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17 この世界のこと

ご飯会は変わらず開催され、そこで私の妊娠を告げた。そして、お腹の子のことも。

「「「「はあ!」」」」

通常運転。オットーさんとレオポルド様は知っていた為スルー。ま、めでたいことだと、おめでとうと言ってもらえた。

精霊たちが伝えていると思っていたが、内緒にして驚かせようと思っていたらしい。


騎士団でのことを言うと、呆れてはいたが、問題なかったならいいか、と落ち着いたようだ。


「「「「「「「「乾杯!!!!!!!!」」」」」」」」


精霊たちも同じようにコップを作ったみたいでジュースを注いであげると乾杯してた。


騎士団への対応は、レオポルド様が請け負ってくれるらしいので、私たちはジン様に会いに行った。


騎士団が遠征に行く理由を知りたかったのだ。

精霊と魔獣は私たちの中では自然の摂理に反している。でも、それがこの世界だという認識だ。

だが、この世界に存在するものである以上、知らないことは知りたいと思う。なので、直接聞くことにした。


「そもそもこの世界には魔素というものが存在するのだ」

そして、精霊と魔獣は魔素が元になっている。清浄な場所で生まれれば精霊、不浄な場所なら魔獣。

精霊が少ないのは清浄な状態を保つことがなかなか難しいからであり、魔獣が多いのは少し放置すれば清浄な場所でも不浄になるためである。

清浄な場所を保つ為に上位精霊が存在している。そうでないなら維持するのが大変である。人の協力、精霊の協力が必要だ。

だが、魔獣が誕生すれば、人は近づかない。すると、清浄を保つことがより困難になる。

そこで騎士団が討伐のため遠征にでる。魔獣は時が経てば経つほど強く大きくなる。中には特殊個体となるものもいる。そのため、なるべく早く討伐するのが望ましいが、常に増え続けるため気をつけなくてはならない。

ということらしい。


だからフリーズドライが重宝するようだ。


「それよりも生ぬるいな。そなたらを馬鹿にしたのだ。罰を与えるべきではないのか?」

「そう言いそうだったので、私が言ったんですよ。一人だけとかじゃなかったですし、遠征がそんな理由ならなおさらあれで十分ですよ。」


聞きたいが聞けたので帰ることにした。「このピザもいいが、果物でもいいぞ。この種をやろう!」と、もらったけど、大丈夫かな。普通の果物かしら。ちょっと不安。


帰りにサムさんのところに寄って、果物の苗をいくつか買った。

案の定、リーンとパールが率先して、種と苗の世話をしていた。成長が早く、どんどん大きくなりそのうち収穫できそうだ。


「ともくん、ケトル欲しいね。いつでもどこでもあったかいものが飲めるし。」

ということで、ケトルの回路を作ってくれた。

炊飯器もなんとかできたようで、両方の申請をオットーさんに頼み、本体をアローさんとタージさんに頼んだ。

炊飯器は既に本体が出来上がっていて、ともくん待ちだったらしい。期待がすごく、人数分の本体が出来上がっていた。そして、回路を組み込むとすぐに全員のところへ渡り試運転という名の、ご飯会が急遽行われた。

以前のご飯会のメニューを、コーディさんが嬉々として作り、家族にとおにぎり、焼きおにぎり、肉巻きおにぎりを大量に作ってお土産とした。

そして、常備していたお米が減ったので、手紙を出すことになったが、全員の分もとなり、大量の注文となった。そして、配達してくれた人に炊飯器の存在を伝え、いくつかお礼にと差し上げた。


古くなった米の活用方法を聞かれたので粉にしたらどうかと言ったら、粉になったものが来て、「何か作ったら教えてください」と言われた。


コーディさんを呼んで、お好み焼き風にしてみたり、団子風にしたり、揚げ物に使ったりした。コーディさんにはまたまた呆れられ、何故かいるレオポルド様は笑っていた。

もちろん手紙で先方には伝えておいた。お礼にと米粉が送られてきたので、米粉をスープに混ぜたりもした。それをフリーズドライにしてみた。


遠征食にも向いてるよ、とレオポルド様に伝えておいた。








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