40話
確かに私はツバキ様か兵士しか知らないから他の冒険者の強さを知らない。
「ダンジョンの弱い魔獣相手でも普通って苦戦するのですか?」
「そうだな……皆がツバキ様みたいに簡単に倒せる訳ではない。弱い魔獣と言っても小さくて素早いから攻撃を当てるのも難しいはずなんだがな」
「確かに素早いですね。でも魔法で体を強化したら……」
「それ簡単に言うけど、普通は難しくてなかなか出来ないはずなのだが」
「そうですか?」
「まあ出来る事は悪い事ではない。これからも怪我など無いように頑張ってくれ」
「ありがとうございます」
話し終わったので少し離れた所に居たツバキ様と合流したが、ツバキ様はまだギルドに用事があるそうなので私だけで街を見て回ることにした。
最近戦ってばかりだったので、色々な店を見ているだけでも楽しかった。
店を見ながら歩いていると急に男の人に声を掛けられた。
「サクラ様?」
「そうですが……」
「俺……いや私はデュランタです」
「……前にランタナの店に嫌がらせした人?」
「そうです。あの時は失礼しました」
「何か有ったの?前とかなり違うけど……」
「あの時……サクラ様の意見次第で私は死んでいたのだと知ってしまい……いつか機会が有ればお礼を言いたかったのです」
「反省して真面目に生きてるなら私の判断は間違ってなかったって事ね」
「ありがとうございます。今家族とここで小さいお店から再出発してます」
「色々売ってるのね……便箋って扱ってますか?」
「こちらに有ります」
案内してくれた所に綺麗な便箋が有ったので買う事にした
「ではこれ買います」
「あの時のお礼です。お金は不要です」
「気持ちは受け取るけどお金は払うわ」
結局半額を払う事で納得して貰えた。
買い物も終わったので、ツバキ様と合流し帰った。
翌日は休みになったので自宅とミモザに手紙を書いた。
書いたのはいいが、いつ渡そうかと考えていたらツバキ様が誰かを連れて部屋に来た。
「サクラ、友達が来たよ」
「友達?」
サクラ様の後ろをよく見たらミモザが居る……
「サクラ久しぶり」
「久しぶりねミモザ……元気だった?」
「色々有って避難先探してるの。少しの間ここに居ても良い?」
「私は嬉しいけど、家主はツバキ様だから……ツバキ様良いですか?」
「別に構わないが、親には私からミモザは此処に居ると伝えておく。それでいいか?」
「それでお願いいたします」
「ミモザ何が有ったの?」
「今、内乱起きそうなのよ……例のマートル様の婚約とかの件でね」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




