92話
色々会話をし適度に時間が経過してので私は皆に言った。
「ミモザ、今からスズラン姫と建物をつくりに行こうと思ってますが大丈夫ですか?」
「今日はもう十分仕事が進んだのでスズラン姫は見学に行ってもらって大丈夫です。……ですが良いのですか?」
「隣国だし隠しておくのも良くないと思ってね……とりあえず行ってくるね!」
「分かりました」
私はスズラン姫の方を向いて話しかけた。
「ではスズラン姫、今から数キロ先に建物をつくりに行きます」
「徒歩での移動ですか?」
「……魔法です」
「魔法?」
「はい転移魔法です」
「転移魔法!?噂では聞いたことが有りますが実際に使える方が居られるのですね」
「魔法発動しますので私のそばに居てください」
「お姉様が転移魔法を使えるのですか?!」
「とりあえず行きますね」
私達は数キロ離れた建物の建設予定地に一瞬で到着した。
「ではここに今から建物を……何か言いたそうな顔してますね」
「お姉様凄いです。転移魔法まで使えるなんて……」
「ありがとう」
「で、ここに建物をつくるのですか?この広さなら最短数ヶ月はかかりそうですね」
「そうですね。でも今は建物が不足しているので急いで作ります。少し離れて居てもらえますか?……ポイントを使って建物をつくるっと」
目の前に3階建ての大きな建物が現れた。
見物民からは
「サクラさんの魔法っていつ見ても凄いな」等と言われ
スズラン姫は驚いて固まっていた。
建物の中の確認や不備は無いかをチェックしているとスズラン姫が私の方に近付いて来た。
「お姉様の魔法って普通じゃないですね……転移魔法は話には聞いたこと有りましたが、建物を建てる魔法なんて初めて見ました。こんな方が居る国と戦争した我が国って……滅びていてもおかしくなかったですね」
「別に他国を攻めようとかは考えてないから大丈夫ですよ」
「でも私はサクラ様の普通ではない魔法を知ってしまいました。これからはサクラ様達と協力して行きたいと思います」
「何でそう考えたの?」
「……これは子供の時に聞いたのですが世界が変わって行く時には神様の使徒かそれに近い人が現れると聞きました。サクラ様の魔法は普通では有りません。神の使徒かそれに近い物を感じます。私は直感でこの人について行くべきだと判断しました。もし国の判断が違っても私は亡命してでもサクラ様と協力することを誓います」
「私はそんな大した存在では無いと思うの。でも私の持つ魔法で平和になるならそれを願います。スズラン姫が評価していただけるのは嬉しいですが早まった事はしないで欲しいです」
「お姉様がそう言うのなら……でもできたら共に戦いたいです」
「スズラン姫って内勤とかが得意そうですが戦いも得意なのですか?」
「剣も槍も弓も使えますが、近衛と比べると児戯の様ですが」
「でも戦えるのは凄いですね。姫なのに」
「自分の身は自分で護れるようにはなりたいと思っております」
「私は出来たら近隣の国とは仲良くしていきたいです。折角スズラン姫とも仲良くなれたし国同士も仲良くできたらなと思ってます」
「私もお姉様とは仲良くしたいです!」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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