65話
道を破壊出来たのでペスティサイド国の兵たちは移動できない状態になった。
「ミモザ、この後彼らはどうすると思う?」
「森を抜けるか、道を復旧……私なら道を復旧するかな」
「私と同じ意見ね。今後の補給の事を考えると道が無いのは不利だし」
「そうだね。サクラこの後どうするの?」
「まだ私達は見つかってなさそうだからこのままペスティサイド国側に向かって進んで補給部隊を攻撃しようかと思ってる」
「そうか……後方の補給物資が無くなれば敵は撤退するか」
「してくれたらいいけどね」
「どういう意味?」
「物資が無いなら奪ってしまえという考えの人も居るからね」
「……サクラってよくそう言う事考えられるね」
「友達の好きなゲームでそう言うのが有ってね……」
「友達?ゲーム??」
「ごめん、そこは気にしないで。気付かれないように進みましょうか」
「了解!」
私達はペスティサイド国の兵に気付かれないように森の中を抜け、後方の補給部隊を探した。
数時間進むと大きな馬車に荷物を満載した部隊を見付けた。
「ミモザあれは補給物資かな?」
「そうみたいね。どうする燃やす?」
「勿体ないね……奪いたいけど護衛の兵士も居るし……」
「奪うって……サクラの考えの方が怖いよ」
「そう?無駄にするのは簡単だけど、何かをつくるのって時間と労力が……」
「それならもう一度道を壊してみる?」
「そうね。物資は無駄になるけど仕方ないか……」
「そうでは無くて、完全に壊さずに少し崩れそうだと思わすのよ。こちら側から崩したら後方に逃げるしかなくなるから荷物は置いて逃げる……ってうまく行くかは知らないけど」
「わかった。ミモザの意見を採用する」
「まあ何を言っても、サクラの魔法頼りになるけどね」
補給部隊に対して前方から大きな石や岩を多数転がしてみたが、物資を捨てて逃げる気配は無い。
次はがけ崩れが起こりそうな音を出したが彼らは逃げない……
「ミモザ、失敗ね。どうしようか?」
「どうするって燃やす位しかないでしょ?」
「彼らの手持ちの荷物も有るわ……一番簡単なのは荷物ごと谷底に落ちてもらう事だけど……こういう考えが出る自分が少し怖いのよ」
「大丈夫。サクラが異常なのでは無くて戦争しようとしてる今の状態が異常なだけ。馬車を焼くだけでも敵は撤退してくれるかもしれないから……物資だけ焼こう」
「ごめんね。少し不安になった。前方の馬車から燃やすけど、私たちが見つからないように気を付けて魔法を使うわ」
「了解!早く戦争を終わらせようね……」
私は火魔法で馬車を攻撃し、数台を破壊した……半数は逃げ出したが残り半数は残った手持ちの荷物だけをを持って馬車は置いて走って進んできた。
誰も居なくなってから焼け残った物資は貰っておいた。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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