EP9: Populate
今回はIT英語です。
IT業界で交わされる会話では、横文字表現が沢山飛び交います。
これからアプリをリビルドしてからデプロイするよ。
あのディレクトリにあるファイルを全てデリートしておいて。
あ、パラメータの設定を間違えた。
あのAPIをちゃんとコールしてる?
日本語の会話でもこんな感じです。
IT業界以外でも、一般的に使われるようになった横文字表現には、
ログインする。
バージョンアップする。
などがあります。
そもそも日本で使われているIT技術の多くは、主にアメリカで開発されているので、この現象は自然の成り行きなのでしょう。
逆に日本語で表現しようとすると、違和感があったり、スピード感に欠けたり、表現が見つからなかったりします。
OSをV-UPしよう。→ 基本ソフトウェアを新しい版に更新しよう。
日本語としては違和感はないと思いますが、もし私がこれを言ったら、私の同僚は怪訝な表情で「ん?」と言うでしょう。
マッタリ感があるんですねぇ。
それに、「ソフトウェア」という英単語を日本語で置き換えられません。
無理無理置き換えると「軟体物?」「軟体品?」でしょうか。
口が裂けても言えません。
そんな感じで日本語の会話でも横文字表現が浸透しているのですが、初めて英語環境のプロジェクトで海外のエンジニア達と仕事をした時に、「え?こんな言い方するの?」と面食らった事が度々ありました。
その一つが Populate です。
Have you populated that file?
インド人の同僚に初めてこう言われた時、私は全く意味が分かりませんでした。
彼に教えを請うたところ、「データを入れる」「値を埋める」という意味で、英語環境では普通に使われる表現だったのです。
つまり、「あのファイルにデータ入れた?」という意味だったんですね。
へぇ〜!
私が知っている populate は、
populate a city → 人々が都市に住む/都市に人が住みつく
などの「居住する・人口を構成する」といったイメージの言葉でした。
人口を意味する population と結びついているんですね。
一方、それまでの私の英語レベルで、「ファイルにデータを入れる」を言おうとすると
Put data into that file.
となります。
これに対し、インド人の優しい同僚は「No problem.」と言ってくれますが、皆、この populate を使ってるんです。
でも、この表現がナンダカ私には馴染んでないんですねぇ。
このままじゃ悔しいじゃありませんか!
で、たまに勇気を振り絞って
Yeah, I've populated the table.
なんて、原稿棒読み状態で言ったりしてます。
馴染むかなぁ〜…?




