71話
戦争が終わってから数ヶ月。私達は16歳になった。
「ミモザ、成人してからの一年は戦争とかで長く感じなかった?」
「そうね。サクラは特にそうじゃない?街づくりしたり戦闘したり」
「そうだね……でももう落ち着いたし、そろそろ旅行とかしたくない?」
「旅行か……良いねでもどこに行くの?」
「海も良いし山も良いし……温泉とかも良いな!」
「それ全部回ろうとしたら何日かかると……」
「そうね……確か近くに温泉有ったよね、そこで1泊くらいにしておく?そして街の事とか全て落ち着いたらどこか遠くに旅行したいね」
「落ち着いたらか……いつになったら落ち着くのだろうね」
「この街にポイントで建てた建物が不要になるまでかな?」
「それって何年後よ?」
「分からない……でもみんな頑張ってるから遠い未来では無いと思うよ」
「そうだったら良いけど……って言うか数年後にはサクラはこの国の代表してるんじゃない?」
「そうね。その可能性は高いね」
「そうなると世継ぎの為に結婚もしないと」
「結婚か……スズラン姫がまだ私を諦めてないのよね……」
「でも確かに国の安全を考えたらこの辺りで一番大きいペスティサイド国との婚姻は良い考えだと思うけどね」
「まああの国の考え自体が私と合わないみたいだからね……」
「それは……そうね」
「結婚相手か……」
「サクラも意識し始めた?」
「というか、逃げたいけど多分逃げられなさそうだから両親と話してみるよ。どうしてもペスティサイド国の誰かと結婚しろというなら諦めて結婚するしかないよね……国の為だし」
「そうだね。その辺りの話はそろそろしておいた方が良いよね」
それから数日後、偶然両親の近くに行く用事が出来たので会って話す事にした
「お父様、お母さま……相談したい事が有るのですが」
「何か有ったのか?」
「有ったというよりもこれからの事です……私はどこの誰と結婚するのでしょうか?」
「気になる人でもできたのか!?」
「居ません」
「居ないのか……」
「でもこの国の事を考えたらどこかの国の貴族と結婚すべきでは無いのですか?」
「……サクラが決めた人なら立場なんかどうでもいいぞ。例えば今では立場を失ったマートル君でも構わない。自分が好きだと思える人と結婚したら良い」
「でも国の事を考えると……」
「ツバキ様とサクラが居るんだからこれ以上の戦力は要らない。逆に力を持ち過ぎたら他国から警戒される。今で十分だ」
「では、私は好きな人と結婚しても良いのですね?」
「そうだ。だから今は良い人を探さないとな……お見合いでもするか?」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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