ダンジョンに潜った日
あらかたの説明は終わったのでいよいよ物語がはじまります。
固有名詞はものによってはこの世界では別の呼び方をする場合がありますが、分かりやすくするため現実のものを使っています。
名前などの固有名詞はあんまり出てこないと思います。
(全然思いつかないので、あと人名生成サイトとかで作っても管理できないと思うので。)
ほんとはもっといろいろ名前や遺物の効果なんかも出していきたいんですけどね...
午前5:45、いつものよう起きた。
トイレを済ませ、顔を洗い、軽いストレッチをする。
6:00になると宿の食堂が開放されるので、ほかの客が来る前に1階におりる。
1階に下りたらトレーをもってカウンターに行く。
「飯を頼む。」
「あいよ。」
宿の主人が応える。
「カードの確認を」
主人が言う。
俺も主人もギルドカードを取り出し光らせる。
少し待っていると。
「おまちどお」
ここでは日替わりで1種類だけ出している。
今日はパンにソーセージにオムレツ、野菜スープがトレーに乗せられた。
金を払い、飯を運び、席に着く。
いつも通りうまい。
飯を食ったら皿を返却口に置き、鍵を返して、軽めの印象が残らない程度の認識阻害をかけてから外に出る。
大通りを進み、朝市の準備をしているのを尻目に、目的の店へと向かっていく。
この食料品を扱っている店は早い時間から開店しているのでよく利用している。
店で減っていた分の食料を買い、外に出る。
次は大通りから路地裏に少し入ったところにある鍛冶屋に、メンテナンスを頼んでいた武器を取りに行く。
店に入り、カウンターで預かり証を出す。
ギルドカードの確認を済ませ、少し待っていると店主がものを持ってくる。
「確認して問題がなければ持っていってくれ。」
店主が言う。
問題なかったのでうなずいて、金は先に払っているので収納にしまい、店を出る。
再び大通りに出てメインダンジョンの近くの検問所まで歩く。
検問所でギルドカードの確認をしたあと、ダンジョンまで移動する。
ダンジョンに入り、認識阻害を誰にも気づかれないくらいに強め、魔力が循環し、身体強化が強くかかっているのを確認する。
俺の認識阻害などは魔法効果が発揮されるギリギリのところで魔力を隠蔽しているため格上の相手でも気づかれにくい。
(ある程度の知識があって用心深い奴なら大抵は同じことをやっている。)
道中の人や魔物を避けながら110レベルの適性階層とされている37階層を目指して下りていく。
身体強化のほかに風魔法や遠見のスキルを使っているので下りていくペースは速い。
そうは言っても1日で37階層まで下りることはできないので30階層で止まって野営の準備を始めた。
ダンジョンの中では雨が降らないため野営といっても簡単なもので、防水性のマットを敷くだけである。
人によっては調理することもあるが、俺は携帯食で済ませている。
いくら敵が格下だとしても料理中に戦闘するなんて嫌だし、料理のために周辺一帯の魔物を倒すことなどしたくないからである。
ただ、携帯食料の中でもおいしいものを選んでいるので満足感はちゃんとある。
(料理を複製する場合、1工程ごとに複製する必要があるため、ほとんどの人は本当に簡単なもの以外では料理を複製するなんてことはしない。)
空間魔法で結界を張って体や服などに浄化をし、気配察知や感知のスキルを使いながら外套で寒さを和らげつつ眠る。
その日は何事もなく、いつもの時間に起きた。
認識阻害や身体強化などの魔法やスキルがかかっていることを確認し、朝のルーチンを済ませる。
朝ごはんを食べ、少し休んだら再び37階層を目指す。
いつものように風魔法などを使用して向かう。
しばらくして34階層に着くと魔物を少し狩る。
A級を装うにはこのあたりの魔物を少し狩っておかないと不自然になるためである。
解体が面倒なのでドロップを落とすものを中心に狩る。
気配を消したまま首を落とす。
ドロップしたり死体が残ったものを瞬時に収納へとしまう。
魔物を狩りながら移動し、37階層に着くと本格的に狩りを始める。
俺のレベルは163なので早めに狩ることができる。
しばらく狩って、A級が5日滞在して持って帰るだけの量を狩るつもりだ。
今日中には終わらないのである程度したら区切りをつけて解体を始め、そこから離れたところで野営の準備をする。
飯を食べていつものように魔法やスキルを使い、寝る。
この日も何事もなかったので、いつもの時間に起きる。
少し休んだらまた魔物を狩り始める。
目的の量を狩り、解体も終えたので、163レベルの適性階層とされている55階層よりも深い56階層を目指して進む。
途中で野営をはさみながら56階層にたどり着くと認識阻害を薄める。
気配を完全に消して狩ることもできるがそれだと正面から戦う技術がなまってしまうためである。
攻撃を避けて首を狙う。
同格が相手ならば高練度の身体強化と魔力を纏う魔纏術などによって一撃で首を刎ねることができるが、さすがに格上の耐久力が高い相手だと一撃は無理がある。
そのため何度も避けては同じところをできるかぎり狙って攻撃を当てていく。
そうやって戦い、攻撃を避け損ねてしまった場合には戦闘が終わると回復ポーションを取り出して飲む。
聖魔法の回復系も使えるがいざという時のために魔力は温存しておく。
ダンジョンではたまに現在の階層よりも深いところから2、3階層くらい登ってくるものがいるからだ。
そういったイレギュラーな個体相手だと今のように少しの余裕をもって戦うことができず、逃げることも難しいので死闘となることが多いため戦闘中でも使用が可能な聖魔法による回復に必要な魔力をできる限りとっておきたいためである。
常に囲まれないように注意しながら戦う。
そうやって狩りをしつつ、きりのいいところで3階層上にに上って解体と野営をする。
次の日も56階層で格上と戦い、区切りをつけて上の階層に戻って解体と野営をする。
それを繰り返し、満足したら浄化をかけてから50階層のポータルで地上に帰る。
地上に帰ると大通りを通って冒険者ギルドの買取所に向かう。
買取所でカードの確認をし、買い取ってもらうものの量が多いことを伝える。
量が多いので奥に案内してもらい、37階層までで手に入れたものを出していく。
「まったく。いつも思うが少し多すぎやしないか?・・・うむ、いつも通りちゃんと上手に解体してある。これなら良い値で買い取れるぞ。依頼も出ていたはずだからそれも処理しちまおう。」
「助かる。5日も籠っていればこんなものじゃないか?」
「パーティーを組んでいればこのくらいだろうが、ソロだとだいぶ上澄みのほうだぞ。この量は。」
「そうか。(次は少し減らしてみるか。)」
「今回の金はどうする?カードに入れるか現金で受け取るか。」
「半分カードに入れてもう半分を現金でくれ。」
「あいよ。カードを渡してくれ。」
しばらくして、
「カードがこれな。こっちが現金だ。明細もあるから確認してくれ。」
青い証明器(嘘をつくと赤く光る)に手を当てながらカードなどを渡される。
明細を見て金額を確認し、問題がなかったので収納にしまう。
「また来いよー。」
買取所の男の声を背に、ギルド併設の酒場に行く。
作者は情緒にあふれている方ではないので、そういう話が書けません。
ヒロインがヒーローに助けられて恋心を得る話など、助けられて「すごい!」とか「頼れる!」と思うのはわかるのですが、急に「この人と子づくりしたい!」となぜ思うのかが理解できません。
しばらくずっと一緒に暮らしてから「この人とならやっていける。」と思うのならわかるのですが。
(結婚したいっていうのは「この人と子づくりしたい」という感情ではないのでしょうか?恋は理解できないので本当にわかりません。)
そんな感じなのでこの小説は薄味なままです。
そうそう、主人公がタメ口をきいているのはこの世界では冒険者はなめられないように敬語で話さないことがほとんどという文化が根付いてるためです。
あとは、どっかで話していた通り、この国では米の栽培もしています。
大豆の栽培もしているので醤油や味噌もあります。
そのため、中世ヨーロッパ風の世界ではあるものの、日本からの転生者や転移者のおかげで和食もあります。
麦だっていくつか種類があります。
少し高いものの砂糖もあります。
中華もあるかもしれませんが、主人公が見て聞いたもの以外だと興味のある本(貴族関係は「貴族の暮らし」(全5巻)を読んだ)を読んだくらいなので今は知りえません。
なので世界周りの説明ではないとされていたものが旅先で出てくることもありえます。




