68話
ペスティサイドからの攻撃が終わり街に戻ってきたら、ミモザが質問してきた
「サクラ、何で敵を捕虜にしなかったの?」
「危険だからよ」
「でも敵は武器を捨ててたよね?」
「そうだけどこちらは2人。もし本当に二人しかいないと分かったら敵は大人しく降伏したと思う?敵が二人なら簡単に逃げられるとか、女二人位なら勝てるとか……」
「そうか……暴れられたら、死傷者多数になっていたかもね」
「そうね……ってちょっと待って、質問が有るのだけどそれってどういう意味?」
「サクラの魔法で敵兵に死傷者が……」
「まあ私は良いとしても……自分は大丈夫だと思ってるの?」
「私だって魔獣相手に戦えるのよ。敵兵の2~3人相手なら……勝てると思う」
「そうね。3人位なら勝てると思うけどペスティサイド兵の数その十倍以上は居たよね?」
「そう考えるとあの時逃げてくれて良かったのね」
「そう。助かったわ」
「でもあれで終わりでは無いよね?」
「多分そうね。また近いうちに来ると思う」
そんな会話をしてから約1週間敵兵が接近していると連絡が来た
「ミモザまた攻めて来たみたい」
「今回の兵力は?」
「まだ分からないけど少数みたい」
「意外ね」
「まあ道が無いから少数での偵察かもしれないね」
「出撃する?」
「行きましょうか!」
少し転移魔法を使い前回道を破壊した所へ近づくと数人の武装した人たちが居た。
「ここから先は私達の領地です。何か用ですか?」
「敵襲だ……と言いたいところだが、今回はスズラン姫からの手紙を持って来た……でもその前に出来たら前回の兵を追い返したという女性に会って見たいのだが」
「私の事?」
「いや君は子供だろ」
「前回ここで戦ったのなら私しかいないわ」
「こんな少女に負けたというのか?我が軍はそんなに弱いのか!?……それか貴殿が強いのか?」
「強さは分からないけど私と会って何がしたかったというの?」
「俺は強い女が好きでな……出来たらここで戦ってみたい」
「好かれても困るけど、攻めてこられたのなら迎撃するわ」
「私は子供相手でも手は抜かないぞ……怪我くらいは覚悟してもらおう」
「それはお互いにね」
「速く準備しろ。不意打ちなどはしない」
「分かったわ」
私たち二人は適度な距離を空けて向かい合い剣を持った。
私が初代王の剣を出すと驚かれた
「どこからそんな大きい剣を……それよりそんな重そうな剣を扱えるのか?」
「これに慣れてるから軽い剣は苦手です。……どうぞ攻撃し始めてください」
相手の剣が凄い速度で私に向かって来るが……魔獣に比べると遅い。
私は剣を振って相手の剣に軽く当てたら、相手の剣は折れた。
「本当に強いのだな……武器を失ったので私の負けか……出来たら武器を交換してもう少し戦ってみたいのだがいいか?」
普通ならそんな要求は無視したいが、純粋に戦いたいみたいなので許可した。
その後数回同じ様な事を繰り返すと相手は降参した。少し気になった事も有るので彼を捕虜にして連れて行こうとしたら、一緒に来ていた兵も武器を捨て降参し捕虜となてくれた。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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