64話
スズラン姫は自分の話を分かってくれないと分かると急いで帰ってしまった
それも含めて今回の訪問の対応で少し疲れていた私にミモザが話かけて来た。
「ねえサクラ、結局何しに来たの?」
「戦争を無くしたいそうよ」
「それって、私達と同じ考えじゃない?」
「そうね。でも戦争を無くすために戦争して世界を征服したいみたいよ」
「何それ?」
「何て言うか……自分が世界の中心みたいな感じの人だったわ」
「それで、それ以外の話は?」
「私にペスティサイド国の人間と結婚して欲しいと言って来たわ」
「それでどうするの?」
「武力で世界征服しようとする国に協力する気は無いわ」
「そう……でもそうなると、ペスティサイド国との戦闘もあり得ると言う事ね……」
「可能性はかなり高いわ」
「また戦闘……とりあえず住民を護らないとね」
「そうね。戦闘も起こる事前提でポイント使って建物つくるわ」
そうして、数ヶ月が過ぎた頃、ペスティサイド国からの宣戦布告が有った。
今回はペスティサイド国以外の国と共同して攻めてきている……
「サクラ、どう考えても兵力差が大きくない?」
「そうね、ねえミモザ……私が本気を出して敵を倒しても良いのかな?」
「戦争なんだから全力で戦うのは当然では無いの?」
「私が本気を出したら手加減できない……多分数百人規模の死傷者が出る」
「敵とは言え人に攻撃するのに抵抗有るのは分かる……けど、戦わないと住民に被害が出るよ」
「そうだよね……攻めてくる敵なのだから倒すのは仕方ないよね」
「私も一緒に行くから」
「ミモザは残って!」
「私も戦えるし、戦うよ」
「……わかった。一緒に戦おう。……ここ以外の国の防衛はツバキ様にお願いしてみる」
「決まったなら出撃だね。何人の兵を連れて行く?」
「ここの兵士って戦闘経験のない人達が殆どだよね……私の部隊と合流してここの街の防衛をお願いしようかな」
「……私たち二人だけで迎撃するの?」
「そうなるね。私一人でも良いけど……」
「分かった……行くわ!」
それから私の部隊と新兵にこの街を任せて私とミモザは敵が攻めて来ると予測される道に向かった。
「ミモザ、人数が多い場合、道が広くないと大変よね?」
「そうね」
「ではこの道を破壊しようか?」
「この道を?……そうかペスティサイド国との貿易なんて最近少ないし道が途切れても困らないか」
「それにここは山の中で道は一本しかない。この道を通行不可にすると森の中を抜けてくることになるが、森の中には大型の獣や魔獣が居るから……」
「敵が攻めにくくなると」
「そう。とりあえず道を破壊するわ」
私は土魔法を使い、道を破壊した。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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