41話
マートル様の婚約とかの件で内乱が起きるかもしれない?
「戦いをしない為にもマートル様が隣国の王族との結婚を決めたはずでは?」
「元々はそうだったのよ……でもね、最近違う要求が増えて来て……」
「それはどんな要求か知ってるの?」
「事実上傀儡国家にするつもりみたいよ」
「そこまで?」
「それで今国内の一部貴族が反発してるのよ」
「でも内乱なんかしたら……それを理由に占領されそう」
「多分それも狙ってるのでしょうね」
「そんな事になっていたなんて……」
「離れてたら知らなくても仕方ないわ」
「他の人達はどうしてるの?」
「逃げられる人は疎開してる。行く先の無い人はそのまま……それと今、軍の給料が高いから志願する人も増えてるみたい」
「戦争になるのかな?」
「ならない事を祈る位しか出来ないね」
ミモザと再会できたのは嬉しいが……戦争とか起こって欲しくない。
私は一度ツバキ様に相談する事にした。
「ツバキ様、国内で戦争が起きそうだと聞きました」
「そう……嫌な話ね」
「何か戦争回避は出来ませんか?」
「出来る事は有るけど……」
「有るのですか!?」
「国なんか捨てて違う所に住んだらいい。無人の場所など探せば沢山ある」
「でも思い出とか……」
「私も妹の墓は守りたいけど、それは個人的な問題。今生きてる人の方が優先でしょ?それにあの土地は多分占領しても長くは居たくないと思うわ……ダンジョン多くて魔獣が出るから」
「魔獣……他国は少ないのですか?」
「近隣国では一番多いね。ダンジョンと魔獣の発生は関係してるし」
「それなら皆に引っ越すように提案を……」
「国を離れた私達が干渉するのはどうなのかな?意見を求められたら答えるけど……」
「そうですか……でも両親に話しても大丈夫ですか?」
「親子の会話を邪魔する気は無いよ。サザンカ領には妹の墓も有るから……正直許されるなら、サザンカ領だけ独立させたい気分だよ」
「私両親に手紙を書きます」
「急ぐだろうから書き終わったら私が直接持っていくよ。久々に妹にも挨拶したいし」
私は両親に手紙を書きその手紙をツバキ様に渡した。
ツバキ様はすぐに転移して行ったので私はミモザに私が国を出てからの事を聞いた。
「いきなり国外追放なんてしたから、マートル様の印象凄く悪くなったのよ。更に隣国の姫との婚約も有ったし……」
「でもあれは国を護るために……」
「今から思うとそうなんだけど、私は二人はお似合いだと思っていたから」
「そうかな?正直まだ私には結婚とかしたいと思えないのよね」
「そんな事言ってたら……と言いたいけど、実際そんな事言ってられなくなったね……」




