95話
スズランの話しでは兄弟たちは統治者として不合格だと聞いていたが、実際に働いてもらうと優秀だった。
「スズラン……話で聞いてるのと違って優秀な兄弟なのね」
「仕事を与えられたら処理するのは早いのですが……個性が強すぎて意見が合わないのです。それで毎回喧嘩に……」
「それなら今のように一定の仕事を与えられた方が楽って事?」
「多分本人たちは今の方が楽だと考えているでしょうね」
「でも国を奪ったと恨まれてないかな?」
「国自体を終わらせたのは私です。何か有ったら最初に狙われるのも私だと思います」
「それでは意味が無いわ。誰もが幸せに暮らせる国をつくりたいだけなのに……」
「つくっていきましょう!」
「そうね」
その後も大きな混乱もなく数ヶ月が経過すると近隣諸国に動きが有った。
「お姉様、南部の国が併合を希望しております」
「理由は聞いてるの?」
「生き残るためらしいです」
「……何か有ったの?」
「魔獣を複数確認したらしく現在我が国に保護を依頼してきております」
「救助だけでは駄目?」
「相手が併合を望んでますし安易に国の物資を配る訳にも行きません」
「……私は国を大きくしたいわけじゃないのに」
「我が国に併合される方が幸せだと考えたのでしょう」
「普通は独立して居たいと思わないの?」
「今は魔獣や他国による侵攻の危険が増してます。小さな国が生き残るのは難しいのでしょう」
「分かった。我が国を希望してくれているのなら受け入れましょう」
「……これからは受け入れても安易に中枢に人を配置しないようにしてください。間諜の恐れが有ります」
「分かったわ。この国には秘密が多いからね……とりあえず私が明日行くわ」
「はい?」
「私が明日魔獣退治に行ってくる」
「危険です……が、徒に兵士を消費する訳にいきませんし……護衛に兵を100名付けるなら許可します」
「……スズランの許可は要るのか分からないけど分かったわ。兵士100名を連れて行く」
「必ず無事に帰ってきてくださいね。お姉様」
「了解!」
翌日兵士と一緒に転移魔法で南部の国の近くまで移動しその後は現地の軍に案内してもらい大型の魔獣2頭と中型の魔獣3頭を倒し、発見された魔獣は全て倒した。
魔獣は全て倒したので、国の代表と併合の事を話し合ったが、逆に私の強さを見て併合を強く望まれてしまい結果として併合する事となった。
私達はすぐに街に戻りミモザやサザンカに経過を報告した
「結果として併合するのね」
「お姉様の実力を知ったら当然の結果です!」
「と言う事でこれからも忙しくなると思うけど宜しくね」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




