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妹に呼ばれて異世界へ  作者: 神戸近区


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84/87

84話

 ギルドで少し不思議そうにされたが、実際その辺りでの獣が出没するという情報が他にも有ったらしく皆に注意してくれるという返事を貰えた。その後、周辺の街の事を聞いてからギルドを出た。

ギルドを出てからはすぐに街も出てまた川沿いに歩きだした。

「ツバキ様……街からすぐ出ましたけどいいのですか?」

「街の中に居ても買うものもないし……それよりサクラは良かったの?もう少し街に居ても良かったのだけど」


「私も特に買いたい物も有りませんし……こういう自然の中でゆっくりできる方が最近良いなって思うようになって……」

「私も自然が好きだから分かるけど、人との付き合いも大切よ。私なんて何十年も殆ど一人で過ごしたけどあの時は今考えると楽しくなかったわ」


「その間一人で何をしてたのですか?」

「ダンジョン行ったり、本を読んだり……本は若い時に大量に買ったから沢山あるのよ。状態保存の魔法をかけてるから全部読めるよ」


「もう今では手に入らない本が多そうですね」

「そうね……100年以上前の本が綺麗な状態で保管されてるから、今となっては貴重かもね」


「今度読みに行っても良いですか?」

「何時でもいいよ旅に疲れたら私の家で本を読んでも良いし」


「……まだ旅は楽しいですけどね」

「それが一番だけどね」


 私達が楽しく話していたら、多数の気配を感じた

「ツバキ様……隠れてる気配が多数。もしかしたら盗賊でしょうか?」

「そうみたい……面倒ね」


「逆にこちらから挨拶してみましょうか?」

「それでいいかもね」


私は大き目の声で言った

「こんにちは、何か用ですか?」

すると、隠れていた人達が出て来て言った

「ここに何の用か?」


「川沿いに旅をしているだけですが?」

「本当か?」


「はい」

「そうか……何か薬とかは持っていないか?」


「薬は有りませんが……怪我ですか?」

「いや、病気だ……持っていたら分けてもらおうかと思ったが……すまなかった。通過してくれていい」


「薬は有りませんが……病気によっては治せますよ?」

「医者だったのか?」


「……魔法が使えます」

「魔法で病気は治せないだろ」


「私は治せます……良かったら協力しましょうか?」

「……少しでも可能性が有るなら助けて欲しい」


 出てきた皆について行くと壊れた建物に数人が寝かされていた。

「これは……どうしてこのような状態に?」

「最近盗賊が出て荒らされた。人には危害を加えなかったが……資産をすべて奪われた。もし治せるなら報酬は遅くなるが必ず払う」


「そうですか……とりあえず診ますね。多分衛生状態と栄養が足りてないですね……」

「治るのか?」


「治せますが、このまま生活したらまた同じことになります。ところで、ここの土地は空いてますか?」

「土地?土地は好きに使ってくれていい」

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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