94話
ペスティサイド国が消滅したその混乱に乗じて領土を増やそうという近隣国も有ったが、スズランを含めた旧ペスティサイド国の人間と、サクラの転移魔法を使い兵を素早く動かす事で攻め込まれる事は無かったが旧ペスティサイド国は大きな国なので防御だけでも大変だった……
「スズラン、これでほとんどの国境は守れたかな?」
「そうですねサクラお姉様。しかし転移魔法を使っての兵の移動……これは恐ろしい威力ですね」
「そうね。今は私位しか使えないから良いけどもし他国がこれを使って攻めて来たら大変な事になるでしょうね」
「攻撃される前に滅ぼしてしまいますか?」
「私は戦争を望まないし、今この状況で領土を増やしたら内部から崩壊しそうよ」
「冗談です。お姉様が望むのは平和ですから……」
「何か不満みたいね?」
「……力のある国が世界を統一した方が結果戦争は減らないかなと思わなくも無くて」
「否定はできないわ。でも出来るだけ争いは減らしたいのよ」
「私はお姉様の考えに従います」
「ありがとう。スズラン次は何をしたらいい?」
「国境辺りに防衛拠点をつくる事は可能ですか?」
「私達の領土になったのですぐにつくる事は可能だけど、数はつくれないかも」
「一つ作れるだけでも凄い事ですよ」
「……近くに魔獣居ないかな?それかダンジョン」
「有りますけど……行く気ですか?」
「魔獣を多く倒すと建物つくる力を貰えるのよ」
「それは部下が倒しても良いのですか?」
「本人が倒さないと意味が無いわ」
「危険です!今は大きな国の代表の一人です。魔獣退治なんて……」
「でも魔獣も放置していたら危険よ。私なら一人でも倒せるわ」
「……私も同行します」
「それは駄目。余計に危険になる……護りながら戦うのって難しいのよ」
「分かりました。でも必要な時以外は行かないで下さいね」
その後一番危険な国境付近に城のような建物をつくり兵を配置してからいつのも街に戻るとミモザが近付いて来た。
「サクラ、スズラン姫お疲れ様です」
「私もう姫では無いのでスズランと呼んでください」
「ミモザもお疲れ様、街の様子は?」
「ペスティサイド国がなくなった時は移民とか多かったけど今は落ち着いたわ」
「それは良かった」
「でも、自称スズランの兄弟とか言う方が来て今丁重に保護しているの……」
「え?兄弟が?」
「スズラン本物かどうか確認してもらえる?」
「本物だとしても今では一般市民……特別な対応は要りませんが、わかりました」
一応本物だったらしく一般人として働くならという条件で受け入れた。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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