81話
兵士達も慣れてきた頃、私達は先に進むことにした。
11階に着くと魔力が先ほどより濃くなるのを感じた。
「ツバキ様……魔力が急に濃くなってきた気がするのですが」
「そうね。多分ボスが近いのだと思う」
「……私一人でこの先の偵察をして来ても良いですか?」
「この辺りの敵ならサクラ一人でも危なくは無いだろうけど……なんで?」
「ボスが近いなら倒して終わらせたいので……」
「早く倒したいの?」
「そうですね……これは私の願望なんですが、ダンジョン攻略より旅が楽しいので」
「それなら急ぎましょうか。でもボスを見付けても一人で戦っては駄目よ」
「はい。見付けたら報告に戻ります」
「気を付けてね」
私は一人で先に進んだ。正直街のことも有るので、ダンジョンは早目に終わらせたかった。
12階まで進むと強い魔力の魔獣が居るのを感じた。他に魔獣も居ないし多分これがボスなのだろう
私は急いで戻りツバキ様に報告した
「12階に強そうな魔獣が1体居てそれ以外の魔獣は見当たりませんでした……これがボスでしょうか?」
「多分正解ね……兵士達にはここで戦ってもらって、私とサクラだけでボスを倒しに行きましょうか?」
兵士達も賛同してくれたので、私とツバキ様だけで進むことにした。
12階まで降りるとツバキ様が言った
「この気配はボスだね……どうする?一人で戦ってみる?危険そうなら助けるから」
「はい。一人で倒して経験値10倍を目指します」
「では気を付けて……多分敵は巨大な熊の魔獣だから力が強いのと爪に気を付けて。私が昔使ってた剣なら多分負ける事は無いと思うから、頑張って」
「分かりました。体を魔力で強化して素早く接近して首を斬ります」
「いいと思うわ」
ツバキ様も認めてくれたので私はまだ少し遠い距離だが体を魔力で強化し素早く敵の前に移動し剣を振った。敵も首を護ろうと爪で防御してきたがその爪も首と一緒に切った……
「あれ……ツバキ様勝てたみたいです」
「そうね……何か納得できてない事が有るの?」
「いやあの思ったより敵が弱かったので……」
「敵が弱いのではなくサクラが強いのよ。で、レベルは上がった?」
「そういえば体力と魔力が増えた気がします」
「良かったね。お疲れ様……皆で一旦街に戻ろうか。そしてその後温泉行きましょう」
「はい。ミモザも誘って温泉ですね」
「それと兵士達も休ませないとね」
皆で10階まで上がるとツバキ様はもう転移が出来ると言ったので、全員で街まで転移で戻った。
私はミモザに報告に行った。
「全員無事に帰って来たわ」
「と言う事は攻略成功?お疲れ様!」
「今日はいい運動して疲れたから温泉行かない?」
「行きたい!仕事はもう終らすから行こう」
私達はゆっくり休んだ
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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