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9 《守護の森》での出会い

相談して、神社なら御神酒だよね、となり美味しかったお酒を持って《守護の森》へ向かった。


森に少し入るとあちこちピカピカしていて、飛び回っているようだった。

ともくんも気づいて、「何だろうね」と言いながら先に進んだ。


すると、社が見えてきた。その社に御神酒をおいて参拝した。


「久しぶりだな!」

「「ゼタギリウス様?!どういうこと?」」


私たちの様子は気になってよく見ていたらしく、今日この森に来ることを知った。なので、この森の管理者に神域とこの森を繋げる許可を得た。だから、聞きたいことは今聞け、とのことだった。


「庭もそれなりにあって、人にも恵まれているようですし、楽しく過ごしています。あ!あの、ピカピカ光るのは何か、というのは気になりますが。」

「あと、すばるとかりんちゃんは元気ですか?」


ピカピカ光るのは精霊であり、そのうち見えるのではないか?とのことだった。すばる達も仲良くやつているらしく、かりんちゃんは妊娠しているみたいだ。会えないのは悲しいが、幸せなら嬉しい。

私たちは、ゼタギリウス様に直接加護をもらっていたらしく、悪意を持って近づいてくるものには無意識に警戒しているらしい。

神棚は必要か確認したら欲しい、と言われた。《守護の森》にいらっしゃるのは神様?それともそれ以外?と聞くと、上位精霊だとのことで、彼らには神棚は要らない、と。

その話の後、神域から出ることができた。


どうやら、神域に入ったから社があったようで、出たら何もなかった。ただ、大きな木が目の前にあった。

そして、その木の周りにたくさんの場違いな花が咲いていたので、ここが目指すべき場所だと分かった。またピカピカとかなり光っていた。


「この地に越して来ました、佐川知樹と、佐川深古都です。今後ともよろしくお願いいたします。」

「見守っていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。」


と参拝を終えようとした時、突然目の前が光った。


「「えっ!」」

「はじめてだな。この森の管理者風の上位精霊ジンだ。お前たちがゼタギリウス様の加護をもっているトモキとミコトだな。これからよろしく。」

「こちらこそよろしくお願いいたします。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。」

「精霊たちが楽しそうだと、よく遊びに行っている。見えるようになったものと、契約するとその精霊の力を借りることができるぞ。ただし、対価は必要だがな。」

「失礼ですが、対価とは例えばなんでしょうか?」

「お前たちの作る食べ物は美味しそうだ。我にもわけてくれていいぞ。」

「承知しました。後日お持ちしますね。」

「待っていよう。では気をつけて帰るように。」


そう言って気づけば私たちだけだった。

ゼタギリウス様やジン様に会えたのはびっくりしたが、すばるたちが幸せでよかった。

神棚を作る材料が欲しくてアローさんに相談に行き、板と釘をいくつか分けてもらった。

浴室の改装の準備が出来たらしく、明日から取り掛かってくれるらしい。


サムさんのところに寄って神棚にあげる器を選んだ。神様っぽい置き物があったので、それも買うことにした。

他に小さな人型の置き物もあり2体買うことに。どことなくすばるたちに似ている気がした。


帰宅後、神棚を作り置き物を飾った。

小さな人型の置き物は、私たちが普段過ごす部屋に置くことにした。

アローさんに廃材をもらって何か作ろうかな。

ミニチュアの家とか?どうだろう。


庭の手入れをして、のんびりと休日を過ごすことにした。いろんなことがありすぎて、さすがに疲れたからだ。

ジン様に持っていくお菓子はまた今度で。今はちょっと休憩だ。






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