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幕間 次から次へと…はぁ。

「失礼いたします。オットーさんがいらして、木工鉄工両組合長に相談があるらしいです。鉄工組合長には、連絡を入れておきました。どちらの部屋にお通ししましょうか?」

「またか。ここで構わん。アンゴラがきたら通してくれ。」


いつもすみません、とオットーが、入ってきた。

「ちょっと扱いを間違えると危険なのでご相談に上がりました。」

そういって出してきたものは何かしらの塊だった。アンゴラが来たらこれについては説明すると言い、もう一つの方の特許申請の説明を始めた。

それは、野菜を乾燥させて粉砕するもので、これの委託先の選定を、ということだ。いつものように手配をすることを約束した。


そしてアンゴラが来たので、もう一つの方の説明となった。

フリーズドライというもので、お湯をかけてそのまま食べることができると。遠征などにも重宝するであろうから、気になったようだ。

また一食分づつにしないといけないようで、大量生産は不可能だが、この魔法道具の改良が出来るところがあるのであれば、卸値が下がるのでありがたいと。その点も含めて、委託先の選定を願いたいとのことだった。そう言って、申請済みの書類を置いて、オットーは帰って行った。


「あの二人は便利だと言うだけでつくったものの、オットーたちは危険を感じたわけか。だが、これがあれば遠征が楽になるのは事実だ。」

「だがな、鉄工組合にそこまで考えて道具を開発しろとは言いにくいものがあるな。」

「うちも同じだ。だが、遠征だけでなく、疲れた時に楽だよな。これ。」


とりあえず開発は進める。

そして、とりあえず、こういうものがありますが、今量産できるように開発中です、ただ、まだお渡しできる段階ではありません、と騎士団に一報を入れる。

完成し、量産できる算段がついた時点で再び報告する、ということにした。

それまで、この商品そのものを売り出すのを禁止する。

ただ、開発にかかる費用が問題だが、騎士団が興味を持てば助力を願えるだろう。興味を持たなければ、通常通り販売をしながらの開発になるだろう。


ただ、問題は騎士団に報告する際、サガワの名を出せないことだ。今ホトワの街の職人衆が大人しいのは平等に仕事を采配しているからだ。サガワが回さなくなると、困ったことになる。

騎士団の前任者はその辺の配慮のできる人だったが。さて、どうしたものか。


アンゴラと相談し、前任者であるレオポルド様を頼ることにした。その旨をオットーに伝え、顔合わせを願った。


後日、木工組合長室で、レオポルド様、トモキ、ミコト、オットー、ディロン、アンゴラで顔合わせをし、フリーズドライの魔法道具の開発、及びフリーズドライの販売についての話し合いを秘密裏に行った。

フリーズドライが便利だが遠征で重宝しそうであることから、騎士団が関与しない状況で進めると不敬を疑われる可能性があることを伝えた。

サガワの名は出さないが、レオポルド様が騎士団との架け橋となること、騎士団が興味を持たないようならいつも通り進めることに決まった。


ただ、レオポルド様は、トモキ、ミコト、オットーを気に入ったようだった。





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