後書き
投稿時間的にはこんばんは。
では、読んで下さった読者様のために、
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
お休みなさい。
と、一通り全時間帯を考慮してみました。
鋳金ダラです。
一応「小説は後書きまでが小説」って無駄な信念(?)持っていたりするんで別枠に後書きを設けさせていただきます。ちなみにですが、これは本編とは一切合切パーフェクトに関係御座いませんのであしからず。
それにしても、アレですね。いくら事前に完結していたとは言え、一日一章投稿とかマジで辛いです。本当にね、やばかった。何せ話の内容が結構重苦しいし、やったことのないことに無謀にも挑戦しちゃったもんだから、自分で書いたくせに編集に何度か挫折しかけたときがありました。次回はもっと明るい話を書こうと軽く心に誓った次第です。
さて、と。
今作に登場したワードの解説に入ろうかと思います。
今作に登場したワードで大まかな物と言えば『アカシックレコード』『追捕使』『押領使』『紫衣』くらいですかね。
アカシックレコードは、宇宙や人類の過去から未来までの歴史全てがデータバンク的に記されているという一種の記録をさす概念です。神智学とかその辺を研究して極めた人はアカシックレコードにアクセスして思うがままに未来を知ることが出来るとか出来ないとか。予言者と呼ばれた人物はみんなアカシックレコードから未来の情報を引き出していたとかいないとか。虚空蔵菩薩はアカシックレコードを擬人化したものではないかという説があったりなかったり。まあ凄い物ということは確かなようで。
追捕使と押領使は実在した役職名です。歴史です。日本史です。高校の日本史にちょこっと出てきます。でもこれ知ってる人は結構歴史得意な人なんじゃないでしょうかね? 聞いたことあったり意味を知っていた方も中にはいたんじゃないかなあと思っていますが一応説明を。
追捕使と押領使は共に警察・軍事的な官職で、令外官の一つになります。令外官とは律令にない新設された位で、八世紀ごろ桓武天皇の時代に多数設置されています。代表的な令外官を上げてみれば、摂政・関白・右大臣・中納言・参議・蔵人及び蔵人頭・検非違使・勘解由使・征夷大将軍という感じでしょうか。日本史とか古文で出てくる有名どころはこれでしょうね。征夷大将軍とか摂政とか関白は誰でもあるでしょうし、右大臣とか中納言は古文の定番でしょうし。その中で追捕使・押領使の治安維持を担当していました。
追捕使は臨時的な官職だったものの、段々と各国に置かれるようになりました。その役目は海賊や盗賊を鎮圧することで、そう言うわけで『追って捕らえる使』で追捕使ってことらしく、実際に戦闘に参加することが多かったそうで、押領使は兵を率い、後方で指示を与える指揮官ってポジションだったとか。ちなみに藤原純友の乱・平将門の乱の鎮圧に当たったは追捕使と押領使です。なお、この追捕使が発展して守護に発展していったとか。
紫衣とは、紫の法衣や袈裟のことです。決して黒ではありません。紫衣は朝廷が宗派に関係なく偉いお坊さんに下賜したそれはそれは尊い物なんですね―――今作では大変なことになっていますが。まあ、これも聞いたことある方いたでしょうね。なにせこれも日本史です。江戸時代初期に紫衣事件って朝廷と幕府のゴタゴタがありまして、まあそこ「お、これ何か語呂良いじゃん」というわけで拝借したんですけどね。まあ詳しく知りたい方はウィキで調べてください。紫衣事件って検索すれば一発で出てきます。
さて、一通り語り終えたところで、私信じみたことを。
もう毎日のようにお世話になっている『キミ』へ。極地少しだけ手を付けてくれたようで、普通に嬉しかったです。ありがとう。でね、俺の話がアナログ派のキミは特にめんどくさくて読む気失せるだろうけど、今回はいろいろキミに配慮して書きました。これ、結構熱烈なラブコールだからね? そこんとこ、感想評価共々ヨロシクね? あと『キミには膨大な迷惑』をこれから『フィールド』でもかけるかと思います。パーティプレイで吹き飛ばしたり邪魔したり、飛竜及び古竜に俺が未熟なばっかりに三死してクエ(以下略)。まあ何はともあれ、俺が言えた口じゃないかも知れないけど受験にも負けずに頑張ろうね。それに基本方針として『キミ』におんぶに抱っこしていく予定だから。とは言うものの、こちらも出来る範囲だったらいろいろ協力するからね。(ってか、悉く却下されるけど普通にアレ個人的には大真面目な意見なんですよ?)見捨てないでね。
さてこんな感じかな。
それにしても、作者自身相当性根腐っているみたいで。もはや病気ですね、こりゃ(遠い目)
ところで、今作はちょっとした実験作です。そして極地シリーズが個人的に行き詰まってしまってるので息抜きにと書き始めたらこんな感じになっちゃったという事実が根底にあるわけなのですが、このことは秘密にしておいてください。そんなわけでいくつか個人的にも風変わりなことしたと思ってます。一番分かりやすいポイントと言えば、視点が(数カ所例外がありましたが)ずっと楓視点だったってことでしょうか。女の子の一人称及び完全主人公は個人的にも初めてだったので、おっかなびっくりでした。特にデートの件は死ぬかと思った。恋愛物書いている先生たち、ホント尊敬します。敬愛します。恋愛を文章で表現するのは酷く難しい。というわけで『To feel the sense of incompatibility.』と言い訳しておきます。
最後にここまで読んで下さった読者様、この場を借りてこの場を提供してくださった管理人様に御礼申し上げつつ、この辺でいい加減筆を置かせていただきます。
ではm(_ _)m
ところで、これはハッピーエンドなんでしょうかね? バッドエンドなんでしょうかね?