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妹に呼ばれて異世界へ  作者: 神戸近区


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75/87

75話

 最近転移魔法を使う事が多かったので、歩いての移動は少し疲れるが楽しかった。

「ツバキ様……どこか目的地って有るのですか?」

「無いよ。だから好きな方向に進んでいいよ」


「好きな方向って言われると難しいな……」

「温泉だったら昔発見したのが少し離れた所に有るけど」


「ではそこに向かいましょう!」

「山の中だけど大丈夫?」


「ツバキ様と一緒ならどこでも大丈夫だと思います」

「そう?なら向かいましょうか」


 最初は大きな道を歩いていたが、途中から道のない森の中を歩くことになった。

「ツバキ様、本当にこの先に温泉が有るのですか?」

「昔は有ったよ……と言っても100年ほど昔だから今は分からないけどね」


森の中を歩いていると気配を感じた

「……何か大型の獣が近付いてますね」

「サクラも気付いた?多分私達を狙ってるね……食料確保する?」


「そうですね。私が対処しても良いですか?」

「任せるよ。危なくなったら助けるし」


「ではもう少し接近して来たら攻撃します」

私達が止まって話していると大型の獣は此方に走って来た。

近付いてくる獣をよく見たら熊だった。

私は収納魔法から剣を取り出し体を魔力で強化して熊の背後に行き熊を斬った。

「熊を倒しました。もう気配は感じないのでこの熊を解体しますね」

「手伝おうか?」


「一人で大丈夫です。私も一人で旅が出来る様に練習したいので」

「わかった」


 熊の処理も終わったので再度移動を始めた。少し休めそうなところが有ったのでそこで食事をし、また移動……この日はそれで夕方になった。

「そろそろいい時間なので街に戻りますか?」

「そうね。ここに土魔法目印をつくって……では転移で戻るよ」


「はい。お願いします」


私達が転移で街に戻るとミモザが急に近付いて来た

「サクラ……血が付いてるけど大丈夫?」

「それ多分熊の血だ……1頭倒したから」


「どこに行ったら熊と戦う事になるの?」

「山の中」


「……温泉は見つかったの?」

「まだ見つかってないよ」


「そう……旅するのは良いけど怪我とかには気を付けてね」

「それより今日は何か有った?」


「特に変わりはないわ。決裁が必要な書類が有るからそれだけお願いね」

「了解」

この日はその後ゆっくり休み、翌日以降も森の中を歩いた。

数日後にツバキ様の言っていた温泉を見付ける事が出来た。

「ここが……本当に何もない所ですね」

「そうね。だから昔は温泉に入る時に土魔法で壁をつくって入ったわ。獣に襲われたら嫌だし」


「そうですね。防具無しに戦うのは嫌ですね……ここってまだ私の領地で合ってます?」

「そうね……そうかポイントで何かつくる?」


「はい。建物と壁をつくります」

これで私たち専用の温泉が完成した。

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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