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妹に呼ばれて異世界へ  作者: 神戸近区


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74/87

74話

 最近街づくりに関して私が必要な事が減って来た。

「ミモザ……ミモザが居てくれるから私の仕事が最近無いのよ」

「それは良い事では?……まあここの領地は資金も労働者にも困って無いからね」


「それにマートルさん達旧王家の人達が手伝ってくれてるのも大きいね」

「そうね。前に比べると楽になったわ」


「……私って座ってるだけとか合わないのよね……」

「でも領主が出て来すぎるのも動きにくくなるから大人しくしていて欲しい」


 そんな話をしていたらツバキ様が転移してきた。

「ツバキ様何か有りましたか!?」

「サクラは何で嬉しそうなの?」

「……する事無くて困ってるみたいです」


「そう……旅でもしてきたら?」

「旅!良いですね。温泉とか行きたいな」

「一応責任者なので何か有った時に居ないと困るのですが……」


「今までダンジョンに行ったりしてたのに?」

「……そういえばそうですね」

「サクラ……あの時と今は街の規模と状態が違うのよ!この街も大きくなってきたので責任者の長期不在は避けたいのです」


「私がここに毎日夜に転移で一緒に帰ってくるなら大丈夫?」

「それなら大丈夫ですが……もしかしてツバキ様も旅したいのですか?」


「そうね。ここ数十年でこの辺りも変わったみたいだし偶には歩いて移動するのも悪くないし、体が鈍りそうなのも有ってね」

「そう言う事なら分かりました。色々な場所を見て来るのも大切だと思いますので……毎日戻ってくるのですよね?」


「毎晩寝に戻るよ。それで大丈夫?」

「大丈夫ですが……スズラン姫に知られると”一緒に行きたい!”とか言われそうですね」

「近日中は訪問の予定も無いから大丈夫よ……多分」


「では出発は何時に……」

「今から行きたい!」

「私もサクラも荷物は魔法で収納してるから、服だけ着替えたら出られるよ」


「分かりました。ではお気をつけて……いい温泉が有ったら教えてくださいね」


 私達はすぐに着替えて街の外まで転移した。……街から歩いて出ると皆に色々聞かれそうだから

「ツバキ様、歩いての旅とかって経験あるのですか?」

「若い時にね。サザンカと一緒に……」


「それって凄く昔の話ですよね」

「私からするとそんなに昔じゃないけど100年か200年前かな」


「100年ですか……」

「だからこの辺りも変わってしまってね」


「そうでしょうね。100年以上前なら全然違いそう」

「サクラもこのままいけば100歳位では死なないよ……」


「そうでしたね……100年後か、その時もこうやって一緒に旅が出来たら良いですね」

「そうね。その為に運動しておかないとね!」

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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