第94話 神々の降臨
ミリアの号令と共に、憲兵たちの強化外骨格が「キィィィィン」と一斉に限界駆動音を上げた。
彼らが構えるのは、ナマモノ用の7.62mmライフルなどという生易しいものではない。
サイボーグの超硬質装甲すらバターのように切り裂く、12.7ミリCP-TAP(対サイボーグ用・単結晶純チタン芯徹甲弾)。
「オープンファイア(撃て)!!」
激しい砲撃にすら思えるマズルフラッシュが夜の森を白く塗りつぶした。
空中で羽ばたいていた「巨大カブトムシ」の眉間に、チタンの侵徹体が音速の三倍で食い込む。
最大100ミリに達するキチン層の甲殻は、誇り高き鎧などではなく、ただの脆い殻として砕け散った。
砕けた大顎が汚らしく糸を引いて舞い上がる。
緑色の体液と、肉塊が雨のようにハワイの森に降り注ぐ。
「ギ、ギギギィィィィッ!!」
一匹のクワガタ型が、右羽をボロボロに損壊させ、狂乱状態でミリアへと肉薄してきた。
生身の人間を一殴りで引き裂く巨大な大顎が、彼女の華奢な肩目掛けて、死の重圧と共に振り下ろされる。
だが、ミリアは瞬き一つしなかった。
「……汚い」
吐き捨てた言葉は、氷点下の温度を帯びていた。
刹那、ミリアの脚部に内蔵された高出力アクチュエーターが、リミッターを解除して爆発的に駆動する。
跳躍。
重力を無視したような鋭い動きで、彼女の回し蹴りが地上十メートルの高さで怪物の顎を完璧なタイミングで捉えた。
バキィィィン!!
装甲車両の脆弱部すら容易く引き裂く生物兵器の頭部が、ミリアの放つ超質量の衝撃に耐えきれず、文字通り「消滅」した。
空中で流麗に一回転して身を翻したミリアは、着地を待たずして右腰のホルスターから、愛銃を抜き放つ。
HSA-2487-Ac 24連射式自動拳銃――『シャイニング・ファルコン』。
スライド側面の放熱スリットから、排熱を兼ねた凄まじいマズルフラッシュが噴き出す。
薬室から放たれるのは、超短式電磁加速を受けた十五発のACHR(対サイボーグ重量弾)。
それは拳銃というカテゴリーを逸脱した、文字通りの「小型火砲」であった。
本来、生身の人間には使用不可能なこの鉄塊は、サイボーグの強化フレームをもってして初めて制御出来る。
超短式電磁加速を受けたACHRを撃ち出す際の凄まじい反動と独特のクセは、限られた熟練サイボーグでしか扱うことができない。
発砲のたびに銃身全体が、白熱した放電光と激しいマズルフラッシュに包まれる。
ガン! ガン! ガン! ガン!
キチン層の装甲など、最初から存在しないかのように弾き飛ばす。
猛烈な着弾衝撃によって胸部を粉砕された二体目の巨体が、断末魔すら上げられず、どさりと泥の中に沈んだ。
ミリアは着地すると、漆黒の憲兵将校の制服を汚すかのように降りかかる不快な体液を、拭うことさえしなかった。
彼女はただ、無機質な殺意を湛えた瞳で再び空を見上げた。
空を埋め尽くさんとしていた「汚らしい虫」の第二波は、すでに彼女の部下たちによって掃討され、黒煙を上げながら落下していくところだった。
陽電子のノイズが晴れ始め、遠くで正規軍のミサイルの航跡が走り始めている。
「ほのか……聞こえる? 今、私たちが道を切り開く……。死なないで……」
ミリアの声は、震えていた。
それは親友を失ったかもしれない恐怖と、溢れ出す殺意と、そして親友を必ず救い出すという誓いの震えだ。
「第71中隊、前進! 司令部深部への通路を確保せよ! UPL救出任務に入る!邪魔するものは……たとえ神であろうと、殺せ!」
「「「ハッ!!!」」」
隊旗に描かれた「長髪の女騎士」そのもののような美しさと凄絶さを纏い、ミリア・アニエラは友の元に向かう事を決意した。
ミリア・アニエラ中尉は、焼け焦げた『シャイニング・ファルコン』をホルスターに叩き込むと、すぐさま中隊に向けて吼えた。
「各員、息を整えなさい! これよりUPL本部へ強行突入する。ほのかを……UPLエージェント達を救出する!」
「「「イエス・マム!!」」」
親友の無事を願う祈りは、今やミリアを突き動かす猛烈な原動力となっていた。
ミリアの足が、司令部の無残な残骸へと踏み出そうとした、その時だった。
――キィィィィィィィィン!!
上空。
大気を切り裂く高周波の絶叫と共に、一機の輸送機が火を噴きながら高度を下げてきた。
それは迎撃されたのではない。
まるで、その役目を終えて自ら「脱ぎ捨てられた」かのように。
空中でオレンジ色の炎を上げながら爆散する機体。
その爆炎を割って、五つの影が重力を嘲笑うように戦場へと降り立った。
ミリアは硬直した。
全センサーを解放し、即座にスキャニングを開始する。
だが、返ってきた数値は、彼女の戦士としての直感を激しく拒絶していた。
「……ナチュラル(ナマモノ)? 全員が……そんなはずはない!」
網膜に投影されるステータスは、目の前の五人が「未換装の人間」であることを示している。
しかし、輸送機からパラシュートも無しに降下し、爆炎の中から歩み寄る彼らが纏う空気は、この世のものとは思えないほどに濃密な、純粋な「暴力」の色をしていた。
ミリアはどこかで、この異質な影たちを見た覚えがあった。
軍の秘匿ログ、いえ違うわ……テレビ?……雑誌?………。
「おやおや、少し座標がずれたか」
先頭に立つ男――アクエリアス(水瓶座)が、嘲笑を浮かべて肩をすくめた。
海軍大佐の制服を着込んだ蒼髪の男。
彼の表面は、ヴェールのような光学迷彩に覆われ、スキャンを無効化している。
その下で蠢くのは、生身の人体を模した「流体金属」。
「……貴様ら、何者だ! ここは侵入禁止区域である! 即刻武装を解除し、身分を明かせ!」
ミリアの怒号が、爆炎の余韻が残る戦場に響き渡った。
だが、降り立った五人の影に動揺の色はない。
それどころか、ミリアの必死の警告は、彼らにとって極上の喜劇であるかのように響いた。
「身分、だって? 面白いことを言うわね。死ぬ間際に知ってどうするの?」
愉悦に満ちた声を上げて歩み出たのは、タウルス(牡牛座)。
三十代前半に見えるその女は、法を司る憲兵中尉を、道端のゴミでも見るような冷ややかな視線で射抜いた。
両脚に深く入ったスリットと、限界まで開いた胸元から覗く豊満なバスト。
MFCSでは無い証拠に、彼女の周囲には濃厚なフェロモンを孕んだ「女の匂い」が不自然なほどに立ち込めている。
「……ねえ、少し遊ぶ? この子たち、なかなかいい目をしてるわよ」
タウルスが肩を揺らして笑うと、背後でピンク色のサイドテールを揺らした少女が、吐き捨てるように言葉を継いだ。
サジタリアス(射手座)。
過剰な装飾のロリータファッションに身を包んだ彼女は、椅子もない中空に優雅に脚を組んで浮かび、退屈そうに己の爪を眺めていた。
「いいよ。本命(UPL)だけ行こうよ……こんな邪魔なの、瞬殺でいいでしょ」
その隣、東洋の古風な着物を纏った初老の男カプリコーン(山羊座)は、一切の言葉を発さず、ただ彫像のように沈黙を守っている。
そして、中空を舞う薔薇の花弁を愛おしげに弄ぶ魔女、ピスケス(魚座)が、聖母のような慈愛を湛えた表情で口を開いた。
「そうねぇ……好みの男はここには居ないし……消しましょうよ……遅いと双子座に怒られちゃう……怖いわワタクシ」
腰まで届く長い蒼髪の先を、無造作に一つに縛り上げている。
古代神話の女神が纏うような、白く透ける絹の衣。
その薄布は、彼女の艶やかな裸体を隠す気などさらさらないかのように、瑞々しい肌を透かしていた。
十代にしか見えないその肢体は、あまりに完璧に作り込まれすぎており、見る者に作り物のような生理的な違和感と、抗いがたい魅惑を同時に抱かせる。
重力という理から解き放たれ、思い思いのポーズで中空に佇む五人の「異形」。
人の姿なのに神の如き威圧感すら感じさせる。
「……憲兵中隊、総員! 最大火器で迎撃!! こいつらは人間じゃない……殺せ!」
ミリアの叫びが空に響き渡った。
だが、それが彼女の「指揮官」としての最期の言葉となった。
「無駄だよ」
アクエリアスが、静かに笑みを漏らす。
次の瞬間、世界から音が消えた。
タウラスの振るった『何か』が、中隊に振り下ろされる。
――ドォォォォォン!!
爆発ではない。
着弾地点のコンクリートと、そこにいた三名の独立憲兵隊第71中隊MFCS隊員が、逃れる術もなく分子レベルで「圧縮」され、粉砕された。
同時に、カプリコーン(山羊座)の手が交差する。
触れるものすべてを対消滅させる陽電子レーザーが、ミリアが誇った精鋭たちの電磁バリアを、紙細工のように消失させ、その肉体を焼き切っていく。
「あ……がっ……!?」
ミリアが見たのは、一瞬にして半壊した自分の中隊の無惨な姿だった。
たった数秒。
つい先ほどまでレッド・スコルピオンの生物兵器を圧倒していた猛者たちが、ゴミを掃くように打ち倒されていく。
戦慄がミリアの回路を駆け巡る。
初撃での死者は六名。
生き残った部下たちも、その四肢を失い、泥の中に沈んでいる。
(……動け、動いて、動きなさいミリア……!!)
彼女は愛銃を引き抜こうとした。
だが、視界が唐突に、物理的に反転した。
空が見える。
燃えているのは輸送機の残骸。
そして――首を失ったまま、立ち尽くしている自分自身の「身体」が見えた。
「……あ……」
あまりに高速で、あまりに絶対的な切断。
ミリア・アニエラ中尉の首は、重力に従って地面へと落下し、泥に汚れながら転がった。
熱い血が噴き出す感覚さえない。
MFCSのシステムが、即座に「致命的な損傷」を検知し、意識を強制的にシャットダウンしようとする。
薄れゆく意識の底。
泥の中で、ミリアは親友の顔を思い浮かべていた。
(ほのか……逃げて……。こいつら……ゾディアック……)
一緒にビュッフェを食べる約束。
チケット。
たまごくまちゃん大佐。
守りたかったすべての平和が、急速に遠ざかっていった。
ミリアの意識は、深い、深い絶望の闇の中へと暗転していった。
オマケ
ハワイの上空高度700mの高度に浮かび、決められた座標を回遊する巨大な人工島「フォード反重力浮遊ファン・シティ」は、ハワイ地区が誇る世界でも屈指の超巨大ショッピングエリアである。
最新鋭の、憲兵管理犯罪発生予測式AIガンカメラが死角無く配置されたこの施設は、再来年創業100年を迎える現在まで、犯罪発生率0%と言う金字塔を打ち立てていた。
ちょうどハロウィン時期であったこの日は、人気キャラクター「パンクマ」があちらこちらで踊り狂っている。
AI制御の、クセが強い「パンクマダンス」は、幼児からお年寄りにまで広く知られており、知らない者は世界中でも未開保護地域くらいかも知れない。
「たまごくまちゃんパンクマコラボverぬいぐるみ限定ブラックカラー」をそれぞれ抱いたほのかとミリアは、ショッピングエリア内の「フォード・タクティカル・プラザ」の「軍・法執行機関専用区画」の一角にある、老舗ガンショップ「銃と薔薇」の中で、貴重な休日を「にらめっこ」で浪費していた。
ミリアは、可愛らしいレースが控えめに施されたクラシカルなブラウスと、アイボリーの袖がふんわりとした白いパフスリーブで、手首には小さな「たまごくまちゃん」のボタンが並んでいる。
ハイウエストの簡易磁力制御の黒いフレアスカートには、白の細いリボンがあしらわれている。
髪は流れるような銀髪を、控えめなたまごくまちゃんのバレッタでサイドを軽く留め、育ちが良いお嬢様にしか見えない。
隣のほのかは、まるでお菓子の国から飛び出してきたような、鮮やかなラベンダー色の、超スキニーニット。
鎖骨が綺麗に見えるデザインで、袖口には大きなフリルがホログラミング・アクセサリで付いていた。
ベビーピンクのホログラミングスカートは、ふわふわと綿菓子のように広がっている。
足元の白いスニーカーのサイドには小さなポケットが縫い付けられており、「宇宙たまごくまちゃん」の顔と右手がのぞいていて、「天真爛漫な女の子」を体全体でアピールしていた。
ガーリー過ぎる彼女達の装いは、法執行機関専用エリアでは異質な存在であることなど、彼女たちは気にしない。
女性向けの品を多く取り揃えたこの店の空気は、硝煙と新品のポリマーが混ざった独特の匂いがしていた。
ある物に夢中の二人が、電脳内のアリアとデートをしているカインが、今、店の外を通り過ぎた事に気がつくはずもない。
「……ミリー、もう三時間よ? さすがに私、お腹空いちゃった」
ほのかが、展示ケースに寄りかかりながら、大袈裟なため息をついた。
その視線の先では、銀髪の親友。
憲兵中尉、ミリア・アニエラが二挺の重厚なハンドガンを前に、眉間に深い皺を寄せて固まっている。
「……黙ってて、ほのか。これは命を預ける相棒の選定なの。妥協は許されないわ」
「でも、さっきの『ピンク・ターミネーター』でいいじゃない。可愛いし、強そうだったし」
「あれは反動制御に癖がありすぎる。私のフレーム剛性なら扱えるけどね。あとグリップ周りが可愛くない」
ミリアは真剣だった。
憲兵将校として部下を率いる身。
しかも彼女は「通常の憲兵」では無い。
独立憲兵隊第71中隊――統一国家最強の一角と言われる部隊の中隊長であった。
部下に笑われるような武器を選ぶわけにはいかない。
だが、店員のお姉さんが十三度目の「お決まりですか?」を言いかけたその時、ほのかがケースの端にある、一際異彩を放つ一挺を指差した。
「ねえ、これにしたら? ミリー、見てよ。このスライドの横の、横にまっすぐに入った切り込み……スリットっていうの? これ、すごく可愛いよ! 絶対ミリーに似合うから買っちゃいなよ」
ミリアは、ほのかが指差したその「鉄塊」を見た。
HSA-2487-Ac『シャイニング・ファルコン』。
「……ほのか。これは、最新型の超短式電磁加速(EMアセラレイション)モデルよ。従来の発火式とは、トリガーフィールも排熱プロトコルも全く別物。……正直、初めての機構だから迷っているの。信頼性が未知数だわ」
「えー? だって横のスリットが可愛いよ。それでいいんじゃない? ほら、ミリアの銀髪と、この白熱しそうな銀色のスライド、絶対セットで格好いいって!」
「お客様、凄いですね。おっしゃる通りこのスリットから白いマズルフラッシュと電磁誘導の白い光が銃全体を照らして、ものすごくキレイなんですよ」
「え!見たい!ねえ、試射してみようよミリー」
ほのかの基準はいつだってシンプルだ。
「かわいい」。
ミリアもその考えが嫌いではなかった。
プロとして論理的に考えれば、信頼性の高い旧来のモデルにすべきだ。
しかし、ほのかの「似合う」「かわいい」という言葉が、頑固な彼女の常識を静かに、しかし決定的に破壊していく。
「……試射できるかしら、お姉さん」
ミリアが店員に向き直ると、待ちくたびれていた店員は、営業スマイルを輝かせた。
「はい、出来ますよ。試射は有料ですが……」
店員はミリアの先ほど確認したミリアの憲兵中尉のホログラムバッジを思い出すと、悪戯っぽく微笑んだ。
「もし今日、お買い上げいただけるなら、弾倉3つ分まで無料試射にサービスいたしますわ」
ミリアは、隣で「白く光るのを見てみたい」と興味津々で見つめている親友を見た。
そして、その「可愛いスリット」が刻まれた、冷たい鋼鉄の感触を掌に馴染ませる。
「……買うわ」
それが、後に戦場で「白光の死神」と呼ばれることになるミリアと、生涯の愛銃との出会いであった。
日が沈み、ファン・シティ全体が、あちらこちらで行われているパンクマ限定イベントで熱狂していた。
しかし、「たまごくまちゃん派」の二人には、そこまで強く惹かれるイベントでは無い。
二人は「ネイチャーワイルドエリア」へと足を踏み入れた。
「お腹すいたねー、ミリー。最後の『リボン専門店ガチムチ・リョーコ』で、まさかミリーの部下のフウラちゃんと会うなんてね。アハハ」
「恥ずかしかったんだから……もう!流石にムリよ。部下の前でリボンは買えないわ」
ケラケラ笑うほのか。
ほのかが声を立てて笑った瞬間、ミリアが目を見開いて固まった。
「……驚いたわ。ほのか……それもしかして……」
「え?え?あ、これ?パンクマバッグ。配ってたのもらったよ。欲しかった?ミリー、そんなにパンクマ派じゃ無いと思ってた」
「……欲しいわよ……限定なら別なの。欲しかったなぁ……」
「ごめんごめん、ミリーがフウラちゃんと話してる時に配ってたからさぁ、貰っちゃった……あげるよ。私パンクマ派じゃないし」
「え?いいの?やった。ありがとう、ほのか」
人気のまばらな、見晴らしの良い丸太に腰を下ろす。
ミリアはあえてホログラムディスプレイを手動で操作した。
パチパチとはぜる音と共に、焚き火が投影される。
SOLOTT社の最新型ホログラム焚火は、見た目も熱さも実物と殆ど変わらなかった。
「ほのか何にする?」
ミリアが電脳でスムーズにホログラムディスプレイを操作する。
ほのかは飲み物のラインナップを眺めていたが、合間に次々と追加される注文リストを見て絶句した。
「……大エビの串に、川魚の串焼きは良いとして ……焚き火焼きの塊肉はやりすぎじゃ無い?さっきのチョコケーキはどこに行ったのよミリー……」
『何言ってるの、もう夕食の時間よ? 18時ちょうど。15時のチョコケーキなんてカケラも残ってないわよ」
数分後、四足ドローンが冷えたカクテルと串に刺された肉塊と生魚を運んできた。
ミリアとほのかは賑やかに乾杯した。
「イェーイ」
魚串と肉串は焚き火の横に突き刺した。
「ねぇミリー……串に刺したこれ見てよ。全然女の子のラインナップじゃないよこれ」
「ふふふ……ハハハ……。中世……ファンタジー世界よ?ほのか」
「まぁね……ファンタジー世界の女山賊の食卓よ、これ。飲み物だけカワイイのが逆にキツいわ」
仲の良い親友二人。
ファンシティの夜は静かにふけていった。




