レオポルド様、アローさん、サムさん、コーディさん、オットーさん、タージさんはリビングで、ともくんはうろうろしていた。

アローさんと、コーディさんの奥さんは産婆さんのお手伝いに来てくれた。

リーンとパールも私の周りで一緒にいてくれた。


リビングには精霊たちが仲良く椅子を持ち寄ってお茶をしたくて、ともくんにお茶をねだったりしていたらしい。でも、ともくんはとりあえずウロウロしていたらしく、私にお茶飲みたいと訴えてきた。


私は陣痛で苦しんでいて身動きが取れないので、オットーさんか、コーディさんに頼んで、とお願いをし、精霊たちは部屋を出て行った。


ジン様がやって来て、私の周りをリーンとパールと一緒に飛び回ると、お産が一気にすすみ、無事に産むことができた。

「よかったな。無事だな。」と言い、ともくんのところにも顔を出して無事だぞ、と言って森へ帰って行ったらしい。


産後の処置が終わり、ともくんが部屋に呼ばれた。

すばるの時もそうだったが、「ありがとう。無事でよかった。」と泣きながら抱きしめてくれた。

この世界は、産まれた子は父親が抱いて、手伝いに来てくれた人に挨拶がわりに顔を見せてまわるらしい。そして、撫でてもらうことがこの先の幸せを願う、という表現なのだそうだ。


精霊たちは赤ちゃんの周りを飛び回りタッチをしていた。


決めていた名前の発表をした。『めら』だ。

こちらの世界でも呼びやすい名ですばると同じく星団の和名の一つだ。そのことは私たちだけが知っていればいい。この子の兄とのつながりは。


ゼタギリウス様にご報告をし、ジン様に報告をした。

精霊樹を通して精霊は行き来ができるらしい。ジン様は《守護の森》から出るのはよくないらしく、他の精霊が日替わりでやってくる。

めらの周りを飛び回り、めらも嬉しそうにみえる。ベッドメリーを作ったのだが精霊が乗って遊んでいる。

また毎日レオポルド様がおじいさまだぞー、と抱っこをして世話をしてくれている。ともくんはそれをみて嬉しいものの、取られた感があるみたい。

コーディさんもよく、私たちのご飯を持って来てくれる。そのついでだ、と、よく抱っこをしている。

オットーさんは仕事の前の挨拶に来て毎回抱っこをしている。

アローさんは精霊のためだ、と廃材を持ってきて、帰る前に抱っこをしている。

サムさんは欲しいものはあるか、とやって来ては抱っこをしている。

タージさんは新しいもの作るか、とやって来ては抱っこをしている。

時折り、様子を見に来たと、ディロンさんとアンゴラさんがやってきて抱っこをしている。


私たちがよくしてもらっている人たちに囲まれて、私たちはもちろんのこと、めらも精霊も、よかったと思う。戸惑うことが多くて、たくさん怒られるけど、それでも優しい人たちに囲まれて、私たちは幸せだなぁと思っている。


ご飯会の開催はしばらくお休みとなった。ただし、私たちが何かを作った時は、強制的に行うことになった。何も考えていないな、と言われたが、これだけ誰かが来てめらのお世話をしてくれるので、実は暇をしている。今はめらのための椅子が欲しいなぁと思っているくらいだが、ままごとセットも欲しいし、他にも子どもの遊び道具や絵本が欲しいと思っている。

後はミキサーとか?ジューサーとか?圧力鍋も欲しいし。みんなが代わる代わるめらの相手をしてくれるので考える時間はたっぷりある。


庭の木もたくさんの果物がなったので、ジューサーの回路を頼んだ。ともくんも考えていたらしく、翌日には出来上がっていた。

そして、約束通り、完成したものを持ってご飯会が開催となった。

アローさんとタージさんは本体を頼んだので、わかっていたようだが、当日まで黙っていてくれた。

そして、当日、完成したものを見て、みんなに怒られることとなった。呆れられたのかな。

庭の果物だというと、だから美味しいのか、とも言っていた。

精霊たちがいつもお世話をしているので、特別甘くて美味しいのはご愛嬌、ということで。


めらの相手をいつもしてくれているお礼にと、果物と、ジューサーを渡した。

両組合長には、オットーさんがついでに持って行ってくれるらしい。

レオポルド様が宰相に渡してもいいか、というのでお任せすると言っておいた。あまり食事を摂る時間がないらしいので、野菜ジュースのレシピも渡した。

それをみて、コーディさんが野菜も出来るのか、といい、いろいろ試す、と庭から野菜や果物を取ってきて作っていた。いつのまにか、全員で試飲会になっていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。