73話
スズラン姫に姉になって欲しいと言われ一番最初に思ったのは”この人大丈夫かな?”だったが、この世界に転生して来て妹を探してる私も似たようなものかもしれないと思った
「そうですね、その気持ちは分かりましたが、今の所スズラン様の姉になる予定は有りません」
「私の兄弟では不満ですか?」
「不満というか会った事も無いのにそんなことわかりません」
「そうですね!では一度……何度か会ってみませんか?」
「遠慮いたします」
「……そんな事を言わずに……そうだ!こちらに今度連れてきます。よかったら少しの時間でも一緒に過ごしてみてください」
「私は此処に居ない事も多いので勝手に連れてこられたり、事前の約束なしでの訪問は困ります」
「約束したいのにいつも忙しいと断られるから今回は強引に来ました」
「確かに毎回忙しいと断ってますが……」
「嫌われても嫌なので次回以降は約束してから向かいますが……会ってくれますか?」
正直に言うとあまり会いたくはないが、危険な隣国であることは間違いが無いので無視する訳にもいかない
「分かりました。短時間だけなら極力時間を空けます」
「ありがとうございますお義姉様!」
「私は義姉では有りませんが……」
「未来の義姉です!」
話し合いも終わり、本日は時間も遅くなったため特別に1泊してもらい翌日早朝に帰っていった。
「サクラ……お義姉様って何?婚約でもしたの?」
「ミモザ……助けて!スズラン様が私と彼女の兄を結婚させようとしてるの……」
「そうなんだ。国としては悪い話じゃないよね」
「国益を考えるなら確かにそれも悪くないかもしれないけど、私は両親から好きな人と結婚しても良いと許可も貰えたし……政略結婚的なのは避けたいわ」
「好きな人居るの?マートルさん?」
「違うよ。まだ居ないけど……」
「居ないならスズラン姫の兄と結婚する可能性もあるのでは?」
「そうだけど、何でそんなに楽しそうなの?」
「恋バナって楽しくない?」
「確かに人の話しには興味あるけど……そう言うミモザは?」
「私は……私は仕事が恋人よ」
「……別に休んでも良いのよ。無理しないでね」
「この話はお互いに不幸になりそうだからやめない?」
「そうね」
その日からまたいつもの街づくりに戻った。私がポイントでつくった建物の近くに新しい建物を建ててポイントの建物を消去する……。
「サクラ、これ何度見ても不思議ね」
「そうだね。つくるのも消すのも一瞬」
「消す時に建物内に誰か居たらどうなるのかな?」
「……怖い事言わないで。多分建物だけ消えて人は残るけど、2階以上なら床が無くなるから……」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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