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妹に呼ばれて異世界へ  作者: 神戸近区


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83話

 私達は魔獣を倒せるのに魚を釣るのはうまく行かなかった。

「魔力を使って魚がいる場所は分かるけど、逃げられる」

「ツバキ様、魔力でそんなことまで分かるのですか?」


「分からない?獲物を探す時と同じよ……サクラならできると思うけど」

「……本当だ。魚がいる場所が分かる。でも寄ってきませんね」


「だから魔法使うのやめた。こんな時はゆっくりする方が楽しいし」

「確かに」

結局私達は2匹しか釣れなかったが、楽しかった。


 この日は新しい集落を見付けて、そこで魚を釣り魚を食べるだけで1日が終わった。

「今から街に戻ってミモザも連れて温泉行く?」

「何かいいですね。釣りを楽しんでその後温泉って」

と言う事で街に戻りミモザに声を掛けると「温泉?行く!」って返事をしてきたので一緒に温泉へ転移魔法で行った。


 翌日以降も川沿いに歩き下流を目指した。

「あの集落以降建物は有るけど人が居る気配が有りませんね」

「そうみたいね。少し旅するのに不便ね」


「そうですね……何で人が居ないのでしょう?」

「見た感じそこまで古くない建物だから少し前まで誰か住んでそうだけどね」


そんな会話をしながら建物の近くを通過していると、何かの気配を感じた。

「ツバキ様、何か来ますね……」

「多分狼ね。どうする?」


「倒すのは簡単だけど、意味も無く攻撃はしたくないな」

「多分ここに人が住まない理由じゃないかな?」


「そうですね。……でも今は私達だけですし逃げましょうか?」

「そうね。逃げようか」


私達は足を魔法で強化して逃げ出した。何も追って来なかったので無事に逃げられたみたいだ

「無事に逃げられたみたいですね。……でもどうした方が良いのでしょうか?」

「そうね。移動を考えたら退治した方が良いと思うけど。今必要ではないわね」


「そうですね。別に船で移動したら関係ないですし……ギルドに報告だけはしておきましょうか」

「それでいいと思うよ。何でも私達がするのは良くないし」


 その後数日で今度は少し大きい街に辿り着いた。

「ツバキ様、大き目の街に着きましたね」

「とりあえずギルドを探して、報告しておきましょうか?」


「そうですね。ギルドに行きましょう」


ギルドに行き途中で狼と思われる群れに遭遇したことを話すと驚かれた

「あの……馬車とか船では無く歩いてここまで来られたのですか?」

「そうですが……」


「良くここまで無事に来られましたね。途中休む所も無かったと思いますが」

「それは慣れているので大丈夫です」


「慣れてるって……お二人とも若そうなのに」

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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